うさりく先生の陸上教室

 

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陸上競技に関する情報や基礎知識を発信します。陸上競技を始めた人、もっと知りたい人、また、指導者の皆さんにも参考になるブログです。

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世界陸上競技選手権大会 ~関係リンク集~

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第16回世界陸上競技選手権大会・ロンドンの競技日程、スタートリスト、競技結果、ガイドブックなどの情報を得るサイトの紹介です。

 

 

 

 
f:id:usariku:20170423184004p:plain 大会公式サイト

大会公式サイトのトップページです。

IAAF World Championships | iaaf.org 


リオデジャネイロオリンピックの男子4×100mリレー決勝では、アメリカチームの失格理由が何なのか話題になりました。
失格理由はIAAF(国際陸上競技連盟)のホームページ内オリンピックのページにレポートとして記載がありました。
そのような情報は公式サイトだから得ることができます。

リオデジャネイロオリンピックのリレーについては次の記事をご覧ください。 

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain タイムテーブル・スタートリスト・競技結果(大会公式サイト内)

IAAF World Championships London 2017 Timetable by day | iaaf.org


 

f:id:usariku:20170423184004p:plain タイムテーブル・出場日本選手・テレビ放映予定(日本陸上競技連盟サイト内)

http://www.jaaf.or.jp/files/upload/201708/01_055505.pdf

 

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 大会ガイドブック(日本陸上競技連盟サイト内)

選手紹介や過去の世界陸上での日本人選手の最高記録、日本人選手の全結果、日本チーム世界選手権小史などが記載されています。 

http://www.jaaf.or.jp/files/upload/201708/01_054956.pdf

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain TBSテレビ・「世界陸上ロンドン」番組公式サイト

www.tbs.co.jp

 

 

過去の記事一覧f:id:usariku:20170517002941p:plain

マラソン、ハーフマラソン大会のエントリー時に注意すること

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世界選手権が開幕されますが、マラソンも競技にあります。マラソン愛好家の方には興味ある競技です。そのマラソンなど、暑い日が続くこの時期に既に冬の大会のエントリーが始まっています。ときどきマラソンハーフマラソンにエントリーを考えている人にどの大会が良いかと尋ねられます。実はこれとっても難しい質問です・・・

 

 

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f:id:usariku:20170423184004p:plain コース種類は2つ

 

まずマラソン大会(フルマラソン42.195km)やハーフマラソン大会(21.0975km)は大きく分けて2種類の大会があります。

日本陸上競技連盟(以下「日本陸連」)の公認コースで行われる公認大会と日本陸連公認コースではない大会です。

日本陸連公認コースはルールに則り計測されたコースです。
その計測の詳細は次の記事をご覧ください。 


公認大会であるためには日本陸連の公認審判員が競技役員を行っているなどの条件も満たし、コースの距離や記録の計測なども精度が高い大会です。

私が運営に関わる河川敷で行なわれる日本陸連公認コースの大会、土手の工事の影響などでコースが何度も変わりました。その都度計測のやり直しです(ほとんどが一部ですが、コースの半分以上の変更もありました)。
参加者の皆さんに、コースがよく変わるとご指摘を受けることがありますが、それはきちんと計測した結果なのです。

記録の計測については次の記事をご覧ください。 



一方、日本陸連公認コースでない大会での距離計測の方法は陸上競技のルールに則る必要がないため、どのように計測しているか、どこまで精度が高いかはわかりません

中には日本陸連の計測方法に準拠した計測を行っている大会もあります。

多くの大会が精度が高いと信じたいのですが、次のようなケースも実在します。

ある大会の運営関係者にコース計測について話を聞くことがありました。その方、日本陸連公認コースのこと自体を知らなかったのです。ある川の河川敷道路(車が通行できる公道ではない)で行われる大会で「国土交通省に河川敷道路の使用許可を得ているから問題ない」という的外れな回答でした。道路で大会を開催するときには関係官公庁、警察、自治体などの許可を得るのは当然です。

コースの精度については「走路の右側を走る人と左側を走る人で距離がかわることがあるので誤差があるのは仕方ない」という考え方でもありました。

当然ですが、ルールでは(一部抜粋)、

コースは競技者の使用が許される道路として区分されている個所の最短距離を測定する。コースの長さは種目の公式距離より短くてはいけない。

というような規定もあり、走路のどこでを計測しても良いというわけではありません。
コース計測のルールも知らないわけですから距離の精度が高いとは思えません。


また、他のいくつかの主催者に距離の計測方法を尋ねたところ、ローラー計測計ロードカウンターなどと呼ばれる車輪に持ち手が付いたような計測器で測定しているというケースがありました。

この種の機器、多くは建築現場道路工事での使用を目的としています。

特に道路表面のように凹凸があるところでは誤差が大きくなる可能性が高いためマラソン大会などの距離計測には向いていないと言っている製造メーカーもあります。

機器の誤差を示しているメーカーもありますがこれは完全に平坦なところで計測した場合の誤差で、道路のようなところでは凹凸以外にも小石があるだけでも誤差は増えるということです。その誤差も長い短いはその時々で異なることがあるそうです。

そのような計測器で計測している大会もあるのが現実です。

また、そのような計測器を使用していて機器自体の誤差や路面状態による誤差を把握していない主催者もありました。

尚、誤差に関することもルールに規定があります。

競走(歩)路の距離における許容誤差はプラス(+)0.1 %以下とし、マイナス(-)は認めない。

距離が短いことは認められず、長くても0.1%以下です。

f:id:usariku:20170423184004p:plain 大会のイベント性など

大会にもイベント性が高く、コース途中飲食物供給所に果物や菓子類があったり他にも色々なお楽しみがある大会、競技志向が高く派手なイベントはなく、コース途中の給水所にも水しかないような大会もあります。

