うさりく先生の陸上教室

 

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陸上競技に関する情報や基礎知識を発信します。陸上競技を始めた人、もっと知りたい人、また、指導者の皆さんにも参考になるブログです。

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マラソン・ロードレースでの給水などについて ~その2(陸王)~

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ラソンやロードレースなどの道路競走では水やスポンジおよび飲食物供給所(給水所)が設けられ、スペシャルドリンクと呼ばれる選手自身が持ち込む飲食物を給水所に置くことができることを先の記事で書きましたが、今回はその飲食物(スペシャルドリンク)に関することです。(2017年12月まで放映されたTBSドラマ「陸王」でも見られたシーンも関係します)。
2018年度ルール改正に伴う追記、削除があります(赤字部分、打消し部分) 

    

  

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先の記事、 

www.usariku.com

 

 

日本陸上競技連盟競技規則の道路競走に関する規則(2017年度版)には次のような記載があります(関係部分抜粋)。

〔国内〕  競技者が他の競技者の飲食物を摂った場合、審判長は、それが1回目の違反であれば警告とすべきで、2回目の違反があった競技者は失格させる。失格となった競技者は速やかにコース外に出なければならない。

この記載、実は訂正があります。

「摂った」は摂取することですが、この部分は、奪い取るの「取る」が正しい表現です(日本陸上競技連盟担当者確認済み)。

供給所のテーブルに置いてある選手が持ち込んだ飲食物(以下「スペシャルドリンク」)を取ることの記載です。

スペシャルドリンクが置いてあるテーブルには看板(国際大会などでは国別に置いてあり国旗付きの看板であるときもあります)などが設置され、選手に自分のスペシャルドリンクがどこにあるのかわかるようになってます。

また、選手は自分のスペシャルドリンクの容器に自分のものだとわかるように装飾物などを付けることもあります。

上記の規則(ルール)は、そのスペシャルドリンク「テーブルに置いある他の選手のスペシャルドリンクを取る」行為のことです。

それを1回行うと警告2回行うと失格ということです。

2017年12月に最終話を迎えたTBSドラマ「陸王」で選手同士がスペシャルドリンクを渡す場面があり、その行為が違反行為ではないかという話題がインターネット上にもありましたが、違反ではありません。

ルールには選手間の受け渡しが違反行為であるという記載はありません。

 

2018年度規則(ルール)改正で次のような記載になりました。

〔注意〕 飲食物や水、スポンジをタート地点から持ってきたり、主催者が設置した供給所で受取っている限りにおいては、競技者はそれらを他の競技者から受取ったりあるいは手渡してもよい。
但し、ある競技者が一人または複数の競技者にそのような方法で繰り返し飲食物の受渡しを行う場合は、規則に違反した助力と考えられ、警告を与えたり失格としてよい。

選手間での受け渡しは違反行為ではないのですが、ルールの太字部分、ある選手が繰り返し行うことを規則違反、助力とみなし、警告や失格としてよいとなりました。

ここからは想像ですが、その理由を考えてみました。
テーブル上のスペシャルドリンクを取る際は、他の選手との接触、転倒などの可能性も多く、テーブルに近い位置に移動し、時には速度を落とさなければならないこともあります。走るペースを乱されることになることも。
このようなことを回避するため、例えば同じ所属の選手間で特定の選手にはドリンクをテーブルから取らせず、他の特定の選手が代わりに取り、自身で取らない選手に渡すことが行えます。自身で取らない選手はペースを乱さず、選手間の接触や転倒のリスクも減ります。つまり、ある特定の選手に良い結果を出させるために、他の選手が意図的に協力できてしまします。
このような行為を禁止するためにできたのがルールの太字、但し書きの部分ではないかと想像します。
あくまでも想像ですが・・・

※赤字部分、打消し部分:2018年度ルール改正に伴う追記や削除箇所 

 

 

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駅伝の当日メンバー(エントリ―)変更

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箱根駅伝東京箱根間往復大学駅伝競走)など駅伝競走で「当日メンバー(エントリー)変更」を行うことがあります。
予定選手の不調?それとも作戦?・・・

 

大迫傑 決戦前のランニングノート (文春e-book)

 

トラック競技のリレーは、申し込み時典でオーダー(走順)までは決めず、競技会当日にオーダー(走順)を最終決定できますが、駅伝競走では異なることがあります。


多くの駅伝競走の申し込みは各区の選手を決めた上で行います。申し込み時には走順を決めなければならないのです。ただし、補欠の選手も申し込みができ、選手交替(メンバー変更)は可能です。

そのメンバー変更に条件がある場合が多いのです。

例えば、1月に開催される箱根駅伝東京箱根間往復大学駅伝競走)、メンバー変更について開催要項には次のように記載されています(2018年1月開催の大会資料より引用)。

メンバー変更
1) 往路、復路とも、当日レース開始1時間10分前に受け付ける。
2) 正競技者と補欠競技者の交替は4名までとする。
3) 変更は正競技者と補欠競技者との交替のみとし、正競技者間での区間変更は認めない。

ここで注目するのが 3) の記述、予め決められた各区の選手と補欠の入れ替えだけが可能なのです。

各区の間での変更は認められていません。例えば1区と5区の予め決められていた選手間の変更というようなことです。


出場予定の選手がケガなど(不調)で出場できないとき、補欠の選手が交替できます。

その不調による交替について、
例えば、全日本実業団対抗駅伝競走大会ニューイヤー駅伝)では(2018年1月開催の大会資料より引用)、

選手が故障や病気等のため出場できなくなった場合、補欠をその区間の交代として起用することができる

全国中学校駅伝大会全国高等学校駅伝競走大会では(2017年12月開催の大会資料より引用。両大会をまとめたため一部編集)、

必ず医師の証明が記載された走者変更証明書と走者変更届を大会当日の〇定められた時刻までに大会総務(学校受付)に提出すること。なお、大会当日オフィシャルドクターの診察を受けてもよい。

と不調の選手の交替と定めています。

全国中学校駅伝大会全国高等学校駅伝競走大会では医師などの証明も求められています。

これらの大会でも認められているのは予め決められた各区の選手と補欠の入れ替えだけです。


箱根駅伝全日本大学駅伝対校選手権大会(開催地:三重県)では、選手の不調については記載がありません。


ここからの部分は個人的な意見です。
メンバー変更時に提出する書類に医師の診断証明などの記載が必要な場合がある大会でも要項や競技注意事項に記載がない場合もあるかも知れないのですが、もし医師の証明が必要ないなら、好調な選手を補欠にし、当日不安な区間の選手と交替させることもできてしまいます。大会により各区の距離やコース条件(起伏や風など)が異なることもありますので、それも考慮しての交替が。
それはもしかすると作戦?と思ってしまいます。



