うさりく先生の陸上教室

 

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駅伝の当日メンバー(エントリ―)変更

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箱根駅伝東京箱根間往復大学駅伝競走)など駅伝競走で「当日メンバー(エントリー)変更」を行うことがあります。
予定選手の不調?それとも作戦?・・・ 

    

  

 

トラック競技のリレーは、申し込み時典でオーダー(走順)までは決めず、競技会当日にオーダー(走順)を最終決定できますが、駅伝競走では異なることがあります。


多くの駅伝競走の申し込みは各区の選手を決めた上で行います。申し込み時には走順を決めなければならないのです。ただし、補欠の選手も申し込みができ、選手交替(メンバー変更)は可能です。

そのメンバー変更に条件がある場合が多いのです。

例えば、1月に開催される箱根駅伝東京箱根間往復大学駅伝競走)、メンバー変更について開催要項には次のように記載されています(2018年1月開催の大会資料より引用)。

メンバー変更
1) 往路、復路とも、当日レース開始1時間10分前に受け付ける。
2) 正競技者と補欠競技者の交替は4名までとする。
3) 変更は正競技者と補欠競技者との交替のみとし、正競技者間での区間変更は認めない。

ここで注目するのが 3) の記述、予め決められた各区の選手と補欠の入れ替えだけが可能なのです。

各区の間での変更は認められていません。例えば1区と5区の予め決められていた選手間の変更というようなことです。


出場予定の選手がケガなど(不調)で出場できないとき、補欠の選手が交替できます。

その不調による交替について、
例えば、全日本実業団対抗駅伝競走大会ニューイヤー駅伝)では(2018年1月開催の大会資料より引用)、

選手が故障や病気等のため出場できなくなった場合、補欠をその区間の交代として起用することができる

全国中学校駅伝大会全国高等学校駅伝競走大会では(2017年12月開催の大会資料より引用。両大会をまとめたため一部編集)、

必ず医師の証明が記載された走者変更証明書と走者変更届を大会当日の〇定められた時刻までに大会総務(学校受付)に提出すること。なお、大会当日オフィシャルドクターの診察を受けてもよい。

と不調の選手の交替と定めています。

全国中学校駅伝大会全国高等学校駅伝競走大会では医師などの証明も求められています。

これらの大会でも認められているのは予め決められた各区の選手と補欠の入れ替えだけです。


箱根駅伝全日本大学駅伝対校選手権大会(開催地:三重県)では、選手の不調については記載がありません。


ここからの部分は個人的な意見です。
メンバー変更時に提出する書類に医師の診断証明などの記載が必要な場合がある大会でも要項や競技注意事項に記載がない場合もあるかも知れないのですが、もし医師の証明が必要ないなら、好調な選手を補欠にし、当日不安な区間の選手と交替させることもできてしまいます。大会により各区の距離やコース条件(起伏や風など)が異なることもありますので、それも考慮しての交替が。
それはもしかすると作戦?と思ってしまいます。



このメンバー変更、日本陸上競技連盟駅伝競走規準には規定がありません。大会により異なることがあります。

中には各区の間での選手変更を認めている場合も。

私が関わることがある駅伝大会、大会要項及び競技注意事項に、

申込締め切り後のメンバー変更(区間の変更&競技者の変更)は認めない。
当日のメンバー変更(補欠の起用)は、競技者受付時に受け付ける。

との記載があります。つまり区間内の選手の交替は行えないと。
実際に大会当日この変更を申し出るチーム引率者がかなりいます。

トラック競技のリレーとは異なることがあります。

駅伝大会に申し込むときは確認の上申し込みしましょう。

 

 

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