給水に関してルールでは、

全ての種目において、約5km間隔で給水所を設けるものとする。10kmを超える種目の場合、水以外の飲食物も給水所で提供することができる。

と記載されており、給水所は水だけでも構わないのです。

イベント性が高い大会は公認大会でない傾向が高いと感じます。

公認大会では競技志向が高く派手なイベントはないタイプのものと、イベント性の高いものの両方が存在します。

しかし、公認大会でイベント性が高い大会でも実は競技志向が高い部分も含まれています。

例えば東京マラソン、エリート(準エリートを含む)の部と一般の部に分かれています。前者をエリートランナー、後者を市民ランナーと位置付けし、スタートから5km刻みに何時までに通過する選手はエリートランナー、何時以降は市民ランナーと目安を決めています。

競技役員もエリートランナーに対しては陸上競技のルールに則り見ていますが、市民ランナーには楽しく安全に走れるように配慮して見ています。

お祭りの雰囲気がある大会になっていますが、それは市民ランナーに対してです。

テレビで観ていてもエリートランナーがバナナを食べている、沿道からお菓子などをもらっている姿はありませんよね。

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 参加目的をはっきりさせる

イベント重視で楽しく走ればそれだけで良い、記録もさほど重要ではなく、距離の精度などにもこだわらない人は公認大会ではないイベント性の高い大会を選べば良いと思います。

走る以上はきちんとした記録を計りたいという人は距離の精度も高い公認コースでの公認大会を選ぶべきです。

公認大会ではないイベント性の高い大会でも距離計測をきちんと行い、記録精度も高い大会もあるようです。イベント性と記録を重視するなら必ず大会事務局などに、距離の計測方法などを確認するようにしてましょう(インターネット大会エントリーサイトで確認できることもあるようです)。

公認大会でない大会で、実際には距離が数十メートル、時にはそれ以上異なっていたとすれば、記録に大きく影響することは容易に想像できます。 

 

f:id:usariku:20170418121827p:plain どの程度公認コースでの大会があるか?

最近はインターネットでエントリーを行う大会がほとんどです。

ラソン大会などの申し込みが行えるある大手インターネット大会エントリーサイトで調べてみました。

この記事記載時点でエントリーが行える今年12月に開催される大会を対象に、

国内では
ラソン(フルマラソン42.195km)が24大会、その内公認コースである大会は2、
ハーフマラソン(21.0975km)が48大会、その内公認コースである大会は7、

関東では
ラソン(フルマラソン42.195km)が16大会、その内公認コースである大会は0、
ハーフマラソン(21.0975km)が32大会、その内公認コースである大会は3、

東京では
ラソン(フルマラソン42.195km)が8大会、その内公認コースである大会は0、
ハーフマラソン(21.0975km)が18大会、その内公認コースである大会は2、

でした。

実はこれだけしか公認コースで開催される大会はないのです。

ラソンブームで多くの大会が開催されています。

参加目的を決め、それに合った大会を選ぶようにしましょう。

 

過去の記事一覧f:id:usariku:20170517002941p:plain

スタートでとなりの選手につられて号砲前に出てしまった。これアウトorセーフ?

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スタートの時、となりの選手につられて号砲前に出てしまいました。これってアウトorセーフ?

 

 

不正スタート(通称:フライング)に関するルールに、 

実際は、1人あるいはそれ以上の競技者が不正スタートをしたときには、他の競技者もそれにつられる傾向がある。厳格にいうと、それにつられたどの競技者も不正スタートとなる。スターターは、不正スタートをした責任があると判断される競技者に警告を与え、あるいは失格させる。従って2人以上の競技者が警告あるいは失格になることもある。

という記述があります。

 

つまり、つられた選手であっても号砲前にスタートを開始したとみなされた場合は不正スタートなのです。



ルールの文面に「競技者に警告を与え、あるいは失格させる」「警告あるいは失格になる」という記述がありますが、警告を与えられるのは混成競技の場合、混成競技では1回目の不正スタートは警告、その後の不正スタートが失格だからです。



スタートの動作は号砲が鳴ってから。これが基本です。

 

過去の記事一覧f:id:usariku:20170517002941p:plain

スマートフォンの持ち込み禁止

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競技会で競技区域内にスマートフォンを持ち込む選手を最近よく見ます。それ違反です。

 

 

 

ルールには(一部略)、

3. 下記については、助力とみなされ許可しない。
⒝ ビデオ装置、レコーダー、ラジオ、CD、トランシーバーや携帯電話もしくは類似の機器を競技区域内で所持または使用すること。

という記載があります。

スマートフォンも該当します。助力、手助けを受けるあるいは行う行為とみなされます。

最近はスマートフォンが生活に密着している選手が多いため、何の違和感もなく競技区域内に持ち込む選手がいるようです。

特にフィールド種目、選手は荷物を持ち込むことが多いのですが、その中に混ざっていることが。中には手に持って競技区域内に入ってきたり、使っている選手も見かけます。

例えそれが時計を見るだけでも、ルールに記載のとおり所持、使用はできません。

所持または使用が発覚した場合をルールでは次のように規定しています。

競技中、競技場内で、助力を与えたり受けたりしている競技者は、審判長によって警告され、さらに助力を繰り返すとその競技者は失格になるということを勧告される。競技者がその種目から失格させられる場合、そのラウンドの記録は無効とするが、前の予選ラウンドの記録は有効とする。

そうです。最悪は失格となることもあるのです。

招集に行く時には持っていかないようにしましょう。

    過去の記事一覧f:id:usariku:20170517002941p:plain

リレーのオーダ―用紙提出後に変更はできるのか?

