競技会に申し込み、競技会当日に申込内容に誤りがあったと申し出て来ることがあります。必ず受け付けられるとは限りません。
競技場で行われる競技会の申し込み(エントリ―)は、ほとんどの競技会で電子データ(エクセルなど)により行われています。
プログラムや競技会で使用する競技運営システムでの選手の氏名や学年、性別、エントリー種目などはその電子データに基づいています。
つまり、申し込みのデータをそのまま使用しているのです。
ですからプログラムに記載されている氏名などの誤りのほとんどは申し込み者側の誤りです。
この記事では申し込み者側に責任がある誤りについてのことです。
競技会によっては競技会当日、選手の氏名などの訂正を受け付けていますが、その訂正内容により受け付けてもらえないこともあります。
例えば、種目を誤って申し込みしたので変えてほしいということです。
この場合は基本的に受け付けてもらえないと考えた方が良いでしょう。
これを認めてしまうと、申し込みで種目を決めてもらっていることに意味がなくなります。
また、「誤った」という理由自体が事実であるか確認できないものでもあります。
実際にはないと思いたいことですが、申し込み後に他の種目に変えたくなったときに「誤り」を理由にすることもできます。
わかりやすい「誤り」は氏名や性別、選手の氏名や性別が証明できるときは「誤り」です。
ただし性別の誤りは種目変更になります。必ず受け付けてもらえるとは限りません。
最近ときどきあるのは、氏名の漢字が特殊な文字(JIS規格外)の場合の文字化け、申し込み者が自身のパソコンなどでは外字として登録しているものをそのまま申し込みのデータとして使用、プログラムや競技運営システムなどでは表現できず文字化けすることです。
中には種目変更などを受け付ける競技会もあります。
最終的に訂正を受け付けるかは主催者の判断によります。
先日、実際に情報処理関係の競技役員として競技運営に関わったある競技会で、申し込みで種目を誤ったので変えてほしいという申し出がありました。主催責任者の判断は「受け付けない」でした。
厳しいと思われるかもしれませんが、例外をつくると他を断れないということも理由のひとつです。
申し込み者側からみると一人だけかもしれませんが、競技会で多数となれば、競技会の運営自体に支障を来すこともあり得ます。
申し込みに際しては、慎重に、正確に。