競技注意事項を必ず読む
大会独自のルールなどが書かれている大切なものです。
競技役員をしていてよくあることなのですが、競技注意事項に書いてあって、読めばわかることなのに質問してくる選手がいます。また、書いてあることを守っていないので注意すると、知らなかったと言う指導者や選手もいます。競技注意事項を読んでいないことが明らかです。
招集場所は必ず先に確認しておく
「あの辺り」ではなく実際の場所を確認しておきましょう。
そして、招集に行く前にいる場所から招集場までの距離や移動時間も知っておくようにしましょう。競技場によっては練習場からかなり遠いなど、移動に思った以上に時間がかかることがあります。遅れそうになり走って招集場に向かう選手をよく見かけます。無駄な体力を消耗し、集中力低下につながる可能性もあります。
競技場、大会の雰囲気を見る
自分の出場する競技の前にすでに大会が始まっているなら、その様子や雰囲気を少しだけでも見てください。どの様な応援が行われているかも知っておくと良いと思います。ただし、見るのは少しだけ、自分の練習や調整を最優先にすることです。
特に初めて大会に出場する選手や過去に経験したことがない大きな大会に出場する選手には、このことは必須です。
ある男子中学生の例です。
初めてのブロック大会(関東大会)出場でした。
補助競技場での前日練習でも絶好調、練習後翌日のため早めに宿舎に戻りました。
競技当日、ウォーミングアップ、招集も済みいよいよ競技の時間。競技場内に入ったとたん、場内の雰囲気にのみ込まれ頭の中が真っ白になり、実力からかけ離れた残念な結果に終わりました。
このブロック大会、都県対抗戦で応援もかなり盛り上がる大会です。
この選手はそのことを知りませんでした。
実は前日の補助競技場での練習を終えたころ、競技場では同じ種目の女子の部が開催されていました。この男子選手がもしその女子の部を少しでも見ていれば、自身の結果が違っていた可能性が高かったでしょう。
応援よりも自分の練習や調整を最優先に
特に下級生に多いことなのですが、先輩や同期、知り合いなどが出場する競技の応援をしている選手がいます。自分がその大会での競技を全て終えているなら大いに応援すべきですが、自分の競技が終わっていないならば、応援する必要はありません。
もし応援するとしても、競技の瞬間だけを見る程度にすべきです。長距離種目やフィールド種目を長時間応援することはやめましょう。
応援していいのは自分の練習時間などに影響しない時のみです。
見たくても我慢する位の気持ちを持ちましょう。特に、暑い中での応援はかなり体力を消耗します。
とにかく自分の練習や調整を最優先にするべきです。
自分の競技のことに集中しましょう。
初めて大会に出場するとき、過去に経験のないような大きな大会に出場するとき、ついつい周りに流されることもあります。
自身が強い気持ちで大会に臨むことが最も大切なのですが、もしできていないひとがいたら、指導者、先輩など周りの人がきちんと指導してあげましょう。