このメンバー変更、日本陸上競技連盟駅伝競走規準には規定がありません。大会により異なることがあります。

中には各区の間での選手変更を認めている場合も。

私が関わることがある駅伝大会、大会要項及び競技注意事項に、

申込締め切り後のメンバー変更(区間の変更&競技者の変更)は認めない。
当日のメンバー変更(補欠の起用)は、競技者受付時に受け付ける。

との記載があります。つまり区間内の選手の交替は行えないと。
実際に大会当日この変更を申し出るチーム引率者がかなりいます。

トラック競技のリレーとは異なることがあります。

駅伝大会に申し込むときは確認の上申し込みしましょう。

 

 

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箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)

f:id:usariku:20170423225103p:plain第94回箱根駅伝東京箱根間往復大学駅伝競走)が開催される。

知らない人もかなり多い様である・・・ 

 

大迫傑 決戦前のランニングノート (文春e-book)

 

知っていますか?箱根駅伝は関東大会です

大学3大駅伝と呼ばれるのが出雲全日本大学選抜駅伝競走(開催地・島根県)、全日本大学駅伝対校選手権大会(開催地・三重県)、箱根駅伝東京箱根間往復大学駅伝競走)です。

もっとも注目されているのが箱根駅伝東京箱根間往復大学駅伝競走)ではないかと思います。

でも、箱根駅伝を除く2大会は全国大会ですが、箱根駅伝は関東大会なのです。

主催は関東学生陸上競技連盟

そのため日本陸上競技連盟のホームページの大会情報のページにに箱根駅伝はありません。

 

2017年に開催された先日行われた出雲全日本大学選抜駅伝競走では上位9位までが関東の大学、全日本大学駅伝対校選手権大会は上位15位までが関東の大学、その結果をみると箱根駅伝は全国大会といっても良いのかもしれません。

先日開催された女子の大学日本一を決める富士山女子駅伝全日本大学女子選抜駅伝競走)の優勝は立命館大学(京都)、上位校は各地の大学が混在しています。

男子は関東の大学に高校時代活躍した選手が集中しているともいえるのです。

その中で頑張っているのが多田修平選手(2017年世界陸上ロンドン・男子4×100mリレー第1走者・銅メダリスト)で注目をあびた関西学院大学兵庫県)、出雲全日本大学選抜駅伝競走ではアメリカ選抜のアイビーリーグ選抜1チームを加えて10位です。

箱根駅伝も全国大会にという声もあるようですが・・・

そうなるとのも面白いかもしれないと個人的には思います。

 

箱根駅伝の公式サイト

http://www.hakone-ekiden.jp/

 

 

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マラソン・ロードレースでの給水などについて

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ラソンやロードレースなどの道路競走では水やスポンジおよび飲食物供給所が設けられます。一般的にまとめて給水所と呼ばれることが多いものです。今回は給水などについて。 

    

  

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日本陸上競技連盟競技規則の道路競走に関する規則では、道路競走の標準となる距離は10㎞、15㎞、20㎞、ハーフマラソン、25㎞、30㎞、マラソン(42㎞195)、100㎞およびロードリレーとなっています。
本記事はこれらに適用されるルールに関してです。

まず給水所、道路競走のルールでは、水・スポンジおよび飲食物供給所水・飲食物供給所と記載されています。以下ルールの記載(必要部分のみ)とその説明です。

供給所の場所など、 

⒜ 水その他の飲食物はスタートとフィニッシュ地点に用意しなければならない。
⒝ 全ての種目において、約5km間隔で給水所を設けるものとする。10kmを超える種目の場合、水以外の飲食物も給水所で提供することができる。
〔注意〕ⅰ  種目の特性、気象条件、大多数の競技者の健康状況を踏まえ必要性が認められる場合、競技ルート沿いに一定間隔でより多くの水・飲食物供給所を設けることができる。
ⅱ 気象状況によっては体勢が整えられる場合に、ミストステーションも用意して良い。


スタート地点、フィニッシュ地点、そしてコースの約5km間隔で設けなければなりません。

また、例えばコースの起伏が激しいなどの種目の特性、暑いといった気象条件、大多数の競技者の健康状況に配慮する必要があると判断したときはより多くの供給所をコース沿いに一定間隔で設けることができます。

10kmを超える種目では水以外の飲食物も供給できます。

夏のマラソンなどで最近多く見られる、ミストステーションも競技中に水がなくなる、出なくなるなどきちんと使用できるものであるなら設置してもよいことになっています。2014年度のルール修改正でこのことが明記されました。

では、飲食物を提供するとき何をだして良いのか、

⒞ 飲食物には、飲料、エネルギーサプリメント、食品、その他の水以外のものを含めることができる。組織委員会は、状況に基づいてどの飲食物を提供するかを決定する。

組織委員会とは大会運営者などと考えてください(以下本記事中は同じ)。

具体的な物はルールでは示されていません。大会運営者が決めます。


選手自身による飲食物の持ち込みについて、

⒟ 飲食物は通常、組織委員会が提供するが、組織委員会は、競技者が自分で飲食物を用意することを認めることができる。
その場合、競技者は、どの供給所で自分の用意した飲食物を受け取るか指定しなければならない。

いわゆるスペシャルドリンクというものです。運営者が認めることが前提なので全ての大会で誰もが自由にということではありません。

例えば2018 年(平成30年)2 月25日に開催の「東京マラソン2018 」の「エリート 募集要項」を見ると、

スペシャルドリンク受付 ※ 希望者のみ
2月25日(日) 6:00~7:00 京王プラザホテル
※ 容器は各自で準備のこと(装飾物を含めたサイズ:直径8cm、高さ35cm まで)

と記載されています。

まず「エリート」とは(同要綱より引用)、

参加資格
(1) 次の①・②・③の条件を満たす競技者
①2017 年度日本陸上競技連盟登録競技者
②2018 年2 月25 日現在満19 歳以上の者
③国内外の公認競技会で2015 年2 月1 日以降申込期日までに下記の公認記録を出した者
男子 マラソン2 時間21分以内、ハーフマラソン1 時間01分00 秒以内、10000m 28分00秒以内
女子 マラソン2時間52分以内、ハーフマラソン1 時間11分00 秒以内、10000m 32分00 秒以内
(2)日本陸上競技連盟が推薦する男女競技者
(3)日本陸上競技連盟が招待する外国・国内男女競技者

その人数は(同要綱より引用)、 

定 員 男女計100 人 

です。

その名のとおりエリート、選ばれた競技者、その競技者たちだけがスペシャルドリンクの持ち込みができるのです。

この東京マラソンの場合はスタート時刻(午前9時10分)の2時間10分前までに指定の場所(京王プラザホテル)で運営者に預けます。
また競技者はどの供給所で受け取るか決めて渡さなければなりません(この記載は要項にありませんがルールで定められています)。


 

数千人程度が参加する日本陸上競技連盟公認のマラソン大会を運営することがあります。
その際にルールに則り供給所を設け、大会要項や競技注意事項でその位置や供給物の記載も行っているのですが、大会後に参加した競技者から、ある特定の食べ物や飲み物がほしかった、時には「あるのが当たり前だ」という声が上がります。

気持ちはわかりますが、競技者全ての要望に応えるのは困難です。

日本陸上競技連盟公認大会に参加するときは、まずルールを知り、どこで何が供給されるか大会前に調べる、わからなければ運営者に問い合わせた上で大会に臨むことが、好レースにつながるのではないかと思います。

大会準備、競技者にも大切なことです。 

 

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走幅跳・三段跳のナンバーカード(アスリートビブス)は背または胸につけるだけでもよいのか?

