日本選手権が盛り上がりました。
中学生や高校生、大学生には全国大会がありますが、小学生にも全国大会があるのでしょうか?
小学生にも全国大会があります。
全国小学生陸上競技交流大会という夏の大会と全国小学生クロスカントリーリレー大会という冬の全国大会があります。日本陸上競技連盟主催の大会です。
どちらの大会も各都道府県代表選手やチームが出場する大会で、今の時期夏の全国小学生陸上競技交流大会の各都道府県代表選手選考会が開催されています。
全国小学生陸上競技交流大会は今年第33回大会で8月19日に神奈川県の日産スタジアムで開催されます。
※2019年度、実施種目が変更になりました。以下の記載は変更前の種目です。
実施種目は、男女それぞれ、5年100m、6年100m、5・6年80mH、5・6年4×100mリレー、5・6年走高跳、5・6年走幅跳、5・6年ジャベリックボール投です。
100mは学年別種目、その他は5・6年生のどちらが出場しても構わない種目です。
ハードルは80mで、スタートから1台目まで13m、ハードルの高さ70cm、ハードル間の距離7m、ハードルの台数9台、最終ハードルからフィニッシュ11mで行われます。
走高跳ははさみ跳び、マットへの着地は足裏からで、背、腰等からの着地は無効試技となります。
ジャベリックボール投とは、小さなラグビーボール状のもの(ソフトな素材)に羽がついたものです。
以前はソフトボール投でしたが、昨年からジャベリックボール投にかわりました。
うまく回転させて投げないとほとんど飛びません。小学生の陸上競技の練習でも人気がある種目です。
この大会、各都道府県から1種目1名(1チーム)しか出場できず、同じ選手の個人種目とリレーの両方への出場も認められていません。
かなり狭き門を突破しなければ出場できない大会なのです。
その全国大会の大会記録(第32回大会終了時点)
<男子>
5年100m、12秒51
6年100m、11秒90
5・6年80mH、11秒71
5・6年4×100mリレー、48秒65
5・6年走高跳、1m58
5・6年走幅跳、5m74
5・6年ジャベリックボール投、57m34
<女子>
5年100m、13秒32
6年100m、12秒73
5・6年80mH、12秒22
5・6年4×100mリレー、50秒99
5・6年走高跳、1m47
5・6年走幅跳、5m15
5・6年ジャベリックボール投、54m83
かなりハイレベルな記録です。
写真は男子5・6年80mH決勝スタート前(代表選考会)
昨日まで行われた日本選手権の男子100mと200mで二冠に輝いた、サニブラウン アブデル ハキーム選手も小学6年生の時、東京都代表選手として男子4×100mリレーで全国小学生陸上競技交流大会に出場しています。
小学生の大会は、選手の数より応援の家族の数の方が多く、たいへん盛り上がります。
日清食品ホールディングス株式会社が協賛しており、代表選考会(東京都の場合)では日清食品製品が参加賞としてもらえます。
かわいい袋に人気があります。
がんばれ小さなアスリート!!
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