リレーのマーカー(テープ)の貼る場所のことや色についての記事を読みましたが、ほかにも気を付けることがありますか?
あったら教えてください。
マーカーに関するルール
大事なことがあります。
まず、マーカー(テープ)の大きさです。
ルールでは、
大きさが最大50㎜×400㎜
と書かれています。
「最大」ですのでこれより小さければOKです。
バトンミスの原因にもなるテープの使い方
実際に大会などで見ていると、かなり小さなマーカーを使っているチームを多く見かけます。
ルールに反していないので問題ないのですが、考えてみてください。
皆さんは何のためにこのマーカーを貼るのですか?
ほとんどの場合は、前の走者がそのマーカーのところを通過した時に走り出す、そのポイントとして使いますよね。
短いテープを走路の端に貼っていると、どうですか?
隅っこのマーカーを気にしながら全力で走ってくる走者をきちんと見ることは困難です。
バトンパスでミスをしてしまうチームの多くが、この様なテープの使い方をしている様に感じます。
マーカーの効果的な使い方
ではどのように使えば効果的なのでしょうか。
マーカ―はルールで許される範囲の最大に近い長さ(最大5cm×40cm)を使いましょう。
走路の中央または中央より前走者が走ってくる側に貼りましょう。
「中央より前走者が走ってくる側」とは例えば曲走路だと内側、普段の練習で確認しましょう。
遠慮がちに貼らなくてもいいのです。
下の写真、中央に貼ったとき、前走者が走ってくる側、左右どちらかに寄せても構わない。
マーカーは大会の主催者が準備することもある
競技で使用するマーカーは、主催者が準備したものを使う場合と各チームで準備したものを使う場合があります。
主催者が準備したものを使用する場合は競技注意事項にそのように書かれています。
一方各チームで準備する場合は競技注意事項に書かれていたり、書かれていなかったりします。書かれていない時は各チームで準備しておきましょう。
主催者が準備する場合には、次のことに注意しましょう。
練習のときは主催者からもらうことはできないので、練習用に自分で必ず準備していきましょう。
配られたテープがあまりにも短い時には、400mm(40cm)にしてほしいと伝えましょう。
事前に競技役員が最大サイズ程度に切ったものを用意していて、それを配られる場合もありますが、その場で競技役員がマーカー(テープ)を切って配られる場合もあります。
ルールで許された範囲の長さかどうかは、その場で判断することは難しいです。可能ならばバッグなどに自分でその長さに切ったテープ(練習で使用したもので可)を貼っておき、それと比較するのも一つの方法です。
トラックの1レーンの幅は競技場により異なりますが1m25cmか1m22cmです。おおよそ3分の1の幅が最大の目安です。
マーカーの色にも工夫を
リレーの練習時、多くのチームが同時にマーカーを貼ることがあります。
どれが自分のものか判断が難しいと、マーカーに集中するあまり、走って来る走者とのタイミングがうまくとれませんよね。おそらくこのような経験をしたことがある人は多いと思います。
これでは練習になりません。
マーカーを貼る位置だけでなく、色も工夫しましょう。
ほとんどのチームが白を使用します。
上の写真の様に黄色(黄色の同系色にも山吹色であったり、蛍光色ぽい色のものなど色々あります)など、他のチームと異なる色を使いましょう。
個人的には白に近い黄色系のマーカーをおすすめします。
その理由は主催者が準備する場合、ほとんどが白いマーカーだからです。
(白のマーカーは常に用意しておきましょう。)
まとめ
たかがマーカーと思うかもしれませんが、この記事に書いてあることを練習から意識してみてください。
練習効率も上がり、バトンパスの精度も高くなります。
実践してチームベストを目指してください!
ここに記載の内容、特に大きさや貼る位置は、強豪校の多くが採用しています。
白以外の色を使うチームはまだまだ少数です。
マーカーを貼ってはいけない場所はちゃんと知っていますか?
自信を持って答えられない人はこちらの記事もお読みください。