株式会社ニシ・スポーツが主催の公認陸上競技大会、「NISHI Athletic MEET 2017」がに開催されました。大会で見かけることがあるものですが、全国大会など規模の大きな大会でしかなかなか見ることができない機器類などがありました。
競技場で用器具などにあるよく見る文字「NISHI」は株式会社ニシ・スポーツ(以下「ニシ・スポーツ」と書きます)のことです。
ニシ・スポーツについては次の記事をご覧ください。
今年で7回目を迎えたニシ・スポーツが主催する「NISHI Athletic MEET 2017」が7月22日(土)、東京の駒沢オリンピック公園陸上競技場で開催されました。
スタートの号砲は電子音
スタートの号砲は紙雷管(火薬)を使わない電子音スタート発信装置が使われました。
今年インターハイで初使用されるものと同じ電子音です。
音はスピーカーから聞こえてきます。
800mのスタート時、黄色丸のところにスピーカー
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制御装置(左側):スピーカー、写真判定装置、スターインフォメーションシステムに連動
200mスタート地点での設置例(内側3か所にスピーカー)
スタートインフォメーションシステム
不正スタートを機械でチェック、スタートインフォメーションシステムを使用。
スタートインフォメーションシステムのセンサーが取り付けられたスターティングブロック(後方青色の機器がセンサー)
スタートインフォメーションシステムの採用によりリアクションタイム(スタートの電子音から選手が反応するまでの時間)が測定でき、その時間も競技結果とともに貼り出されました。
反応時間を競い合う選手の姿もありました。
走幅跳は光波距離測定装置で計測
多くの競技会ではメジャーや走幅跳・三段跳距離測定装置(下写真参照)での計測ですが光波距離計測装置を使用した計測を行っていました。砂場の周りに計測機器がなくすっきりしています。
事前に基点の測定などを行います。試技では、着地位置にプリズム(計測の様子の写真棒の先端部分)をセットし、本体(計測部)側でプリズムに視準を合わせて計測します。
光波距離計測装置本体(イメージ)
計測の様子、写真手前側スタンド下に装置本体が設置されています。
多くの競技会で見る走幅跳・三段跳距離測定装置での計測(他の競技会、下写真2枚)
投てき物を運ぶラジコンカー
投てき物を運ぶラジコンカー、アスレチィクビークルが活躍していました。
ジャベリックスローを運ぶ様子
やりを運ぶ様子
電光掲示板
競技名や競技結果の表示など様々な情報をリアルタイムで表示します。走幅跳のトップ8(上位8位)の表示なども行います。
次の記事ではこの大会ならではのものを紹介する予定です。
お楽しみに!!
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