2018年度日本陸上競技連盟競技規則(ルール)の修改正、フィールド種目の試技時間に関することです。
※2019年度のルール改定で本記事の内容は変更となりました(本文赤字部分、打消し部分:2019年3月29日記)。
2018年度日本陸上競技連盟競技規則(ルール)の修改正ではフィールド種目の試技時間に関するものがあります。
フィールド種目では、審判員は、競技者に試技を開始するための用意が完了していることを通常「白旗を降ろす」ことにより示します。
試技時間はこの瞬間からカウントダウンが始まります。
競技者はこのカウントダウンが始まってから、定められた時間内に試技を開始しなければ、競技者の責によらない理由(例えば他の競技者からの妨害)により試技ができないなどの場合を除き、無効試技として記録されます。
この定められた時間が試技時間です。
棒高跳を除くフィールド種目で残っている競技者数(試技を行っている競技者数)が4人以上であるとき、または各競技者の最初の試技であるときの試技時間が(30秒から)1分に戻りました(※2019年度ルール改定)。
試技時間が超過していても、競技者がすでに試技を開始していたら、その試技は認められます。
「各競技者の最初の試技」という記載、これは、例えば走高跳でパスを行っていて一度も試技を行っていないうちに、競技者数が3人以下に減って試技時間が長く(例えば2~3人だと1分30秒)なっても、一度も試技を行っていない、つまり最初の試技となる競技者の試技時間は1分ということです。
他に試技時間に関する競技規則の修改正があります。
走高跳と棒高跳で優勝が決まり競技者が一人となり、世界記録や日本記録、大会記録等に挑戦する場合には、定められた制限時間(試技時間)より1分延長しなければならなくなりました。
但し、他の競技会等への参加標準記録突破のための挑戦は1分延長の対象外です。
これまで1分あった試技時間が30秒になります(競技者数等による)。
ルールを知って、試技時間オーバーで無効試技とならないように注意しましょう!!