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リレーのオーダ―用紙提出後にオーダー変更ができるのかということについて。
2018年3月7日、2018年度ルール解釈の訂正による修正・追記(赤字)、打消し

 

 


リレーに関するルールに、

リレーチームの編成は、各ラウンドの第1組目の招集完了時刻の1時間前までに正式に申告しなければならない。

それ以後の変更は一度申告したらその後の変更は最終招集時刻 招集完了時刻までに主催者が任命した医務員の判断がない限り認められない。各チームは申告された競技者がその順番で走らなければならない。

〔注釈〕
招集完了時刻前であっても、一度申告した編成の変更(オーダー用紙の差換え)は認められない。
医務員の判断による変更は出場選手の変更のみ認められ、編成(走る順番)の変更は認められない。

この規則に従わなければ、チームは失格となる。

という記載があります。

リレーチームの編成(起用する4名とその走順=オーダー)を正式に申告、つまりオーダー用紙の提出を行ったら原則変更はできません

ただし、選手がケガや体調を崩すなどで競技役員である医務員が走ることができないと判断した場合招集完了時刻前に変更の手続きが行えたなら選手の変更は可能です。

医務院の判断で変更可能となった場合も出場できない選手との入れ替えのみ走順の変更は行えません

オーダー用紙提出後に、メンバーに入っている選手がケガなどをして、リレーのオーダ―を変更する必要がある場合は、まず医務室に連れて行くことです。

その際に医務員にリレーのオーダ―に入っている選手であること、他の選手に変更したいことをはっきり告げます。これを忘れると単にケガをした選手と思われます。

そしてどのように手続きするかも確認してください。

大会によっては医務員に書類を書いてもらうこともあります。

 

医務員から大会総務(総務員)に口頭で説明してもらい総務員とともにオーダー用紙の再提出に行く場合もあります。

招集完了時刻間近なら、総務員とともに招集所に行く場合もあります。
その時には新たなメンバー4名も一緒に行きます。

大会によって対応が異なることがあります。
はっきりしない時は大会総務(総務員)に確認しましょう。

イレギュラーなケースです。もっとも注意が必要なのは手続きを行っているうちに招集完了時刻を過ぎてしまうことです。これは欠場とされます。

リレーのオーダ―用紙の提出先の競技役員を行っている時、選手がケガをしたからオーダーを変更したいと申し出てくるチームがあります。医務室には行っていません。医務員の判断がなければ変更できませんので医務室に行ってもらうことになります。

ルールを知っていれば、スムーズな対応が可能になります。

ルールを知って競技会に臨みましょう。

 

過去の記事一覧f:id:usariku:20170517002941p:plain

リレーのメンバー編成、ルール第170条10項はどの程度利用されているか

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競技会でリレーに申し込んだメンバーに含まれない選手を当日起用しているチームについてインターハイ(平成29年度)の4×100mリレーで調べてみました。

 

 

 

インターハイの大会実施要項には、

9 参加制限
(3) 1種目1校3名以内とする。但し、リレーは1校1チーム6名以内とし、同一人は3種目以内(リレーは除く)とする。

と記載されています。
つまり、リレーに申し込める選手は6名以内ということです。
しかし、他に条件の記載はありません。
従って、ルール第170条10項が適用できる大会なのです。

そのルール第170条10項が、競技注意事項に記載されていました。

5 競技について
(7) リレーチームの編成メンバーは、どのラウンドにおいても本競技会のリレーまたは他の種目に申し 込んでいる競技者であれば出場することができる。ただし、どのラウンドにおいても、出場するメンバーのうち少なくとも2人は当該リレー種目に申し込んだ競技者でなければならない。最初のラウンドに出場した競技者は、その後のラウンドを通して、2人以内に限り、他の競技者と交代できる。

これは、リレー種目に申し込んでいない選手2名までをリレーのメンバーに加えることができるということです。

このルールの詳細は次の記事を参照してください。 


平成29年度のインターハイの4×100mリレーにエントリーしている学校(チーム)でリレー種目に申し込んでいない選手2名までをリレーのメンバーに加えているチームがどの程度あるかを調べてみました。 

調べ方は(今大会4×100mリレーの場合)、

まず前提、全学校が申し込み時のリレーの選手数が6名であるということです。

リレーのオーダ―用紙が提出され、競技運営システムに選手の追加がある場合はその追加情報、出場する4名と走順の情報が入力されると、まず追加選手を含めたスタートリスト(実際に走る4名以外も含めた全員のリスト)が公開されました。

これは山形県陸上競技協会が公開しているスタートリストや競技結果が掲載されるサイトで確認できます(予選は現時点ではリザルト(競技結果)になっているため確認できません)。

http://gold.jaic.org/jaic/member/yamagata/kyougi/2017/70IH/kyougi.html

 

