うさりく先生の陸上教室

 

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陸上競技に関する情報や基礎知識を発信します。陸上競技を始めた人、もっと知りたい人、また、指導者の皆さんにも参考になるブログです。

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招集後はすみやかに競技場所へ移動しましょう。

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多くの競技会では招集所で招集(点呼)を受けた後、各自で競技場所に移動します。この移動、速やかに行うようにしましょう。

 

 

 


規模の大きな競技会では招集(点呼)を受けた後、招集所から競技場所(トラック競技ではスタート地点)へは競技役員などの誘導により出場選手がそろって移動しますが、そうでない競技会では各自で移動することになります。

この記事は各自で移動する場合のことです。

フィールド競技では、その試技場所付近が移動先の競技場所ですが、そこでは選手が来ているかの確認、ナンバーカードの確認、試技順の確認(プログラムに試技順が記載されているが欠場者がいる場合や他種目同時出場選手がいるなどで試技順がかわることがある)、練習試技の説明、競技に関する注意や競技方法の説明、衣類の広告(メーカーのロゴのサイズや数など)の確認などが競技役員より行われます。

練習試技は競技開始前に行われますので、競技開始時刻より前の時間帯です。

速やかに移動しないと、練習試技の回数が減ってしまったり、時には行えないこともあります。


トラック競技では、スタート地点付近(リレーの第2走者以降は各スタート地点付近)が競技場所です。
そこでは、選手が来ているかの最終確認、ナンバーカードや腰ナンバー(腰番)が正しくつけられているか、衣類の広告(メーカーのロゴのサイズや数など)の確認などが行われます。一般的に「最終コール」と呼ばれることが多いものです。

速やかに移動せず、この確認を受けず出場する組のスタート前の準備の時刻になっても選手がいないと欠場として扱われてしまうこともあります。

また多いのは、移動はしてきているのにチームの仲間などと話し込み、確認が行われていることに気付かない選手です。

そもそもスタート地点付近では静かにするものです。

 

競技場所の競技役員には招集所で招集を受けたか否かの情報が回ってきています。


競技役員はできる限りスムーズに競技に出場させてあげたいという気持ちで対応していますが、来ない選手のために競技の開始を遅らせるわけにはいきません。

 

招集所で確認されたことと同様のことも行いますが、競技にのぞむ姿を最終確認できるのは競技場所でのことです。
招集後に寒さ対策などでユニフォームの下にタイツなどを身に付けたり、待機中の上着などを着替えたりする選手もいます。
また組やレーン、試技順に実際に出場選手を確認できるのも競技場所です。
競技前最後の重要な確認などです。

 

招集を受けた後は速やかに競技場所に移動し、そこでの競技役員の確認や呼び出しなどを待ちましょう。
 

 

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