2018年度日本陸上競技連盟競技規則(ルール)の修改正、混成競技で同得点の際の成績(順位)について。
2018年度日本陸上競技連盟競技規則(ルール)の修改正、混成競技で同得点の際の成績(順位)に関することです。
混成競技の種類
・男子(一般・U20・U18):五種競技・十種競技
・男子(高等学校):八種競技
・男子(中学校):四種競技
・女子(一般・U20):七種競技・十種競技
・女子(U18・高等学校):七種競技
・女子(中学校):四種競技
※高等学校と中学校は国内の正式な競技会での競技
各競技の種目
・五種競技(1日で記載の順序で行う)走幅跳、やり投、200m、円盤投、1500m
・七種競技(連続する2日間で記載の順序で行う)
【第1日】100mハードル、走高跳、砲丸投、200m
【第2日】走幅跳、やり投、800m
・八種競技(連続する2日間で記載の順序で行う)
【第1日】100m、走幅跳、砲丸投(6㎏)、400m
【第2日】110mハードル、やり投、走高跳、1500m
・十種競技(男女・連続する2日間で記載の順序で行う)
【第1日】100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m
【第2日】110mハードル(女子は100mハードル)、円盤投、棒高跳、やり投、1500m
・十種競技(女子・連続する2日間で記載の順序で行う)
【第1日】100m、円盤投、棒高跳、やり投、400m
【第2日】100mハードル、走幅跳、砲丸投、走高跳、1500m
・四種競技(記載の順序で1日あるいは2日で行う)
【男子】110mハードル、砲丸投(4㎏)、走高跳、400m
【女子】100mハードル、走高跳、砲丸投(2㎏721)、200m
※女子の十種競技には2種類の順序があります。
混成競技は各々の種目の記録を点数に換算し、その合計得点を競う競技です。
2人以上の競技者が同じ得点をとった時の成績(順位)の決定は次のように競技規則(ルール)で決まっています。
同得点
競技会でどの順位についても二人以上の競技者が同じ得点をとった場合は同成績とする。
同得点の場合は同成績(同順位)となります。
このルール、2018年度の競技規則(ルール)修改正でこのようになりました。
2017年度のルールでは、2人以上の競技者が同じ得点をとった時、次のように順位を決めていました。
まず、同得点が2人の場合、同得点の他の競技者よりも多くの得点をとった種目の多い競技者を上位の順位、つまり各種目ごとに得点を比較し勝ち負けを決め、勝ち数の多い競技者が上位の順位となるということです。
この方法でも順位が決まらないまたは同得点が3人以上の場合は、各種目のどれか1種目で最高得点(同得点者間での比較)をとった競技者を上位の順位としました。
それでも順位が決まらない場合は2番目の種目、3番目の種目と順に種目を下げていき、最高得点(同得点者間での比較)を取った競技者を上位の順位とし、これでも順位が決まらないときは同成績(同順位)とされました。
混成競技、2人以上の競技者が同得点の場合は同成績(同順位)、わかりやすくなりました。
混成競技で好成績を出すには、複数種目での「総合力」が求められ、特に男子の優勝選手は「キング オブ アスリート(King of Athlete)」と称されることもあります。