その状態で、スタートリストの人数が7名以上の場合はルール第170条10項を利用した学校であることがわかります。

ただし競技運営システムに追加入力などを行うタイミングが遅い場合は反映されていないことがあり得ます。

女子に関しては招集開始時刻のころに確認したのでほぼ正確な数字だと思われます。

男子は招集開始時刻より30分程度早く確認したのでまだ入力が終わっていないチームがあるかもしれません。但し、増えることはあっても減ることはありません。

その後、男女それぞれ招集時刻を過ぎ頃にはスタートリストの内容はオーダー用紙に書かれた4名(走順)だけにかわり、追加を含むエントリー全選手は確認できなくなりました。

予選でルール第170条10項を適用したのは、
女子全66学校中、42学校(約63.6%)
男子全66学校中、36学校(約54.5%)
でした。

かなり多くの学校がルール第170条10項を適用していると感じました。

また、ルール第170条10項を適用できるということは、4×100mリレー以外の種目にもエントリーしている選手がいるということです。
そうです。リレーにエントリーしている学校の多くが他の種目にもインターハイ出場者がいるということになります。

ルール第170条10項を適用していない学校の中にはメンバーが不動であるため適用していない学校もあるようです。そのような学校にも他の種目でインターハイ出場者がいる学校はあります。


現時点で調べるのに利用したサイトを見ても、リザルト(競技結果)になり走った4名しか出ていないので上記の方法での確認はできません。

現時点(この記事公開時点)では準決勝のスタートリスト(番組編成)を見ることができます。7名以上の選手がでてくる学校が予選でルール第170条10項を適用した学校です。

準決勝に進出した学校でルール第170条10項を適用したのは、
女子全24学校中、18学校(75%)
男子全24学校中、12学校(50%)
です。

準決勝の今の状態も、準決勝のオーダー用紙提出後には変わります。
もし確認される場合はお早めに・・・

過去の記事一覧f:id:usariku:20170517002941p:plain

インターハイ ~関係リンク集~

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『はばたけ世界へ 南東北総体 2017』、「平成29年度全国高等学校総合体育大会陸上競技大会 秩父宮賜杯 第70回全国高等学校陸上競技対校選手権大会」(インターハイ)、いよいよ競技開始です。

 

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競技期日:平成29年7月29日(土)~8月2日(水)
会  場:NDソフトスタジアム山形(〒994-0000 山形県天童市山王1番1号)

 

関係リンクをまとめました。

 
f:id:usariku:20170423184004p:plain スタートリスト・結果(山形県陸上競技協会)

気になる選手の組やレーン・試技順を所属団体名から知ることができます。
競技開始日時順、競技別でも見ることができます。
競技結果も見られます。

競技者索引ページ(トップ)

競技別一覧表(開始時刻順)

競技別一覧表

 

携帯用スタートリスト・結果

平成29年度全国高等学校総合体育大会陸上競技大会

 

  

f:id:usariku:20170423184004p:plain 競技日程・スタートリスト・結果(高校総体特設サイト)

kirokukensaku.net

  

f:id:usariku:20170423184004p:plain インターネットLIVE配信

遠方であったり学校や仕事などの都合で応援に行けない仲間やご家族など頑張る若きアスリートを応援したい皆さん「インハイ.tv」で応援しましょう!!

www.inter-high-school.tv

  

f:id:usariku:20170423184004p:plain 競技日程(PDF)

PDF形式の競技日程です。
http://2017soutai.jp/media/004/201707/1-2%20競技日程(7月6日変更%20陸上競技PDF).pdf

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 競技注意事項(PDF)

本大会の競技に関する規定が記載されている資料です。競技の招集時刻やフィールド競技の予選通過標準記録、走高跳棒高跳のバーの上げ方、競技の番組編成、結果の掲示場所など重要な内容のものです。参加選手や監督は必ず目を通す資料です。

http://2017soutai.jp/media/004/201707/競技注意事項.pdf

  

f:id:usariku:20170423184004p:plain 練習会場使用日程表(PDF)

本大会の練習場に関する資料です。出場選手が前日練習や大会当日のウォーミングアップなどを行う場所です。その利用可能時間や何ができるかなどが記載されています。
各施設に入るにはIDカード(選手・監督に配布)が必要ですが、サブトラック(補助練習所)は外から見ることができる場所もあります。

http://2017soutai.jp/media/004/201706/練習会場使用日程表.pdf

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 山形県総合運動公園ホームページ

NDソフトスタジアム山形(山形県総合運動公園) のホームページです。
総合運動公園の概要図や施設の紹介、交通アクセスなどが確認できます。
駐車場の利用可能時間は5時~22時、無料です。

park.montedio.co.jp

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 実施要項(PDF)

この大会、そもそもどの様な大会なのかについてが書かれた資料です。
参加資格、参加制限、申込方法、参加料など大会の申し込みに必要な情報です。

http://2017soutai.jp/media/004/201705/1-1%20実施要項(陸上競技PDF).pdf

  

f:id:usariku:20170423184004p:plain その他(リンクではありません)

天気予報では開催期間中「雨」が降る可能性が高いようです。
大会会場(競技場)は屋根がほとんどありません。レインコートなどの雨対策を忘れずに。メインスタンドでは傘をさしての応援は周りに迷惑をかけるためやめましょう。混雑で傘をさせないこともあります。この競技場、サッカーのJリーグ戦でも使用されます。サッカーでは観客席での傘の使用を禁止しています。

スタンドでは座って競技を見ましょう。
通路や階段に立ってしまうと、後ろの人が競技が見えなくなってしまいます。

通路や階段を歩いている途中の人も、「On your marks」が聞こえたら止まってしゃがみましょう。

陸上競技は競技時間が一瞬の種目もありますから、見逃すと本当に残念です。

自分の家族や知り合いが出ている時だけは静かに座って応援するけどあとは関係ない、というのではなく、他の選手の競技中も気配りを忘れずにいてください。
トラック種目だけでなくフィールド種目を見ている人もいます。

あと、当然ですがスタートのときは

しーーっ!