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日本陸上競技連盟競技規則は国際陸上競技連盟規則(IAAF規則)に準拠しているのですが、中にはおかしな記載になっていることがあります。そのひとつ、走幅跳三段跳のナンバーカードのつけ方についてです。

2019年11月、国際陸上競技連盟(IAAF)はワールドアスレティックスWorld AthleticsWAに名称変更されました。
2020年度の競技規則改正で「ナンバーカード」は「アスリートビブス(ビブス)」に呼び方がかわりました。
本記事中では一部を除き旧名称で記載しています。 

    

  

 

日本陸上競技連盟競技規則(以下、JAAF規則)は、IAAF規則に準拠し記載され、

日本陸連独自に追加したもので、国内競技にのみ適用する事項を〔国内〕、
・IAAF規則の注意であり、国内競技でも適用する事項を 〔注意〕、
・IAAF規則に記載されているが、国内競技には適用しない事項を〔国際〕、
・IAAF規則の注意であるが、国内競技には適用しない事項を〔国際-注意〕
として追記されているものです。

しかし、走幅跳三段跳でのナンバーカードを背または胸につけるだけでもよいのかについては記載が通常と異なるのです。

まず、その経緯、

2012年度時点までは跳躍種目の中で棒高跳走高跳の競技者だけがナンバーカードを背または胸につけるだけでもよかったのです。

2012年度のJAAF規則でも、

棒高跳走高跳の競技者は、背または胸につけるだけでもよい。

と記載されており、IAAF規則も同内容の記載でした。

2013年度JAAF規則には修改正があり、 

跳躍競技の競技者は、背または胸につけるだけでもよい。 

と記載され、棒高跳走高跳の競技者だけに限らず、跳躍競技走高跳棒高跳走幅跳三段跳の競技者がJAAF規則では対象となりました。

ところが、IAAF規則では、 

棒高跳走高跳の競技者は、背または胸につけるだけでもよい。

かわっていないのです。

つまり、国内競技では「跳躍競技走高跳棒高跳走幅跳三段跳)」、IAAF規則に則った国際競技会では「棒高跳走高跳」だけなのです。

通常JAAF規則は(〔注意〕〔国際-注意〕は省く)、

①IAAF規則(JAAF規則準拠部分)
②〔国内〕日本陸連独自に追加したもので、国内競技にのみ適用
③〔国際〕IAAF規則に記載されているが、国内競技には適用しない

という形式で書かれていますが、①の部分が「棒高跳走高跳(IAAF規則)」、「跳躍競技(JAAF規則)」というようにIAAF規則とJAAF規則での共通項目として①に記載されるべき内容が異なってしまったのです。

しかも、JAAF規則では②〔国内〕や③〔国際〕の追記もありません。

 

その後IAAF規則は2017年度までそのままかわっていません。


JAAF規則は2014年度に、

〔国際〕 走高跳棒高跳の競技者は、背または胸につけるだけでもよい。

とう記載が追記され、IAAF規則に記載されているが、国内競技には適用しない事項として、走高跳棒高跳の競技者は、背または胸につけるだけでもよいということを加えました。

JAAF規則2017年度までこのままです。

 

2017年度まで国内大会は「跳躍種目」、IAAF規則に則る国際大会では「走高跳棒高跳」が続いています。

2016年のリオデジャネイロオリンピックや2017年の世界陸上ロンドン大会の走幅跳三段跳の写真や動画などをみると確かに競技者は背中にもナンバーカードを付けています。

 

ではこれからは・・・

既に2017年11月1日より適用されているIAAF規則では、これまで「the High Jump and Pole vault,」(走高跳棒高跳)だった部分が「the Jumping Events」(跳躍種目)に修改正されています。

JAAF規則と同じ意味合いになります。

合わせて2018年度よりJAAF規則も

 

〔国際〕 走高跳棒高跳の競技者は、背または胸につけるだけでもよい。 

という但し書きがなくなるのだと想像します。 

個人的な感想ですが、IAAF規則がJAAF規則に歩み寄った、あるいはIAAF規則が修改正を誤っていたのではなかと思えてしまう事柄です。

 

タイトルに対する結論ですが、走幅跳三段跳のナンバーカードは国内競技、国際競技に関係なく、背または胸につけるだけでよいということです。

但しこれは義務ではありません

国内の競技会などでときどき見る光景、跳躍種目とトラック種目に参加の競技者で、跳躍種目の競技途中や終了後直ぐにトラック種目の競技時刻になるときがあります。トラック種目の競技場所に移動してきた際、背中のナンバーカード(アスリートビブス)がついていないことがあります。これはNGです。忘れる心配があるなら背中ナンバーカード(アスリートビブス)を付けて跳躍種目に出場しましょう。

2019年11月、国際陸上競技連盟(IAAF)はワールドアスレティックスWorld AthleticsWAに名称変更されました。
2020年度の競技規則改正で「ナンバーカード」は「アスリートビブス(ビブス)」に呼び方がかわりました。
本記事中では一部を除き旧名称で記載しています。 

 

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日本陸上競技連盟競技規則(ルール)の修改正

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前回リレーのテイク・オーバー・ゾーンの長さが2018年度よりかわるという記事を書きました。ルール、日本陸上競技連盟競技規則の修改正について。 

    

 

日本陸上競技連盟競技規則(ルールブック)はかなりのボリュームがあります。
書籍のページ数は2017年度版で518ページ、そして毎年度修改正があり、特に近年はその量が多くなっています。

 

 

そもそも日本陸上競技連盟競技規則は国際陸上競技連盟競技規則(IAAF規則)に準拠しているのですが、国内競技のみに適用する規則などIAAF規則にないもの、IAAF規則に定められていることで国内競技では適用しないものなどもあります。それらについての記載は規則(ルール)の中で次のように〔 〕で表記されている部分です。表記中にでてくる「本連盟」とは日本陸上競技連盟のことです。

〔国内〕本連盟独自に追加したもので、国内競技にのみ適用する。
〔注意〕IAAF規則の注意であり、国内競技でも適用する。
〔注釈〕本連盟が補足として追記したもの。
〔国際〕IAAF規則に記載されているが、国内競技には適用しない。
〔国際- 注意〕 IAAF規則の注意であるが、国内競技には適用しない。

国内独自の規則をIAAF規則に合わせる傾向がここ近年多くなっています。

その理由は2020年東京オリンピックの開催や日本選手が国際大会に出場したとききちんとIAAF規則に対応できるためでもあります。

日本陸上競技連盟競技規則が準拠しているIAAF規則が英文であるため、それを和訳した際に微妙な表現の違いがでることがあります。2017年度の修改正では、その部分の見直しが多く発生しています。

