うさりく先生の陸上教室

 

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競技の時にいない、「欠場」とされることがあります。

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競技会で招集(点呼)を受け、競技場所(トラック競技ではスタート地点付近)での確認(一般的に「最終コール」と呼ばれる)も終えたのに、いざ出番というときにいない選手がいます。

 

 

 

 

先日行われた中学生以上の選手が参加できるある競技会でのこと。

男子400m、組数は25組、100mは90組、他の種目も含め比較的参加者が多い(エントリ―人数約1,200人、開催期間1日)競技会でした。

選手は招集(点呼)の後、各自で競技場所に移動します。

 

その競技会では出発係という選手をレーンに入れ、スタートの準備をさせるなどを行う競技役員でした。
スタートのやり直しがあったらその原因を、アナウンサーに伝え、選手にグリーンカードや失格の赤/黒カードを出すなども行います。
また選手のレース前の最終コールも行います(複数名で役割分担をすることが多い)。

 

 

男子400m、スタート地点(400mなのでフィニッシュ地点でもあります)は多くの選手でにぎわっています。

 

前の組がスタートした後、次の組の選手に「〇〇組の選手、競技の姿になって集合してください。」と声をかけます。

声の掛け方も競技役員により様々です。

この記事での声の掛け方は私が行うときのものです。

※「〇〇組の選手」ではなく「次の組の選手」と言ってもよいのですが、具体的に何組という数字を言うようにしています。選手が誤ることを防ぐため、他の選手にも次のレースが何組か知らせるためでもあります。組数が多い大会では選手に今のレースは何組かと聞かれることがよくあります。言い方ひとつでその質問もほとんどなくなります。大会によっては数組先までの選手を椅子に座らせるなどすることもありますが、これはどちらかというと規模の大きな大会でのことです。

 

このときは時々雨も降り寒いので選手の脱衣のタイミングを早くし過ぎないように配慮もします。

競技前の選手は既にスタート地点付近での最終コールを終え、その付近にいますのでほとんどの選手は直ぐに集まります。

 

25組の内、22組が競技中、23組の選手に集合するよう声をかけたときのこと。 
選手が集まりましたがひとり足りません。

○○レーン、ナンバーカード△番の選手いませんか」と声をかけます。

何度か呼び、辺りを歩きながら声をかけます。来ません。名前や所属も合わせて呼びます。でも見つかりません。

 

前の組のレースが終わったので集まった選手に、レーンに入りスターティングブロックのセット、試走をする人は行うように指示を出します。

 

その段階でいない選手は走る意思がないと判断し、欠場とすることもできますが、できれば走らせてあげたいと思います。

 

その時少し離れた場所に来ない選手のナンバーカード(ゼッケン)の数字に近い数字のナンバーカードを付けた選手が数名集まって談笑しているのが見えました。どうやら同じ所属の競技を終えた選手たちのようです。 

 

そこに行き、氏名で確認しました。

その中に探していた選手がいました。

何度も呼んだことを告げ、その選手の組がもうスタートの準備に入っているので、直ぐ準備するように伝え、スタート地点に戻りました。

 

他の選手が試走を行い、スタートライン近くに戻りだします。

 

まだその選手は来ません。

 

急いで見に行ったらまだユニフォームになっておらず、スパイクも履いていませんでした。

 

同じ組の他の選手はスタートの準備を終え始めています。

 

残念ですがダメ。 選手に「欠場にします。スタート後説明に来ますので待っていてください。」と告げ、スタート地点に戻りレーンを欠場としてその組をスタートさせました。

 

スタートを見送った後、次の組の対応を他の競技役員に頼み、来なかった選手のところに行き、欠場とした理由を説明しました。

まず、来なかったこと。それが最大の理由ですが、あのまま来るのを待つと、他の選手が待たなければならない時間が長くなるということ、それも問題であるため欠場と判断したと告げました。

またこの欠場に納得がいかない場合は大会総務(大会本部)に申し出ること、その際はできれば顧問も連れてきてほしいということも。

 

そして、その選手を欠場にしたことを手元の資料に記しました。

 

競技役員としてこのような形で選手を欠場にするのはとってもつらいことです。

 

このケースで一番問題となるのは他の選手を待たせる行為だと私は思います。

 

この選手ほどではないのですが、実際に遅れてくる選手がかなりいます。

この記事の選手は中学生ですが、高校生以上、一般(大学生以上)の選手にも。

 

最終コールが済んだからといっても競技の際にいないと欠場となることがあります。

このような選手には自分が競技に来ていることを忘れず行動することを心掛けてほしいと思います。

 

  

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