うさりく先生の陸上教室

 

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第101回 日本陸上競技選手権大会、エントリーリスト発表

f:id:usariku:20170423225103p:plain第101回 日本陸上競技選手権大会 兼 第16回世界陸上競技選手権大会(2017 /ロンドン)代表選手考競技会 のエントリーリスト(エントリ―選手一覧)が発表されました。

 

 



大会は、6月23日(金)~6月25日(日)に大阪市にあるヤンマースタジアム長居で開催されます。

大会には当然ですが誰でも参加できるということはなく、参加資格が定められています。
まず、必ず2017年度日本陸上競技連盟登録者でなければなりません。

そして以下の競技者が出場できます(推薦などの特別なものは省いています)。

前回(第100回)大会優勝者(優勝した種目に限る)。

第100回日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走で一定の成績を収めた競技者(詳細略)。

参加標準記録Aを突破した競技者。

2017年度の地域選手権が、2017年5月28日までに開催された場合は、各種目3位以内に入賞した競技者で、参加標準記録Bを満たした競技者。
2017年度の地域選手権が、2017年5月28日までに開催されていな場合は、2016年度の地域選手権各種目3位以内に入賞した競技者で、参加標準記録Bを満たした競技者 。

ここに出てくる参加標準記録、例えば男子100mの場合、Aが10秒40、Bが10秒50 というように、Aの方が高い記録で全種目にそれぞれ設けられています。

この参加標準記録、有効期間があり2016年1月1日~2017年5月28日までの間にだした記録でなければなりません。
大会の申込期間が5月29日までであったために、その前日の5月28日までが有効期間となっています。

出場選手の大半が参加標準記録を突破しての出場です。

その各選手が突破した記録は、エントリーリストに資格記録として掲載されています。昨年中または今年5月28日までの各選手の最高記録とみて良いでしょう。

エントリ―リストの資格記録のとなりの欄に自己ベスト記録が掲載されています。

資格記録自己ベスト記録を見比べると、同じ記録の選手が多数います。
つまり昨年中または今年5月28日までの間に自己ベスト記録をだした好調な選手が多いと言えるのではないでしょうか。

例えば男子100m、資格記録上位16名の選手中14名が資格記録=自己ベスト(下表は上位10名、網掛以外の選手)です。好レースが期待されます。

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エントリ―リストは、日本陸上競技連盟のホームページで見ることができます。


その選手達と異なりますが、200m日本記録20秒03を持つ37歳の末續慎吾選手が、200m出場に向けてエントリーしました。
末續慎吾選手は、2003年に200mの日本記録を樹立、世界選手権の200mでは見事3位、2008年北京オリンピックので4×100mリレーで銅メダルを獲得、長期休養後、現役選手として国体にも熊本県代表選手として出場するなど活躍していましたが、日本選手権にエントリーするのは9年ぶりです。

第16回世界陸上競技選手権大会(2017 /ロンドン)代表選手考競技会も兼ねており、レベルの高いパフォーマンスを始め、たいへん楽しみな大会です。

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