例えば、腰ナンバー標識(腰ナンバー)に関する部分、

2016年度規則では、

写真判定装置を使用する競技会において、主催者は競技者のショーツまたは下半身の横に粘着性の腰ナンバー標識をつけさせる

と記載されていましたが、

2017年度規則では、

写真判定装置を使用する競技会において、主催者は競技者のショーツまたは下半身の横に粘着性の腰ナンバー標識をつけさせることができる

と、IAAF規則では変更がない部分の修改正がありました。

では、毎年ある修改正点、競技役員はどのようにして知るのか。

毎年度末に翌年度の規則(ルール)の改修正点についての講習を受けます。合わせて日本陸上競技連盟全国競技運営責任者会議の資料のひとつである競技規則修改正に関する資料、修改正前と後が左右に記載された表になったものを受け取ります。

その講習や資料で新年度の競技規則修改正を覚え、新年度に臨みます。

つまり、この講習を毎年受講するのが原則義務で、審判員資格の更新の意味合いもあいます。審判員の資格は毎年更新なのです。

このブログを書くにあたっても、ここ数年の日本陸上競技連盟競技規則、過去5~6年の競技規則修改正に関する資料、英文のIAAF規則数年分を見ることがあります。

2018年度の修改正に伴い、過去のブログも変更する部分が出てきますので既に読んだ記事も再度ご覧いただく必要があるかも知れません。 

 

  過去の記事一覧f:id:usariku:20170501233717p:plain

 

 

 

 

 

リレーのテイク・オーバー・ゾーンが30mになります!

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リレーのバトンパスが行えるテイク・オーバー・ゾーンが2018年度のルール改正で20mから30mになります(種目が限られます)。
2018年3月6日、一部訂正・追記(赤字部分)、打消し 

    

 

 

 

4×100mリレー4×200mリレーメドレーリレー第1走者と第2走者間、第2走者と第3走者間(第1走者が100mで第2走者が200m、第3走者が300mの場合)のテイク・オーバー・ゾーンバトンパスが行える区間の長さが20mから30mに変更されます。

この変更、屋外で行われる競技会の場合でのことです。室内競技のリレー(4×200mリレー)では変更ありません。

メドレーリレーの第3走者と第4走者間(第3走者が300mで第4走者が400mの場合)、4×400mリレー、それ以上の距離のリレーでは20mで変更ありません

また、4×200mリレーで第3走者の途中からレーンがオープンになる場合は、第3走者と第4走者間のテイク・オーバー・ゾーンは20mのままでかわりません。

つまり改正前のルールにある、テイク・オーバー・ゾーンの前10m以内のところから走り始めてもよい加速ゾーン(通称「ブルーゾーン」)がある場合にそこでもバトンパスを行って良いことになります。

ルール改正に伴いトラック上のマーキング(ラインなど)もかわります。
次の図、左側のものが右側のようになります。

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ただし既存の競技場は新しい位置にテイク・オーバー・ゾーン入口のマーキング(ラインなど)がありません

直ぐに対応できない場合は改修工事などを行う際に変更していくことになります。

新しくマーキングされていない競技場では、変更されるまで加速ゾーンの入口の助走マーク(通称、ブルーライン)がテイク・オーバー・ゾーンの入口です。


テイク・オーバー・ゾーンが30mに変更、国際ルールでは既に2017年11月1日より適用されています。

日本では2018年2月の日本陸上競技連盟の会議で最終決定、2018年4月から適用される予定で手続きがすすめられています。

日本でも2018年度から適用されます。

  

次の記事はリレーのバトンパスや加速ゾーンに関することが書かれていますが、中には20mの時の記載がありますのでご注意ください。記事に出てくる加速ゾーンはなくなります。 

 

f:id:usariku:20170418121827p:plain なぜ30mになったのか。

まずバトンパスが正しく行われたかの判定をより正確にするためです。

バトンの受け渡しの際、競技役員は加速ゾーンとテイク・オーバー・ゾーンそれぞれの入口を見なければなりません。加速ゾーンの入口では、次走者が走りだすときに加速ゾーンの入口の助走ライン(ブルーライン)よりスタート方向のトラック上に足がでていないかなどを、テイク・オーバー・ゾーンの入口ではテイク・オーバー・ゾーンに入る前にバトンパスの行為が開始されていないかなどを見ています。

規模の大きな競技会ではビデオ判定という映像で録画したものを見て判定することがありますが、まだほとんどの競技会では競技役員が目で見ています。

30mにすることで、競技役員がこれまで2か所を見なければならかった部分が1か所になりますのでより正確な判定が行われることが期待できます。

そしてもう一つの大きな理由はルールが単純になり、選手だけでなく観戦している観客にもわかり易くなるということです。

 

テイク・オーバー・ゾーンに入る前にバトンパスの行為が開始されて失格になることは小中高校生などではよく起きています。受け渡しを行う選手の走力差が大きいとき、次走者の走り出しが遅すぎるとき、走力がないのに加速ゾーン全体を使用しているとき、ルールを理解していないときなどが主な原因だと想像します。
この失格、国際大会ではめずらしいケースですが、2016年のリオデジャネイロオリンピックで起きています。

それに関することは次の記事で。 

 

このオリンピックでの失格はレアケース、30mと決める際には国際大会に出場するレベルのチームでは10mの加速ゾーンを超えてのバトンパスが当たり前でルール改正による有利不利はなく、むしろ上記のような理由でメリットの方が多いということになったそうです。

競技役員としての立場、指導者で指導する立場では歓迎されることだと思います。

しかし、選手の走力差があるときなどは戦略(走順)にも影響するかもしれません。例えば前走者より次走者の方がかなり走力があるときには、すぐ受け取ることができ次走者を長く走らせることができるなど・・・


2020年東京オリンピックでは男女混合4×400mリレーの採用が正式決定しました。 

 

リレーのテイク・オーバー・ゾーンが30mになることについての最新記事です。
本記事と重複する内容もありますが、ご確認ください。 

 

リレーが色々とかわります!!

  

  過去の記事一覧f:id:usariku:20170501233717p:plain

 

 

 

男子第68回、女子第29回全国高等学校駅伝競走大会

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2017年12月24日(日)、男子第68回、女子第29回全国高等学校駅伝競走大会開催。 

    

 

 

ハリー・ポッターを観るなら<U-NEXT>

 

男子第68回、女子第29回全国高等学校駅伝競走大会が、2017年12月24日に京都市西京極総合運動公園陸上競技場をスタート、フィニッシュとする京都市西京極陸上競技場付設駅伝コースで開催されます。
都道府県予選会を突破した男女各47校が参加します。

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 種目と競技開始(スタート)時刻

女子:5区間 計21.0975km、10時20分
男子:7区間 計42.195km、12時30分
※各区間の詳細は、下記リンクでご確認ください。


以下、関係リンクです。

f:id:usariku:20170423184004p:plain コース・区間情報


f:id:usariku:20170423184004p:plain 予選会・出場校情報


f:id:usariku:20170423184004p:plain 中継所交通案内(PDF)

http://www.koukouekiden.jp/course/pdf/notice2017_04.pdf

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 西京極総合運動公園の全体図(PDF)

http://www.koukouekiden.jp/course/pdf/notice2017_10.pdf

 

