うさりく先生の陸上教室

 

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フィニッシュライン通過後にひそむ危険

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400m以下の短距離走(4×100mリレー含む)では、競技者のフィニッシュ後に危険な場面があります。

 

 

 

競技会の競技注意事項に、

レーンを使⽤する競技では、競技者の安全のため、フィニッシュライン通過後も⾃分に割り当てられたレーンを⾛ってください。

というような記述を見ることがあります。

これは400m以下の短距離走(4×100mリレー含む)ではフィニッシュした後も自分のレーンを走り、自分のレーンで止まり、他のレーンの選手と接触などがないよう安全を確認してからレーン外(トラックの外)に移動するということです。
自分のレーンを走るとは、フィニッシュ後真っすぐ走るのではなく、曲走路方向に走るということです。

これは、選手同士の接触などを防ぐためです。

選手にとっても曲走路方向なら距離が十分あるため、安全に止まることができるというメリットがあります。

先着した選手がフィニッシュ後真っすぐ走りスピードを急に落とすと、後ろからきた外側のレーンの選手の走路をふさぐことになります。

逆に後着の選手がフィニッシュ後真っすぐ走ると、先着し曲走路方向でスピードを落としている外側のレーンの選手に接触する危険があります。

ルールにはこの止まり方まで記載されていないため、競技注意事項で記載していることが多いのです。

仮に競技注意事項に記載がなくても、これは常識です。
安全のため必ず守るようにしてください。

フィニッシュ付近の競技役員を行っているとき、かなりの頻度でこのことをフィニッシュ後の選手に注意しなければならないことがあります。

ある高校の選手、かなりの競技力があり中学時代から全国大会などでも活躍しています。大きな大会の競技経験も豊富です。その選手ほとんどのレースでフィニッシュ後真っすぐ走る、あるいは少し曲走路を走るが直ぐ外にでるといったことをします。その多くで他の選手のじゃまになっています。軽い接触も起きている様に見えることがあります。確かに先行していることが多いので後ろのことは気にならないのかもしれません。しかし他の選手に危ない思いをさせているのは事実です。

実際に注意した競技役員がその後の他の競技会でも同様だったと嘆いていました。

いくら競技力があっても、このようなことが守れない選手は良い競技者とは呼ばれません。

中学時代から活躍している選手なのに指導者は何故正していないのでしょう?

大きな事故になる前に是非正してほしいものです。

 

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