うさりく先生の陸上教室

 

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トラック上のライン(線)、スタート地点寄りのふちが境い目

 f:id:usariku:20170423225103p:plain陸上競技場のトラックには、レーン(コース)を分けるライン(線)以外にも多くの線が描いてあります。

今日はそのさまざまなライン(線)についての話です。  

 

 

フィニッシュラインのどこを通過するとフィニッシュか


フィニッシュとは(陸上競技では「ゴール」ではなく「フィニッシュ」)、トラック競技のレースが終わる瞬間、記録が出る瞬間のことです。

記録は、身体のどこがどの地点を通過した時点で測るのでしょう? 

もちろん、胴体(トルソー:頭、首、腕、脚、手または足を含まない部分)がフィニッシュラインを通過した時点です。

ここまでは、だれでも分かると思います。

では、5㎝の太さがあるフィニッシュラインの、どこを通過したときがフィニッシュなのか分かりますか?

言ってみれば、フィニッシュラインは面ですよね。

ちょうどラインの真ん中でしょうか、スタートライン寄りのふちでしょうか、スタートラインとは逆側のふちでしょうか?

 

ルールブックに次のように書かれています。

 

競技者の胴体(トルソー:頭、首、腕、脚、手、足を含まない部分)がフィニッシュラインのスタートラインに近い方の端の垂直面に到達した瞬間


つまり、太さ5㎝のラインのスタート地点寄りのふちを通過した瞬間が、フィニッシュです。

 

フィニッシュと記録測定のことはこちらに詳しく書きました。 

スタートラインのどこからの距離なのか


フィニッシュラインのことは分かりましたね。
では、スタートラインはどうでしょう?

やはり、太さ5㎝のスタートラインの、進行方向を向いた時の手前のふちです。

たとえば、100mの走路であれば、スタートラインの手前のふちから、フィニッシュラインのスタート寄りのふちまでが100mです。

ラインの上はスタート地点の先ということです。

だから、スタートのときはスタートラインに少しでも手や足などが触れてはいけないのです。

スタートについて詳しく書いた記事です。 

 

「ラインのスタート地点寄りのふち」は全てのライン(線)に当てはまる

 

トラックに描いてあるラインは、多くは白で太さ5㎝です。

色々なラインがありますが、スタートラインが最も多いです。フィニッシュ地点近辺には複数のスタートラインが混在するため、水色や緑色なども使われます。

フィニッシュラインは一か所です。

他にリレーのバトンパスで使用する線ハードルを置く位置を示す小さな線(マーク)も所々にあります。


ラインのスタートライン寄りのふちがその境い目(境界線)になるのは、スタートライン、フィニッシュラインだけでなく、これら色々なライン全てに当てはまります。

 


このラインの境目はスタート地点寄りのふちです。
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フィニッシュライン、幅50mm(5cm)です。
このラインの境目もスタート地点寄りのふちです。

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4×100mリレーのバトンパス(バトンの受け渡し)


バトンパスに関係する区間は、大きくふたつに分かれています。下の写真も参考にしてください。

f:id:usariku:20170418121827p:plain 加速ゾーン

一般的にはブルーゾーンと呼ばれます。ルールでは加速ゾーンと書かれています。

文字通り次走者が静止状態から走り出し、加速に使われる区間

この区間バトンパスは行えません

次走者はこの区間を使わなくてもいいし、途中から使っても構いません。

f:id:usariku:20170418121827p:plain テイク・オーバー・ゾーン

一般的にはバトンゾーンですね。これもルール上はテイク・オーバー・ゾーンです。
バトンパスはこの区間内で行います。 

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加速ゾーン、テイク・オーバー・ゾーンの区間を明確にするためのラインが引かれています。

 

*加速ゾーンの入口(開始部分)を示すライン(ルールでは「助走マーク」)

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2017.9.24画像訂正
助走マーク上、およびレーン右側にある黄色い印(400mHの1台目の設置位置を示すマーキング)が助走マーク上手前にあるのが正しいのですが奥になっていました。レーン右側のマークも同様でした。
本記事この部分の「加速ゾーン入口を示すマーク」には直接関係ありませんが訂正しました。

 

上の写真の水色のラインです。このラインの境目もスタート地点寄りのふちです。

つまりラインの上は加速ゾーンになるのでバトンをもらうために待つ選手はこのラインを踏んでも構わないのです。

でもラインより進行方向の逆側(スタート地点寄りのふち)に踏み越すのはNGです。

 

*テイク・オーバー・ゾーンの入口を示すライン

 下の写真の白の横ラインです。
このラインの境目もスタート地点寄りのふち

 f:id:usariku:20170518021646j:plain

 

*テイク・オーバー・ゾーンの出口を示すライン。下の写真の白の横ラインです。
このラインの境目もスタート地点寄りのふちです。
 f:id:usariku:20170518021718j:plain

 

テイク・オーバー・ゾーンの範囲が明確になったと思います。
バトンパスはこの範囲内で行わなければなりません



ハードルを置く位置を示すライン

ハードルを置く位置を示す小さなライン(マーク)。下の写真の 小さな黄色マーク(2cm×5cm)。
これの境目もスタート地点寄りのふちです。
ハードルの本体の決められた位置をここに合わせます。

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f:id:usariku:20170423225103p:plainいろいろなラインがありますが、全てスタートライン寄りのふちが境目と覚えましょう。

 

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