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain メイン会場アクセス・応援についての注意事項


西京極総合運動公園には一般の駐車場はありません。

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 大会当日の交通規制情報

f:id:usariku:20170423184004p:plain 大会前日・当日の西京極総合運動公園周辺交通規制図(PDF) 

http://www.koukouekiden.jp/course/pdf/notice2017_07.pdf

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 過去の記録

大会全記録 | 全国高等学校駅伝競走大会

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 大会実施要項  
f:id:usariku:20170423184004p:plain 競技注意事項 
f:id:usariku:20170423184004p:plain  大会公式サイト 
f:id:usariku:20170423184004p:plain オンエア情報(予定) 

 (女子)
NHK総合テレビ :10時05分~11時54分 
NHKラジオ第一 :10時05分~11時55分 
(男子)
NHK総合テレビ :12時15分~14時55分
NHKラジオ第一 :12時15分~15時00分

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 駅伝に関する本ブログの記事

全国高等学校駅伝競走大会では、各区間において先頭通過後20分をめどに繰り上げスタートが行われます。 

 

  過去の記事一覧f:id:usariku:20170501233717p:plain

 

 

 

駅伝の通算記録・区間記録・繰り上げスタートの記録

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駅伝では通算記録区間記録があります。また繰り上げスタートを行った場合、該当チームの結果は記録で判定されます。今回はその考え方について。

 

大迫傑 決戦前のランニングノート (文春e-book)

 

駅伝では通算記録(スタートから各区の中継線まで、最終的にはフィニッシュまで)、区間記録があります。
また繰り上げスタートを行った場合、該当チームの結果(順位)は記録で判定されます。

まず駅伝のルールに関するこれまでの記事、必要に応じて参照してください。 

 

駅伝に関するルールとして日本陸上競技連盟駅伝競走規準(以下「駅伝競走基準」)があります。

その中に記録の計測について、

競技者がフィニッシュラインまたは中継線に到達したときのスタートからの時間を計測する。

という記載があります。

記録は常にスタートからの時間で計測します。つまりスタートしたらフィニッシュまで時計が止まることはありません。

一般的にスタートからフィニッシュまでの通算時間を通算記録、各区間の選手の記録を区間記録と呼びます。

次の図、ある1チームを見た、繰り上げスタートが行われない場合です。
横(右)方向に時間の経過をあらわしています。

f:id:usariku:20171217083142j:plain

スタートからフィニッシュまで(青線)が通算記録
スタートから①(2区の中継線)に選手が到達するまでが1区の区間記録
①から②(3区の中継線)に選手が到達するまでが2区の区間記録
②から③(4区の中継線)に選手が到達するまでが3区の区間記録
③からフィニッシュに選手が到達するまでが4区の区間記録
です。
※上記の「選手が到達する」とは厳密には中継線やフィニッシュラインのスタートラインに近い端の垂直面に選手のトルソー(頭、首、腕、脚、手または足とは区別される胴体)のいずれかの部分が到達すること

   

では繰り上げスタートが行われるとどうなるか。

繰り上げスタートを行うと繰り上げスタートを行ったチーム間だけでなく、繰り上げスタートを行わなかったチームが繰り上げスタートを行ったチームに抜かれると順位がわかりにくくなります。

そのため最終的な順位を判定するのは記録で行うことになります。

次の図は、4区の中継線の到達が1着だったチーム(チームA)と繰り上げスタートを行ったチーム(チームB)の2チームを例としたものです。

先頭(チームA)の4区の選手のスタートから20分経過で繰り上げスタートを行います。

これも横(右)方向に時間の経過です。

またチームBには2つの図があります。下がスタートからフィニッシュまで繰り上げスタートを行わなかったと仮定した場合で実際にかかった時間を一直線上に並べたもの、上(チームAの下)が繰り上げスタートを行った4区だけのものです(この図をここでは「中の図」と呼びます)。

f:id:usariku:20171220011641j:plain

 

①がチームAの4区がスタートした時(3区の選手が4区の中継線に到達したとき)、
②がチームAの4区のスタート①から20分経過した時、この時チームBの4区の選手が繰り上げスタートを行います。中の図の中継線がチームB4区の選手のスタートラインです。

繰り上げ②のスタートは①から20分経過ですが、ちょうど20分00秒でスタートの合図が出せない場合もあり得ますので実際には1区のスタートから繰り上げスタートの合図②までの経過時間を繰り上げスタートが行われた時間とします。

チームBの4区の選手の区間記録はその選手が繰り上げスタートを行った②から中の図のフィニッシュ④までの時間となります。フィニッシュ④(1区のスタートから④までの通算記録)から②を引いた記録です。

しかしこのチームBの4区の選手は繰り上げスタートを行っているため、中の図のフィニッシュ④の時間がチームBの通算記録ではありません。

通算記録は3区の選手が4区の中継線に到達した時間と4区の選手が繰り上げスタートを行った時間の差を加えなければなりません。ここではこの加える記録を加算記録と呼びます(ルール上の言葉ではありません)。

③がチームBの3区の選手が区間を終えた、つまり4区の中継線に到達した時間(1区のスタートから③までの通算時間)です。

③の記録が計測されたらチームBとチームAの実際の差(遅れ)が明確になります。
④と③の差です。これが加算記録です。

チームBのフィニッシュの通算記録は4区の選手がフィニッシュしたときの④に加算記録を加えた実記録⑤です。

 

繰り上げスタートの記録計測、かなりややこしいように見えますが、1区のスタートから各区の中継線に前区の選手が到達した時間、1区のスタートから最終区の選手がフィニッシュラインに到達した時間、繰り上げスタートが行われた時は、1区のスタートから繰り上げスタートの合図までの経過時間、これらの記録があれば計算が可能です。

この計算、最近では多くの競技会で競技運営システムが行ってくれます。
次の画像は駅伝用のある競技運営システムの画面です。

上記の繰り上げの図をあてはめます。

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①がチームAの4区がスタートした時(3区の選手が4区の中継線に到達したときの1区のスタートから通算時間)
ここでは3時間00分00秒です。
 

f:id:usariku:20171220011935j:plain

②はチームBの4区の選手が繰り上げスタート行った1区のスタートからの通算時間です。ここでは4区の先頭のスタートから20分経過の3時間20分00秒です。

 

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③はチームBの3区の選手が4区の中継線に到達したときの1区スタートからの通算記録3時間30分00秒です。③3時間30分00秒 - ②3時間20分00秒の10分00秒が加算記録です。この加算記録は競技運営システムで自動計算されます。

 

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チームBのフィニッシュの通算記録は4区の選手がフィニッシュしたときの④4時間30分00秒に加算記録10分00秒を加えた実記録⑤4時間40分00秒です。この⑤も競技運営システムで自動計算されます。

繰り上げスタートが行われない場合は単純ですが、繰り上げスタートが行われても、競技運営システムが自動計算してくれるため、かなり競技運営は楽になりました。

 

