これから陸上を始める人の中にはどの種目を専門にするか迷っている人もいると思います。
陸上競技にはどんな種目がありましたっけ?
まずはまとめてみました。
陸上競技にはどんな種目があるか(リレーや道路競技を除く個人種目)
小学生
短距離
50m 60m <主に4年生以下>
60mH(ハードル)<3、4年生>
100m 80mH <5、6年生>
中(長)距離
800m
跳躍
走高跳 <5、6年生>
投てき
ジャベリックボール投げ
中学生
短距離
女子 100m 200m 100mH
男子 100m 200m 400m 110mH
中長距離
女子 800m 1500m
男子 800m 1500m 3000m
跳躍
投てき
混成競技
高校生
短距離
女子 100m 200m 400m 100mH 400mH
男子 100m 200m 400m 110mH 400mH
中長距離
女子 800m 1500m 3000m 5000m競歩
男子 800m 1500m 5000m 3000m障害 5000m競歩
跳躍
投てき
混成
女子七種(200m 800m 100mH 走幅跳 走高跳 やり投 砲丸投)
男子八種(100m 400m 1500m 110mH 走幅跳 走高跳 やり投 砲丸投)
まずは短距離の練習をしっかりやる
全ての種目の基本は短距離をしっかり走ることにある
まずは短距離の練習をしっかりやることが大切です。
短距離の基本をきちんと身に着けなければ、遠く、高く跳ぶことはできません。
投げる時の瞬発力を育てることができません。
跳躍の選手は跳ぶ練習ばかりを、投てきの選手は投げる練習ばかりをしているわけではありません。
トップレベルの投てきの選手が短距離のスタート練習をしているところを見たことがあります。投てきの選手は大きな体の人が多いですが、それでも見事な反応、瞬発力でした。あの反応、瞬発力が爆発的な投げる力に繋がるのです。
「かけっこが速い」人でないと何もできない、と言っているのではありません。
人それぞれが今持っている自分の走力を、アップさせましょうということです。
走力がアップすれば、跳躍や投てきの記録も伸びていくのです。
中長距離の選手も短距離の練習をする
ラストスパートのあの激しい戦いについて行ける人は、短距離の走りをしっかり身に付けた人です。
短距離は苦手だから、という理由で中長距離を選ぶ人がいますが、やはり短距離の練習を普段から採り入れることは大切です。
せっかく陸上をやるならいろいろな種目を経験してみる
まずは短距離の練習から始めましょう。あわせて他の種目にもチャレンジしてみてください。そして自分がやりたい種目を選べば良いのです。
短距離を専門にやりたい選手にとっても、他の種目を経験することは良いことです。
新たな気付きがあって自分の走りに生かせることもあるからです。
選手のパフォーマンスを見ている指導者が
「君にはこういう長所があるから、この種目も向いているかもしれないよ。」と
自分では気づかないようなことをアドバイスしてくれることもあります。
アドバイスどおり種目を変えてみたら、その方が自分の力を発揮できた
という例もたくさんあるので、自分の希望だけにこだわり過ぎず、
指導者の意見もよく聞きましょう。
こちらの記事も参考にしてください。