うさりく先生の陸上教室

 

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NISHI Athletic MEET 2017 ~この大会ならではのもの~

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株式会社ニシ・スポーツが主催の公認陸上競技大会、「NISHI Athletic MEET 2017」がに開催されました。この大会ならではのものもありました。

 

 

 

 

競技場で用器具などにあるよく見る文字「NISHI」は株式会社ニシ・スポーツ(以下「ニシ・スポーツ」と書きます)のことです。

 ニシ・スポーツについては次の記事をご覧ください。 


今年で7回目を迎えたニシ・スポーツが主催する「NISHI Athletic MEET 2017」が7月22日(土)、東京の駒沢オリンピック公園陸上競技場で開催されました。

 

この大会だから見られるもの

 

ニシ・スポーツ主催の大会ならではのものの紹介です。今後様々な大会でこのようなものが取り入れられると新たな楽しみができるかも知れません。

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain ライブ・リザルトモニター

競技の結果や途中経過をライブで見ることができます。
例えばトラック競技では写真判定中の記録も表示され、フィールド競技ではその時点の順位なども知ることができます。
終了した種目を選べば、例えば100m予選の記録を総合順位(記録順)でみることなども可能です。
今大会では、走幅跳のピット近くに置いてあったため、走幅跳の選手が自分のその時点の順位や試技の時の風力なども確認することができていました。

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このライブ・リザルトモニター、大会ではアナウンサーが実際に見ているものです。 
このモニターからも情報を得て記録の速報、結果の発表などのアナウンスを行っています。

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 走幅跳での助走スピード計測

走幅跳では、走路の2点間の通過タイムが計測できる無線式光電管を使用して助走速度を計測していました。

光電管の設置は踏切板の手前(写真の三脚に設置)

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次の2枚の写真のように表示されます。

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プログラムには次のような表もありました。
100mのスタートからフィニッシュまでを表示速度で走った場合の100mのタイムです。静止状態からの加速や後半の減速などまでは考慮されていないので参考タイムです。

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スタンドで見ていたコーチの中には複数試技での速度を比較し、選手に「助走速度が遅くなっている」といった声も上がっていました。

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 短距離走でのラップタイム計測

100mではスタートから50m地点、200mではスタートから100m地点の通過タイムを計測していました。

トラックの内側と外側に先頭選手の通過タイムの速報値を計測する装置(小さな三脚に設置の物)、その速報値を表示する表示盤、トラック内側には全選手の通過タイムを計測するための写真判定装置のカメラ(写真の右側青色カバーのカメラ)が設置されていました。
写真は100mの50m地点通過タイムを測定するもの。

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100mの結果だけでなく「中間計測」として50m通過時の全選手のタイムも貼り出しされていました。
公認記録ではありませんが50mのタイムということです。

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200mのスタートから100m地点先頭選手通過タイムの速報値表示の例

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200mのスタートから100m地点の計測の様子、トラックの内側と外側に先頭選手の通過タイムの速報値を計測する装置(小さな三脚に設置の物)、トラック内側には全選手の通過タイムを計測するための写真判定装置のカメラ(写真の左側グレーのカバーのカメラ)が設置されていました。

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f:id:usariku:20170423184004p:plain メドレーリレーが実施されました

これはニシ・スポーツ主催であるからというものではありませんが、通常大会ではほとんど見かけない種目ですので紹介します。

第1走者から4名がそれぞれ100m、200m、300m、400m(合計1000m)を走るメドレーリレー(以前はスウェーデンリレーと呼ばれていた)が行われました。


通常400mのトラックにはメドレーリレーのテイク・オーバー・ゾーン(バトンゾーン)のライン(マーキング)はありません(ラインが引かれている競技場もありますがルール上新たに引かないことになりました)。標識タイルと呼ばれるライン(マーキング)を引くポイントを示したものがトラックの外側と内側に取り付けられています。下の写真がその例です。
引かれているその他のライン(マーキング)の位置を示すための標識タイルも取り付けられています。

上側の標識タイルは4×100mリレー6レーンのテイク・オーバー・ゾーンの入口、下側はメドレーリレーの2レーンのテイク・オーバー・ゾーンの出口。「SDR」となっていますがこれはスウェーデンリレーの頭文字です。新たに設置されたものは「MDR」です。

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本来なにもないところにメドレーリレーのためのテイク・オーバー・ゾーンのライン(マーキング)をテープで引いた(貼った)例。100mスター地点付近、第2走者の入口(黄色枠内)

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メドレーリレーのためのテイク・オーバー・ゾーンのライン(マーキング)をテープで引いた(貼った)例。第2走者の出口(黄色枠内)。トラック外側(写真の緑色部分)に標識タイルが取り付けられています。

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ここで出てきた標識タイル、走路上の各種スタートライン、ハードルの設置位置、リレーのテーク・オーバー・ゾーンなどの位置を示すもので各所に取り付けられています。競技場で見る機会があれば確認してください。
このこと、ルールでは、

(標識タイルとマーキング)
第9 条  走路上の各種スタートライン、リレーのテーク・オーバー・ゾーン、ハードル等の位置に標識タイルを埋設し、路面に直接塗布して明示する。ただし、4×200mリレー、100m+200m+300m+400mリレーは、標識タイルのみとする。
2. 曲走路上にある標識は、角度で計算する。
3. 標識は走路の両側の縁に明瞭で、耐久性のあるものを固定する。

と記載されています。

 

NISHI Athletic MEET、毎年新たな試みがあります。
来年はどのような新たな試みがあるか楽しみです。 

  過去の記事一覧f:id:usariku:20170517002941p:plain

   

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