選手が集中できるように静かにしてあげてください。

 

  過去の記事一覧f:id:usariku:20170517002941p:plain

「黄旗があがっています・・・」

f:id:usariku:20170504075658p:plain「このレース、黄旗(きばた)があがっています・・・」というアナウンスを聞くことがあります。それはどの様なときですか? 

 

 

 

トラック競技において黄旗があがることについての記事です。ここでは競歩競技は除きます。

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その黄旗をあげている競技役員は監察員という役員です。

監察員の役割は競技者などがルール違反を行っていないか見て、行ったときにはそれを審判長に知らせることです。


またその違反により競技を妨害された競技者がいる場合はその事実も把握し審判長に知らせます。

 

その知らせる方法のひとつが黄旗をあげることです。


競技者が自分のレーン以外のところを走ったり、リレーでテーク・オーバ・ゾーン外でのバトンパスが起きたときは、ただちにその違反が確認された走路の場所にマーカーを置きます。

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テーク・オーバ・ゾーン外でのバトンパスが起きたときに置かれたマーカー(赤枠内)

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違反の内容(どのレースで、だれが、どこで、どのような違反を、どの程度行ったか)を把握(記録)しておきます。

そのレースの最終選手(途中棄権の選手を除く)がフィニッシュしたら黄旗をあげます。

違反を見つけてもレース中にはあげないのです。

 

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フィニッシュ地点の監察員は、各所の旗を1つ1つ確認します。1カ所でも黄旗があがっている場合は、自身の黄旗をあげて「何々地点黄旗」と審判長に報告します。

報告には違反内容を記した監察員記録用紙という資料の提出も行われます。


この時が「このレース、黄旗(きばた)があがっています・・・」というアナウンスを聞くときです。

黄旗があがれば写真判定中の結果なども確定結果にはなりません

報告を受けて審判長が違反か否か、失格とするか否かなどの対応を判断します。

そうです。監察員は審判長に知らせることは行いますが、直接失格などの判定を行うことはありません


その判断結果を受けて確定結果が発表されます。

 

監察員はルールに違反する行為をみるのでかなり多くのことをみています。


その中でも発生しやすい違反行為が次のことです。特に監察員はこの点に着眼しています(ハンドブックより引用。一部略、改編)

・レーンを用いない競走の場合でのスタート時の身体接触。故意に手を左右に大きく振るなど、前に出ようとする他の競技者を妨害する行為。
・抜かれないようにトラックの外側に斜行する行為。
・レーンを用いる競走の場合、レーンの侵害をする行為。
・ハードルを越すとき、足または脚がハードルの外側にはみ出して通った行為。
・故意に手でハードルを突き倒した行為。
・障害物競走では特に水濠の着地状況で、インフィールドに入る、足または脚が障害物の外側にはみ出して通った行為。
・リレー競走でバトンを受ける走者がテーク・オーバ・ゾーン及び10m手前に引かれた助走線(青ライン)内で待たない行為。
バトンパスがテーク・オーバ・ゾーン内で行われない行為。
バトンパスの際にバトンを落とした場合の対処が正しく行われない行為。他の競技者を妨害したときも含む。
・長距離種目のグループスタートにおいて、合流地点手前でのインコースへの侵入行為。

 
黄旗があがることが最も多いのはリレーのバトンパスでの違反ですが、曲走路で内側のラインを踏むあるいは踏み越すという違反も目にすることが多い違反です。

特にリレーの違反、その時の対応次第では違反にならないときもあります。

 

www.usariku.com

 

 

ルールを知って違反にならないよう練習の時から注意しましょう。

 

過去の記事一覧f:id:usariku:20170517002941p:plain

フィニッシュライン通過後にひそむ危険

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400m以下の短距離走(4×100mリレー含む)では、競技者のフィニッシュ後に危険な場面があります。

 

 

 

競技会の競技注意事項に、

レーンを使⽤する競技では、競技者の安全のため、フィニッシュライン通過後も⾃分に割り当てられたレーンを⾛ってください。

というような記述を見ることがあります。

これは400m以下の短距離走(4×100mリレー含む)ではフィニッシュした後も自分のレーンを走り、自分のレーンで止まり、他のレーンの選手と接触などがないよう安全を確認してからレーン外(トラックの外)に移動するということです。
自分のレーンを走るとは、フィニッシュ後真っすぐ走るのではなく、曲走路方向に走るということです。

これは、選手同士の接触などを防ぐためです。

選手にとっても曲走路方向なら距離が十分あるため、安全に止まることができるというメリットがあります。

先着した選手がフィニッシュ後真っすぐ走りスピードを急に落とすと、後ろからきた外側のレーンの選手の走路をふさぐことになります。

逆に後着の選手がフィニッシュ後真っすぐ走ると、先着し曲走路方向でスピードを落としている外側のレーンの選手に接触する危険があります。

ルールにはこの止まり方まで記載されていないため、競技注意事項で記載していることが多いのです。

仮に競技注意事項に記載がなくても、これは常識です。
安全のため必ず守るようにしてください。

フィニッシュ付近の競技役員を行っているとき、かなりの頻度でこのことをフィニッシュ後の選手に注意しなければならないことがあります。

ある高校の選手、かなりの競技力があり中学時代から全国大会などでも活躍しています。大きな大会の競技経験も豊富です。その選手ほとんどのレースでフィニッシュ後真っすぐ走る、あるいは少し曲走路を走るが直ぐ外にでるといったことをします。その多くで他の選手のじゃまになっています。軽い接触も起きている様に見えることがあります。確かに先行していることが多いので後ろのことは気にならないのかもしれません。しかし他の選手に危ない思いをさせているのは事実です。

実際に注意した競技役員がその後の他の競技会でも同様だったと嘆いていました。

いくら競技力があっても、このようなことが守れない選手は良い競技者とは呼ばれません。

中学時代から活躍している選手なのに指導者は何故正していないのでしょう?

