大会は、2017年6月23日(金)~6月25日(日)に大阪市にあるヤンマースタジアム長居で開催されます。
発表されたエントリーリストに資格記録(2016年または今年2017年5月28日までの記録)と自己ベスト記録が掲載されています。
エントリ―リストや参加資格、参加標準記録、資格記録などについては下記記事を参照。
特に注目されているのが男子100m、かなりの混戦が予想されます。
資格記録と自己ベスト記録を見比べると、同じ記録の選手が多数おり、好調な選手が多いと言えるのですが、その中から今回更に注目される選手が現れました。
多田修平選手(関西学院大学)、5月に開催されたゴールデングランプリ陸上川崎でも抜群のスタートでガトリン選手を驚かせる走りを見せ好調を感じさせていましたが、6月10日、日本学生陸上競技個人選手権の準決勝で追い風参考(+4.5m)ながら電気計時では国内レース初の日本人9秒台となる9秒94を記録、決勝でも自己記録を0.14秒更新する日本歴代7位タイとなる10秒08(+1.9m)を記録しました。
日本陸上競技選手権大会の参加資格記録は5月28日以前の記録ですが、その後上位選手が記録を更新していないので多田選手の記録を入れ替えると次の表のようになります(赤字が多田選手)。
これで世界選手権の参加標準記録(10秒12)を突破し、日本選手権の100mにエントリーしているのは、桐生選手、山縣選手、多田選手、ケンブリッジ選手の4人です。個人種目100mの代表選手枠は最大で3、し烈な争いとなってきました。
リオデジャネイロオリンピックの4×100mリレー銀メダルメンバーの桐生選手、山縣選手、ケンブリッジ選手の3人から個人種目100mの世界選手権の代表漏れする選手が出る可能性も出てきました。
多くの種目が楽しみな日本陸上競技選手権大会ですが、やはり一番の注目は、男子100mでしょうか。