 

  過去の記事一覧f:id:usariku:20170501233717p:plain

 

 

 

第25回全国中学校駅伝大会開催・関係リンクなど


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2017年12月17日(日)、第25回全国中学校駅伝大会開催。

 

    

  

 

第25回全国中学校駅伝大会が、2017年12月17日に滋賀県の希望が丘文化公園で開催されます。47都道府県の代表と開催地代表、開催市町地元選抜チーム、男女それぞれ49チームが参加します。

 

種目と競技開始(スタート)時刻、

女子の部(5区間 計12km)、11時00分
男子の部(6区間 計18km)、12時15分
※各区間の詳細は、下記リンクのコース図でご確認ください。

 

 

以下、関係リンクです。

 

大会要項(PDF)、

http://www.zenkokuekiden-shiga.jp/pages/about/doc/0229TaikaiYoukou.pdf


競技注意事項(PDF)、

http://www.zenkokuekiden-shiga.jp/pages/about/doc/0329KyougiTyuuiJikou.pdf

 

出場校一覧(PDF)、

http://www.zenkokuekiden-shiga.jp/newinfo/participated_school_correct.pdf

 

記録速報、

http://www.zenkokuekiden-shiga.jp/sokuho/index.html

 

過去大会記録、

http://www.zenkokuekiden-shiga.jp/pages/about/index.html

 

コース図、会場周辺図、会場図、駐車場、

第25回全国中学校駅伝大会会場案内

 

メイン会場アクセス、

www.kiboupark-shiga.or.jp

 

大会前日・当日のシャトルバス時刻表(PDF)、

http://www.zenkokuekiden-shiga.jp/pages/about/doc/ShuttleBus.pdf

 

大会公式サイト、

第25回全国中学校駅伝大会

 

 

駅伝に関する本ブログの記事、 

 

 

全国中学校駅伝大会では、原則として繰り上げスタートは行いません。ただし、大会運営上審判長の判断によりやむを得ない場合は、繰り上げスタートを行う場合もあります。 

  過去の記事一覧f:id:usariku:20170501233717p:plain

 

 

 

駅伝の繰り上げスタート

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駅伝に関する記事です。今回は繰り上げスタートについて。

 

大迫傑 決戦前のランニングノート (文春e-book)

 

「繰り上げスタート」、よく耳にするのが箱根駅伝(正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝競走」)です。繰り上げスタートのために「母校のたすきがつながらない」ということがあります。

本記事にでてくる中継線などについては、過去の記事を参照してください。 

 

駅伝のルール、日本陸上競技連盟駅伝競走規準(以下「駅伝競走基準」)には繰り上げスタートについて次のように書かれています。 

繰り上げスタート
1. 走者の中継所への到着がはなはだしく遅れた場合、繰り上げスタートを行うことができる。その条件は競技会前に各チームに公表する。
2. 繰り上げスタートは、審判長または中継所主任の指示で行なう。この場合、中継線をスタートラインとする。

 

「走者の中継所への到着がはなはだしく遅れた場合」、多くは先頭の選手より遅れた場合をいいます。

遅れが大きくなると、交通規制時間の問題、競技会によっては会場施設の利用時間、また例えば中学生の部、一般の部というように複数部門の駅伝がありスタート時刻が異なるときは次のスタートへの影響というように繰り上げスタートを行う理由はいくつかあります。

繰り上げスタートを行う可能性がある大会では、繰り上げスタートを行うのは何区で先頭の選手(チーム)がその区間をスタート(厳密には前区間の選手が中継線に到達)してから、何分経過すると繰り上げスタートになると各大会で決められています。

例えば、先頭の選手(チーム)が中継線に到達してから20分経過後に繰り上げスタートを行うならば、前区間の走者がその20分経過までに中継線に到達していないチームは一斉に繰り上げスタートを行います。

その時のスタートラインは中継線です。

ときどきあるのが間に合うかぎりぎりの時、間に合うようならその時たすきを受け取る次走者は中継線上を含む進行方向に移動し、たすきの受け渡しを行わなければなりません。


間に合わなければ、繰り上げスタートとなります。前走者からたすきを受け取れない、つまりたすきが途切れてしまうときです。

 

  過去の記事一覧f:id:usariku:20170501233717p:plain

 

 

 

駅伝の記録計測・順位の判定

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駅伝で使われるたすき(襷)についての記事を書きましたが、今回は駅伝での記録計測や順位の判定についてです。

 

 大迫傑 決戦前のランニングノート (文春e-book)

 

駅伝は、日本独自の競技で、日本陸上競技連盟駅伝競走規準(以下「駅伝競走基準」)という日本陸上競技連盟日本陸上競技連盟競技規則(以下「陸連競技規則」)とは別に定めた基準に則って実施します(駅伝競走基準に掲載されていないことは陸連競技規則や大会独自の規則に則っとります)。

基本的にはマラソンなどの記録計測と順位の判定と同じ、次の記事のとおりです。 


規模の大きな大会では、トランスポンダーシステムが使用され、計測用チップナンバーカード(通称「ゼッケン」)に装着、ナンバーカードは胸面につけます。

2018年1月1日に開催の「ニューイヤー駅伝 in ぐんま~第62回全日本実業団対抗駅伝競走大会~」もこのタイプです。その競技注意事項には次のように記載されています。

「ナンバーカード」は、主催者が用意し、選手1人に5枚(チップ装着1枚、通常のもの4枚)配布する。
選手はナンバーカードをユニフォームの胸背両面に折り曲げることなく付ける。チップの装着されたものは胸面に、通常のものは背面に付ける。

ナンバーカードが選手1人に5枚なのは、ユニフォームの胸と背、一番上に着用するウェアーの胸と背、荷物に付けるためです。

たすき(襷)にトランスポンダーシステムの計測用チップが装着されていることもあります。

ストップウォッチによる計測もあります。

そして駅伝競走基準では順位の判定や記録の計測について、

競技者がフィニッシュラインまたは中継線に到達したときの着順を判定する。
競技者がフィニッシュラインまたは中継線に到達したときのスタートからの時間を計測する。

と記載され、更に、

中継の着順判定およびタイムの計測は、前走者のトルソーが中継線に到達した時とする。

となっています。

つまり、トルソー(胴体の頭、首、腕、脚、手または足とは区別される)のいずれかの部分がフィニッシュライン中継線スタートラインに近い端の垂直面に到達したことで決まります。

これはトラック競技のフィッシュと同じです。

また、ここで記載の中継線とは次区間の選手が待っているライン、そこから進む方向20mの間でたすきの受け渡しを行わなければなりません。

トルソーの到達で決まるため、規模の大きな大会では、トルソーに近いナンバーカードにトランスポンダーシステムの計測用チップが装着されるようになってきているのです。

従って、1区スタートラインから2区の中継線まで区間最終区はその最終区の選手が待つ中継線からフィニッシュラインまで区間他の区(2区から最終区の前までの区)は自身が待つ中継線から次走者が待つ中継線まで区間です。