大きな事故になる前に是非正してほしいものです。

 

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インターハイ2017 直前特集

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『はばたけ世界へ 南東北総体 2017』、「平成29年度全国高等学校総合体育大会陸上競技大会 秩父宮賜杯 第70回全国高等学校陸上競技対校選手権大会」(インターハイ)、競技初日まで5日となりました。

 

 

 

競技期日:平成29年7月29日(土)~8月2日(水)
会  場:NDソフトスタジアム山形(〒994-0000 山形県天童市山王1番1号)

 

地区大会を勝ち抜いてきた選手、監督の皆さんは大会に向けての調整や準備も最終段階だと思いますが、特に監督(引率)にとっては現地での移動、現地での準備物などの計画も重要です。

経験豊富で抜かりの無い方も多数だと思いますが、初めてインターハイに選手を引率する監督もいると思います。

そこで最終チェックとして確認しておくべき、交通に関することと買い物に関することを書き出してみました。

またその後には、インターハイ関連の記事をまとめてみました。

 

最終チェック(確認事項)

f:id:usariku:20170423184004p:plain 交通手段

今大会では駐車場が合計5000台以上分とかなりの台数が駐車できるようです。車で移動される方の駐車に関する心配は少ないと想像します。
ただし各日の競技終了時刻近くには駐車場から出る車の渋滞が起きることもよくあります。また地方都市の朝夕は通勤の渋滞とぶつかることもよくあります。
翌日競技がある選手にとっては宿舎に戻る時間が遅くなり、入浴や食事のタイミングがずれてしますこともあり得ます。
その時間帯が避けられるなら避けて宿舎に戻ることが望ましいと思います。

どの駐車場も午後になると少しずつ出る車がでてきます。出口付近が空いていれば、そちらに車を移動させておくのも対策です。

夏場の大会では日陰になるところに駐車する人が多数います。それよりできる限り出口近くに駐車することをおすすめします。

競技場に向かう際も通勤の渋滞とぶつかることがあります。
現地入りが遅れるのは選手にとって大きな痛手です。
宿泊先のホテルで日頃の渋滞などの情報を聞く、あるいは現地のタクシーの運転手に聞くのも良いのでは。裏道なども教えてもらえることがあります。

今大会では天童駅からシャトルバスが出るようです。運行間隔は15分、一度に何台運行するかまでは案内がありません。乗車時間は15分、混雑するかは不明です。混雑のため次のバスになる可能性もゼロではありません。他の交通手段(タクシー、路線バス、時すでに遅しかもしれませんがレンタカーなど)も考えておきましょう。
このシャトルバスは、13時30分から16時の間は運行しないようです。その点も注意が必要です。


f:id:usariku:20170423184004p:plain 買い物できるところ

氷が足りない、飲み物の自動販売機が全て売り切れなどはよくあることです。
近くにコンビニは少ないようですし、あったとしても商品がなくなっていると考えた方が良いでしょう。
必要と思われるものは宿舎近くなど、競技場から離れた場所で確保しておくのが望ましいと思います。

今大会会場近くにヨークベニマル ららパーク天童店(スーパーマーケット)があります。営業時間は9時30分から22時(諸事情により営業時間が変更になる場合があります。詳しくは、店舗にお問い合わせください。と店舗サイトに記載があります)。ただし氷などは直ぐ売り切れとなる場合もあります。店舗規模や品ぞろえも想像していたものとは異なることはよくあることです。もしここでの購入を考えているのなら、前日練習の合間などに監督(引率)が様子を見に行った方が無難でしょう。

 

  

インターハイ関連の記事  

インターハイに出場が決まった選手たちの壮行会の様子です。

 

今年、新しい試み。
スタートの号砲の音がオリンピック仕様に!

 

出場する選手たちへメッセージ。
大舞台に挑むときのメンタルコンディショニング。
地区大会(予選)と題した記事もありますが、本大会も同じです。

 

大きな大会ほど気を付けなければなりません。
衣類や持ち物のロゴに関するルールを確認できる記事です。

 

 インターハイに出場するための条件がここで分かります。


競技日程はこちら 

kirokukensaku.net

 

遠方であったり学校や仕事などの都合で応援に行けない仲間やご家族など頑張る若きアスリートを応援したい皆さん「インハイ.tv」で応援しましょう!!

www.inter-high-school.tv

 

f:id:usariku:20170504075658p:plain 天童ってどんなところ?

www.kahoku.co.jp

bussan-tendo.gr.jp

4travel.jp 

 

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NISHI Athletic MEET 2017 ~この大会ならではのもの~

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株式会社ニシ・スポーツが主催の公認陸上競技大会、「NISHI Athletic MEET 2017」がに開催されました。この大会ならではのものもありました。

 

 

 

 

