走幅跳や三段跳の競技場所での練習について、ルールに記載されているのに守られていないことがあります。このルール今年新しくできたものでもありません。ルールを知らない、あるいは注意されないことが多いからでしょうか?選手の皆さんは知っておいてください。
ルールの記載は、
競技が開始されたら競技者は練習の目的でつぎのものを使用することはできない。
・助走路や踏切場所
そうです、競技が開始されると練習として助走路や踏切場所は使用できないのです。
実際には前の選手の試技が終わり、計測や砂場をならしている時に助走路を走る選手が多数います。
踏切板まで走る選手はいませんが、かなり近くまで走って来る選手はいます。
ルールに反した行為です。このことで即失格ということはありませんが、注意を受ける行為なのです。注意も回数を重ねれば、警告や退場ということもあり得ます。
競技役員も、踏切場所近くまで来たときには注意できますが、多少の距離の場合は注意できないこともあります。
毎年、新年度が始まる前に審判講習会が行われます。日本陸上競技連盟公認審判員資格を持つ人が受講して、新年度のルール改正内容などを確認します。
この、「 競技が開始されると練習として助走路や踏切場所は使用できない」というルールに反する行為については、2015年度が始まる前に行われた審判講習会でも、特に前の選手の試技後に追いかけるような助走練習は固く禁止する、ということが確認されています。
このルール、かなり守られていないルールです。
もしかすると選手に知られていないルールなのかも知れません。
競技役員もこの違反のみを見ている役員はほとんどいませんので、注意ができていないことが多いのが現状です。
これを機にぜひ知り、守ってほしいと思います。