記録の計測や順位の判定はトルソーの位置で決まるのであって、たすきの位置ではありません。

数年前に行われた大学生の駅伝で、1区の1位(区間賞)争いを行っているふたりの選手、ひとりはたすきを持つ手を伸ばして2区の中継線に到達し直ぐに2区の選手にたすきを渡し、もうひとりはたすきを持つ手を伸ばさず2区の中継線に到達し2区の選手にたすきを渡すのが遅かったのですが、手を伸ばさない選手のトルソーが早く中継線に到達していたのでその選手が区間1位、しかし選手を進行方向正面から見ているテレビ放映の実況のアナウンサーにはたすきを先に渡した手を伸ばして中継線に到達した選手が区間1位に見えたようで、思わず区間1位と2位を逆に言ってしまいました。

見る位置により順位が異なるように見えてしまった例です。

 

  過去の記事一覧f:id:usariku:20170501233717p:plain

 

 

 

第20回全国小学生クロスカントリーリレー研修大会(小学生の駅伝全国大会)開催


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日本陸上競技連盟が主催する第20回全国小学生クロスカントリーリレー研修大会開催。

 

大迫傑 決戦前のランニングノート (文春e-book)

【謎解き動画(小学生向け)】

 

日本陸上競技連盟が主催する第20回全国小学生クロスカントリーリレー研修大会が、12月10日、大阪の万博記念公園特設コースで開催されます。

参加するのは各都道府県代表チームと開催地 (大阪) から推薦され、主催者が認めた計50チームです。 

 

その参加資格、予選会、予選会でみた応援のルールやマナーなどは、次の記事をご覧ください。 
第20回全国小学生クロスカントリーリレー研修大会は実業団駅伝でも強豪チームである日清食品グループ陸上競技部を有する日清食品ホールディングス株式会社が協賛、バックアップする大会です。

夏に開催される全国小学生陸上競技交流大会も同様。その予選会では参加賞として日清食品の商品も配布されました。 

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夏の大会に関する記事 


第20回全国小学生クロスカントリーリレー研修大会は12月9日に研修会が行われます。その研修会は、インスタントラーメン発祥の地である大阪府池田市池田市民文化会館で行われます。

 

以下、関係リンクです。

 

大会の要項はこちら(PDF)、

http://www.jaaf.or.jp/files/competition/document/1204-1.pdf


日程や出場チームはこちら、

www.nissin.com

 

出場チーム、選手名の一覧(2017年11月21日時点)はこちら(PDF)、

http://www.jaaf.or.jp/files/upload/201711/20_200449.pdf

 

クロスカントリーリレーに参加しない選手が出場する友好タイムトライアルレース(1.5km)の出場予定選手はこちら(PDF)、

(男子)http://www.jaaf.or.jp/files/upload/201711/20_200530.pdf

(女子)http://www.jaaf.or.jp/files/upload/201711/20_200600.pdf

 

アクセスの詳細はこちら、

www.expo70-park.jp

 

万博公園の園内マップはこちら(PDF)、

http://www.expo70-park.jp/sys/wp-content/uploads/21fef3aa514ca135d8c21edccd01942d.pdf

 

競技結果(リザルト)は以下のサイトに掲載、

日本陸上競技連盟(大会情報ページ)

www.jaaf.or.jp

大阪陸上競技協会サイト内リザルトページ

http://www.oaaa.jp/results/nichi_H29.html

 

全国小学生クロスカントリーリレー研修大会は走路がクロスカントリーコースですが、小学生の駅伝全国大会ということです。

 

チームのたすき(襷)をつなげ!がんばれ小さなアスリート!

 

 たすき(襷)のはなし

記録計測や順位の判定について  

2017/12/12 リンク部分リザルトの掲載「予定」の「予定」を削除、「記録計測や順位の判定について」の記事紹介を追加

 

 

  過去の記事一覧f:id:usariku:20170501233717p:plain

 

 

 

駅伝、たすき(襷)に関するルール

f:id:usariku:20170423225103p:plain各地で駅伝が開催されています。選手はたすき(襷)をつなぐため懸命に走ります。マラソンとは異なる独特な雰囲気です。そのたすきについて。

 

大迫傑 決戦前のランニングノート (文春e-book)

 

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駅伝、もう世に知れ渡っていますが日本で生まれた競技です。
そのため国際ルールがありません。海外でも「EKIDEN」と呼ばれます。

日本陸上競技連盟は独自に「日本陸上競技連盟駅伝競走規準」(以下「駅伝競走規準」)という規準を設け、各主催者はこの基準に則って運営します。

この基準に掲載されていないことについては日本陸上競技連盟競技規則、大会独自の規則がある場合は各大会の大会規定や競技注意事項に記載のとおり競技は行われます。

このことを示す内容として、各大会の競技注意事項に「本大会は、〇〇 年度日本陸上競技連盟競技規則・同駅伝競走基準ならびに本大会申し合わせ事項に基づいて実施する。」というように記載されています。

 

この駅伝のたすき、何でも良いというものではありません。

駅伝競走規準では(以下、基準の引用は一部抜粋等あり)、

たすきは布製で長さ1m600~1m800、幅6㎝を標準とする。
たすきをチームが持参する競技会では、事前に大会本部におい
て承認を得なければならない。


布製であることや大きさが定められており、主催者が準備する場合やチームが持参する場合など大会 により異なります。

「母校のたすき」や「伝統あるたすき」とよく言われる大会は、チームが持参する大会です。

そしてたすきの掛け方にも定めがあります。 

たすきは、必ず肩から斜めに脇の下に掛けなければならない。 


たすきはずっと手に持って走ったり、首からぶら下げて走ったりしてはけないのです。定めどおりにしていないと失格になることもあります。


また、たすきの受け渡しにも定めがあります。

中継線は幅50㎜の白線で示す。たすきの受け渡しは、中継線から進行方向20mの間に手渡しで行わなければならず、中継線の手前からたすきを投げ渡したりしてはならない。たすきを受け取る走者は、前走者の区域(中継線の手前の走路)に入ってはならない。


受け渡しができる場所は、次走者が待っているところにある中継線と呼ばれるラインから進行方向に20mの間です。

手渡しで行い、投げたりしてはいけません。

中継線の手前、前走者の区間(区域)に入ってもいけません。

この駅伝競走基準に抵触し失格となった例が2015年1月18日に開催された「第20回全国都道府県対抗男子駅伝大会」での愛知県チーム、前走者は中継線前でフラフラになりはいつくばって、手を伸ばして待つ次走者に何とかたすきを渡そうと、最後はたすきを前に放り投げ、次走者がつかみ走り出してしまいました。

厳しすぎるという声も上がりましたが、トラック競技のリレーでのバトンパスでも、手で受け渡し、投げ渡したりしてはいけないとなっているのと同じで、投げたりしている間は誰も持たずに走ってることになり、競技の距離を満たさず、場合によっては走るのより速くなるということです。
トラック競技のリレーでバトンを投げるのはいけないのは明らか、長い距離を走ったからといって認めるわけにはいかないのがルールです。

 

