うさりく先生の陸上教室

 

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世界陸上ロンドン、男子4×100mリレー第四走者、藤光謙司選手

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盛り上がりを見せた世界陸上ロンドン大会、男子4×100mリレーで日本代表チームが見事銅メダルを手にしてからしばらくが経ちました。 


 

 

  

 

世界陸上ロンドン大会、男子4×100mリレーで日本代表チームが見事銅メダルを手にしてからしばらくが経ちました。

そのリレーの日本代表チーム、予選と決勝では大きく異なることがありました。

競技が行われた日、午前の予選で第4走者として出場したケンブリッジ飛鳥選手の動きが良くなかったために、同じ日の夜に行われた決勝では第4走者に藤光謙司選手を起用したのです。

この選手交代、競技開始の6時間程度前に藤光選手、その後のミーティングで他の選手たちに伝えられたようです。

心と体の準備がきちんとできていた藤光選手は見事な走りでフィニッシュラインを駆け抜けました。

 

この選手交代は、帰国後藤光選手が出演したほとんどのテレビ番組で話題として取り扱われました。

 

いくつかの番組をみましたが、次のようなリレー代表選手の100mの自己記録が紹介されていることがありました。

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目にされた方も多いと思います。

実は私、この表の100mの自己記録が何を意味しているのか理解できません。

確かにケンブリッジ選手が持つ自己記録10秒08は日本歴代8位というすばらしい記録です。藤光選手の10秒23という記録は際立って速いとは言えません・・・

しかし自己記録を紹介するならば、

 

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というように100mと200mの記録紹介であるべきです。
 

ご覧のとおり、藤光選手の200mの自己記録は20秒13です。飯塚翔太選手が持つ日本歴代2位の20秒11に続き日本歴代3位の記録です。

 

藤光選手は100mよりも200mが強い選手なのです。
つまり加速した後の減速率が少ない選手です。

 

 



 

リオデジャネイロオリンピックで銀メダルを獲得したリレーメンバーのオリンピック当時の自己記録は次のとおりです。

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飯塚選手もリオデジャネイロオリンピック当時の100mの自己記録は10秒22、藤光選手の自己記録とほとんどかわりません。200mの自己記録もわずか 0秒02の違いです。

 

100mの自己記録のみを紹介していたテレビ放映を視聴した人には、藤光選手の走力がかなり劣るように思えたかもしれませんが決してそうではありません。


藤光選手は、4×100mリレー日本代表チームのリーダー的な存在で、チームに欠かせない選手なのです。

 


陸上競技を行っていて、リレーのメンバーとして大会にエントリーされていても、当日走る4人に入れないからといって、大会当日のリレーの準備(ウォーミングアップなど)を行わない選手を見ます。

いつ走る機会がくるかわかりません。

オーダー用紙提出後でも選手のケガなどで変更が行える場合もあります。 


 

藤光選手が語ったリレーに関しての心と体の準備はきちんとできていた」という言葉、当たり前のことですができていない選手がいます。多くの選手が見習うべきことです。

 

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