競技場で用器具などにあるよく見る文字「NISHI」は株式会社ニシ・スポーツ(以下「ニシ・スポーツ」と書きます)のことです。

 ニシ・スポーツについては次の記事をご覧ください。 


今年で7回目を迎えたニシ・スポーツが主催する「NISHI Athletic MEET 2017」が7月22日(土)、東京の駒沢オリンピック公園陸上競技場で開催されました。

 

この大会だから見られるもの

 

ニシ・スポーツ主催の大会ならではのものの紹介です。今後様々な大会でこのようなものが取り入れられると新たな楽しみができるかも知れません。

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain ライブ・リザルトモニター

競技の結果や途中経過をライブで見ることができます。
例えばトラック競技では写真判定中の記録も表示され、フィールド競技ではその時点の順位なども知ることができます。
終了した種目を選べば、例えば100m予選の記録を総合順位(記録順)でみることなども可能です。
今大会では、走幅跳のピット近くに置いてあったため、走幅跳の選手が自分のその時点の順位や試技の時の風力なども確認することができていました。

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このライブ・リザルトモニター、大会ではアナウンサーが実際に見ているものです。 
このモニターからも情報を得て記録の速報、結果の発表などのアナウンスを行っています。

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 走幅跳での助走スピード計測

走幅跳では、走路の2点間の通過タイムが計測できる無線式光電管を使用して助走速度を計測していました。

光電管の設置は踏切板の手前(写真の三脚に設置)

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次の2枚の写真のように表示されます。

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プログラムには次のような表もありました。
100mのスタートからフィニッシュまでを表示速度で走った場合の100mのタイムです。静止状態からの加速や後半の減速などまでは考慮されていないので参考タイムです。

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スタンドで見ていたコーチの中には複数試技での速度を比較し、選手に「助走速度が遅くなっている」といった声も上がっていました。

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 短距離走でのラップタイム計測

100mではスタートから50m地点、200mではスタートから100m地点の通過タイムを計測していました。

トラックの内側と外側に先頭選手の通過タイムの速報値を計測する装置(小さな三脚に設置の物)、その速報値を表示する表示盤、トラック内側には全選手の通過タイムを計測するための写真判定装置のカメラ(写真の右側青色カバーのカメラ)が設置されていました。
写真は100mの50m地点通過タイムを測定するもの。

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100mの結果だけでなく「中間計測」として50m通過時の全選手のタイムも貼り出しされていました。
公認記録ではありませんが50mのタイムということです。

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200mのスタートから100m地点先頭選手通過タイムの速報値表示の例

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200mのスタートから100m地点の計測の様子、トラックの内側と外側に先頭選手の通過タイムの速報値を計測する装置(小さな三脚に設置の物)、トラック内側には全選手の通過タイムを計測するための写真判定装置のカメラ(写真の左側グレーのカバーのカメラ)が設置されていました。

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f:id:usariku:20170423184004p:plain メドレーリレーが実施されました

これはニシ・スポーツ主催であるからというものではありませんが、通常大会ではほとんど見かけない種目ですので紹介します。

第1走者から4名がそれぞれ100m、200m、300m、400m(合計1000m)を走るメドレーリレー(以前はスウェーデンリレーと呼ばれていた)が行われました。


通常400mのトラックにはメドレーリレーのテイク・オーバー・ゾーン(バトンゾーン)のライン(マーキング)はありません(ラインが引かれている競技場もありますがルール上新たに引かないことになりました)。標識タイルと呼ばれるライン(マーキング)を引くポイントを示したものがトラックの外側と内側に取り付けられています。下の写真がその例です。
引かれているその他のライン(マーキング)の位置を示すための標識タイルも取り付けられています。

上側の標識タイルは4×100mリレー6レーンのテイク・オーバー・ゾーンの入口、下側はメドレーリレーの2レーンのテイク・オーバー・ゾーンの出口。「SDR」となっていますがこれはスウェーデンリレーの頭文字です。新たに設置されたものは「MDR」です。

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本来なにもないところにメドレーリレーのためのテイク・オーバー・ゾーンのライン(マーキング)をテープで引いた(貼った)例。100mスター地点付近、第2走者の入口(黄色枠内)

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メドレーリレーのためのテイク・オーバー・ゾーンのライン(マーキング)をテープで引いた(貼った)例。第2走者の出口(黄色枠内)。トラック外側(写真の緑色部分)に標識タイルが取り付けられています。

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ここで出てきた標識タイル、走路上の各種スタートライン、ハードルの設置位置、リレーのテーク・オーバー・ゾーンなどの位置を示すもので各所に取り付けられています。競技場で見る機会があれば確認してください。
このこと、ルールでは、

(標識タイルとマーキング)
第9 条  走路上の各種スタートライン、リレーのテーク・オーバー・ゾーン、ハードル等の位置に標識タイルを埋設し、路面に直接塗布して明示する。ただし、4×200mリレー、100m+200m+300m+400mリレーは、標識タイルのみとする。
2. 曲走路上にある標識は、角度で計算する。
3. 標識は走路の両側の縁に明瞭で、耐久性のあるものを固定する。

と記載されています。

 

NISHI Athletic MEET、毎年新たな試みがあります。
来年はどのような新たな試みがあるか楽しみです。 

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NISHI Athletic MEET 2017 ~大会で見かけることがあるもの~

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株式会社ニシ・スポーツが主催の公認陸上競技大会、「NISHI Athletic MEET 2017」がに開催されました。大会で見かけることがあるものですが、全国大会など規模の大きな大会でしかなかなか見ることができない機器類などがありました。 

 

 

 