 

 

 

たすきは肩から斜めに脇の下に掛けて走らなければならないのですが、当然たすきの受け渡しの際には外して手に持たなければなりません。

たすき渡しに際して、前走者がたすきを外すのは中継線手前400mから、次走者がたすきをかけるのは中継後200mまでをおおよその目安とする。

と駅伝競走基準には記載されています。 

これは明確な距離ではなく目安です。

しかし大会によっては、競技注意事項などでこの距離を明示していることもありますので選手は気をつけるように。

選手が重みを感じつながれる「たすき(襷)」、そのたすき自体やたすきの受け渡しにも定めがあるのです(意味は違いますが、たすきに重さの規定はありません)

 

前述のたすきを投げた例、投げた選手が気付き拾い、投げた所に戻り、正しい方法で受け渡しを行っていれば、失格とはなりません。
競技役員は気付いても競技中ですので教えられません。選手を手助けする行為、助力になります。 
駅伝競走基準の記載、

競技者は競技中、いかなる助力も受けてはならない。  

 

  過去の記事一覧f:id:usariku:20170501233717p:plain

 

 

 

 

自転車の走行、ルールを守り譲り合いの気持ちを ~マラソンや駅伝など~

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いよいよ駅伝、マラソン、ロードレースの本格的なシーズンです。毎週どこかで大会が開催されていますが、そこで起こるトラブル、自転車の走行について。

 

 

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年に何回か、マラソンやロードレース、駅伝の主催者として運営に関わりますが、そこでよくあるトラブルがあります。自転車の走行です。

テレビで放映しているようなマラソンや駅伝は国道や都道府県道、市道など(以下「一般道」と言う)を交通規制し、自動車やオートバイだけでなく歩行者、自転車などが通行できなくなります(1車線や片側車線のみの規制、一部横断可能箇所などはある)。

ときどき「町内マラソン大会」といった規模の大会でも白バイが先導し交通規制をしていることもあります。

他にマラソンや駅伝が開催される場所として多く使われるのが「河川敷道路」です。

写真のような光景です(写真はスタート直後)。

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一般道は国土交通省や各自治体が管理していますが、大きな河川、国土交通省が管理している河川敷道路は「緊急用河川敷道路」と呼ばれる、地震等災害時に物資等を輸送するための道路です。

普段は一般の人がジョギングや散歩、サイクリングなどに使用できるようになっています(工事などの事情で通行できない部分もある)。

そこを使用して行うマラソンや駅伝などは、国土交通省から使用許可を得て開催するのですが、いつ緊急時となるかわからないなどにより占有使用ができません

大会開催中にも自転車や歩行者などが通行します。河川敷の施設(野球場やゴルフ場など)に出入りするための自動車が横断することもあります。

本題ではないのですが、まずランナーの皆さんには占有使用ができないコースであることを認識して頂いて、時には横断する自動車のために止まっていただくことがあるということをご理解いただきたいのです。

自動車の横断をさせないと河川敷に入る外の一般道が大混雑になることがあります。
また、河川敷施設の利用者が利用時間に間に合わなくなることもあります。

主催者としては河川敷にある関係施設には、事前に大会開催について説明し、河川敷施設利用者にも伝えて頂くようにお願いしているのです。


ここからこの記事の本題です。

河川敷道路を走る自転車です。

ラソンや駅伝などで使用するため国土交通省から使用許可を得ても道路幅の半分程度は空けることになっているのですが、スタートやフィニッシュ、折り返し地点などではランナーは道路に広がることがあります。

そうなることは国土交通省も理解しており、そのような所では自転車は道路の端などを通行してもらうように誘導し、時には柵やロープなどで通行区分を明確に分けることで通行できるようにします。

大会開催の2週間以上前には、マラソン大会が開催されることの告知看板も河川敷道路の一般道から出入りできる場所を中心に自動車だけでなく自転車でもわかるように各所に立てます。

しかし残念ですが大会を開催すると自転車利用者からランナーが邪魔(じゃま)だという苦情が多数寄せられます。

この緊急用河川敷道路はサイクリングロードではありません

自転車優先ではないのです。

しかも制限速度は一般的に時速20kmです(国土交通省の各河川事務所が制限速度を決めていてほとんどが最高速度時速20km)。

ラソンなどのトップランナーは時速20km前後のスピードで走っています。
つまり自転車の制限速度とほぼ同じ速度です。

そのトップランナーを軽く抜き去るスピードで走っていく自転車が実に多いのです。

 

選手の進む距離と比べると倍以上のスピードの自転車も多数います。

 

確かに河川敷道路は信号の無い距離も長く、比較的道路も整備され、自転車のコースとしても最適なのかも知れません。

 

おまけにマラソン大会などを行っている時は、普段自動車の侵入や自転車の速度を減速(ほぼ停止に近い状態)させるために設けられ閉鎖されているゲートが開いています。

 

普段、ほぼ停止に近い状態にまで速度を落とさなければならないゲートが開いているのを知っていてわざわざそこを狙って走りに来る自転車もあるようです。

われわれが主催者として大会前に距離の計測や既に計測されている5km毎や1km毎のポイント、折り返し地点の確認作業、告知看板の取り付けなどの際には、自動車で河川敷道路を走ることもあるのですが、通行許可を受け、車体には許可車両であることがわかる貼り紙をし、低速度で走るのですが、それをかなりのスピードで抜き去る自転車は多く、ゲートを開けたとき(計測の自転車や自動車が通過直前に開け、通過直後に閉める)に猛スピードで通過しようとする自転車もいます。

自転車は車両です。もし歩行者に接触するなどケガをさせたら大きな事故として扱われます。

もしマラソンなどが行われていないときなどは、子供が自転車に乗る練習をしていたり、三輪車に乗る小さな子供がいるときもあります。

 

全ての自転車がこのような危険な走行をしているわけではありません。

ルールやマナーを守り走行している自転車もあります。

ラソンや駅伝などを開催することでルールやマナーを守って走行している自転車にはランナーを気にして頂いたりなどのご迷惑をお掛けすることもあり、ご理解ご協力には感謝しています。

しかしルールや譲り合いの気持ちを持たない自転車にはかなり困惑しています。

国土交通省もこのルールを守らない自転車が絶えないことには頭を痛めているようで、以前テレビで取り上げられたこともあります。

事故が起きてからでは遅いのです。

お互いにルールやマナーを守り、譲り合いの気持ちを持って、ランナーは大会に臨み、自転車は走行してもらいたいものです。


私が関わることがあるマラソン大会などは河川敷道路の使用許可を得、要所に競技役員を配置し、規模によっては交通整理のためのガードマンも配置します。コース上を所管する消防署の協力も得て救急車や消防車を配置してもらうこともあります。

しかし、中には河川敷道路の使用許可を得ず、消防署にも協力を求めず、コース途中に関係者を配置しないマラソン大会なども多数あります。
ラソン大会などに参加をする方は十分注意してエントリーするように。

 

過去の関係記事 

 

 

  過去の記事一覧f:id:usariku:20170501233717p:plain