2020年東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアム、陸上競技が実施される新国立競技場の工事(準備)が急ピッチで進んでいます。
陸上競技の聖地は?
2018年1月28日現在の新国立競技場です。
しかし、新国立競技場はオリンピック後「球技専用」に改修するという基本方針を2017年11月に政府が正式決定しています。
陸上競技界では「聖地」と呼ばれていた旧国立競技場(国立霞ヶ丘競技場)にかわる「聖地」について、東京都調布市にある東京スタジアム(味の素スタジアム)にするという話もありましたが・・・
その味の素スタジアムの写真です(2018年1月撮影)。
この味の素スタジアムの前を走る国道20号線(甲州街道)のまさにその地点が・・・
1964年東京オリンピックのマラソンの折り返し地点です。
そこには平和の象徴のハトをイメージした「1964TOKYOマラソン折返し地点」と刻まれた高さ1.5メートルの石碑もあります。
しかし、この味の素スタジアム、現在は陸上競技(公認大会)には使えません。公認競技場としての更新(5年毎の検定)を行っていないのです。
味の素スタジアムでは2013年に日本選手権や「スポーツ祭東京2013」として国民体育大会の陸上競技や全国障害者スポーツ大会の陸上競技が開催されましたが、大規模な陸上競技大会が開催されたのはその年が最初で最後となりました。
その2013年の日本選手権や国体では隣接する西競技場(陸上競技場)が補助競技場として使われましたが、現在は味の素スタジアムと西競技場の間に「武蔵野の森・総合スポーツプラザ」という運動施設(2020年東京オリンピックではフェンシングなどの会場)ができ、西競技場が補助競技場という雰囲気もなくなりました。
陸上競技の大規模大会に1年しか使用されなかった味の素スタジアムとオリンピック後に球技専用に改修される新国立競技場、陸上競技にとっては同じ運命だと感じました。
2020年東京オリンピック後の陸上競技の聖地は・・・どこ???
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