本ブログで一番閲覧が多いのがリレー関係の記事です。トラックシーズンはほぼ終わりになりましたが、今回もリレーに関する内容です。
4×100mリレーなどで使用するマーカー(テープ)、前走者が次走者の貼ったものをはがすことが多いのですが、これは急いではがさなければならないものなのか?ということについて。
4×100mリレーなどで使用するマーカー(テープ)は前走者が次走者の貼ったものをはがすことが多いのですが、次走者にバトンパスを終えた後レースを見届けていると「急いでテープをはがして」と競技役員が促す風景を見ます。
確かに競技会によっては競技日程(タイムテーブル)、競技進行の状況などにより、競技役員の立場としては、行われているレース終了後直ぐに次のレースの準備に取り掛からなければならないこともあり急いではがしてほしいときはあります。
でも走った選手にしてみれば、自分のチームがフィニッシュするまでレースを見届けたいのは当たり前のことですよね。
「急いでテープをはがして」と言われても、必ずしも急ぐ必要はないと私は思います。
でもいつまでも立ち止まってレースを見ているのは・・・
ですからレースを見ながら次走者が貼ったテープの方へ移動すれば良いのです。
競技役員によっては「なぜ?」と思うほど急がせる人がいますが、「レースを見ながらで良いのでテープをはがすよう移動してください」(これ実際に急いでほしい時に私が言う言葉)と言われていると思ってください。
前のレースの(途中棄権を除く)最終チームがフィニッシュするまでは競技中で次の組の選手はレーンに入れません。
今年の第101回日本陸上競技選手権リレー競技大会(日本選手権リレー)の4×100mリレーの予選を見ましたが、前組のレースの最終チームがフィニッシュしたら、直ぐ次の組の選手にマーカー(テープ)を貼る準備をさせていることがありました。
前の組のテープをはがす選手と次の組のテープを貼る準備をする選手が多数同時にレーン上にいる状態です。
特に第3走者は第4走者にバトンを渡し、次走者がフィニッシュまでの時間は短いですし、第3走者自身も次走者を追うように走ることがありますのでテープをはがしに戻るのに時間がかかることがあります。
もしそのような状況になったらテープを貼る準備、足長(足数、歩数)を数えている次の組の選手のじゃまにならないよう、また選手と接触しないように注意して、すみやかにテープをはがしましょう。
選手にはチームのレースをしっかり見て、レース後にバトンパスのことなどをチームの仲間で確認してほしいと思います。