競技場で用器具などにあるよく見る文字「NISHI」は株式会社ニシ・スポーツ(以下「ニシ・スポーツ」と書きます)のことです。

 ニシ・スポーツについては次の記事をご覧ください。 


今年で7回目を迎えたニシ・スポーツが主催する「NISHI Athletic MEET 2017」が7月22日(土)、東京の駒沢オリンピック公園陸上競技場で開催されました。

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain スタートの号砲は電子音

 

スタートの号砲は紙雷管(火薬)を使わない電子音スタート発信装置が使われました。
今年インターハイで初使用されるものと同じ電子音です。
音はスピーカーから聞こえてきます。 


800mのスタート時、黄色丸のところにスピーカー

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一部を拡大

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制御装置(左側):スピーカー、写真判定装置、スターインフォメーションシステムに連動

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200mスタート地点での設置例(内側3か所にスピーカー)

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f:id:usariku:20170423184004p:plain スタートインフォメーションシステム

不正スタートを機械でチェック、スタートインフォメーションシステムを使用。

 



スタートインフォメーションシステムのセンサーが取り付けられたスターティングブロック(後方青色の機器がセンサー)

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スタートインフォメーションシステムの採用によりリアクションタイム(スタートの電子音から選手が反応するまでの時間)が測定でき、その時間も競技結果とともに貼り出されました。

反応時間を競い合う選手の姿もありました。

 

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 走幅跳は光波距離測定装置で計測

多くの競技会ではメジャーや走幅跳三段跳距離測定装置(下写真参照)での計測ですが光波距離計測装置を使用した計測を行っていました。砂場の周りに計測機器がなくすっきりしています。
事前に基点の測定などを行います。試技では、着地位置にプリズム(計測の様子の写真棒の先端部分)をセットし、本体(計測部)側でプリズムに視準を合わせて計測します。

光波距離計測装置本体(イメージ)

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計測の様子、写真手前側スタンド下に装置本体が設置されています。

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多くの競技会で見る走幅跳三段跳距離測定装置での計測(他の競技会、下写真2枚)

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f:id:usariku:20170423184004p:plain 投てき物を運ぶラジコンカー

投てき物を運ぶラジコンカー、アスレチィクビークルが活躍していました。

ジャベリックスローを運ぶ様子

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やりを運ぶ様子

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f:id:usariku:20170423184004p:plain 電光掲示板

競技名や競技結果の表示など様々な情報をリアルタイムで表示します。走幅跳のトップ8(上位8位)の表示なども行います。

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次の記事ではこの大会ならではのものを紹介する予定です。
お楽しみに!!

 

  過去の記事一覧f:id:usariku:20170517002941p:plain

   

競技会に申し込む時のリレーのメンバーと当日起用できるメンバー

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競技会でリレーに出場するにはリレーの申し込みメンバーを決めますが、競技会により申込時のメンバーと当日起用できるメンバーの扱いが異なることがあります。

 

 

 

大会要項に、例えば、

リレー競技において、当日のチーム編成は申し込んだ6名以内からの4名とする。
同一団体から複数のチームを申し込んだ場合、チーム間で競技者の移動は出来ない。

リレーのメンバー変更については申し込み時のメンバーの範囲内とする(第170条10項は適用しない)。 

というような記述があるときは、申し込んだメンバーから実際に走る4名を決めなければなりませんし、もし当日この申し込んだメンバー内に走ることができない選手が出て、4名そろわなくなったなら欠場することになります。

申し込みの際にだれをエントリーするか、何名エントリーするかが重要になります。

上記のようなリレーのチーム編成やメンバー変更に関する記述がない公認大会では、ルール第170条10項が適用されます。
上記の例の「第170条10項は適用しない」という部分に関係することです。

そのルールとは、

第170条 リレー競走
10. リレーメンバーが走ることができるのは1区間だけである。リレーチームの編成メンバーは、どのラウンドにおいてもその競技会のリレーまたは他の種目に申し込んでいる競技者であれば出場することができる。ただし、本連盟の公認競技会では、どのラウンドにおいても出場するメンバーのうち少なくとも2人はリレーに申込んだ競技者でなければならない。最初のラウンドに出場した競技者は、その後のラウンドを通して、2人以内に限り、他の競技者と交代することができる。この規則に従わなければ、チームは失格となる。
〔国内〕1  申込みのときのチームの編成は、原則として6人以内とする。
2 交代とは、一度出場した競技者が他の競技者と代わることであり、最初のラウンドにおいてリレーに申し込んでいない競技者が出場する場合は交代とは見なさない。
3 前のラウンドに出場した競技者が一度他の競技者と代わり、再びリレーチームに戻る場合は、新たな交代競技者数には加算しない。

というものです。

最初の「リレーメンバーが走ることができるのは1区間だけである」は例えば同じ人が1走と2走の2区間は走ることができないという当たり前なことですが、やはりルールで定めておかなければならないことです。

それ以降の記述、中でも「その競技会のリレーまたは他の種目に申し込んでいる競技者であれば出場することができる。」の部分と「メンバーのうち少なくとも2人はリレーに申込んだ競技者でなければならない。」の部分では、その競技会でリレー種目に申し込んでいない選手2名までをリレーのメンバーに加えることができるということです。

例えば、100mに申し込んでいる選手がいた場合、その選手はリレーのメンバーとしてリレーに申し込みを行っていなくても、リレーのメンバーに加えることができるということです。

競技会当日、リレーを走る4名のメンバーを決め、定められた時刻までにオーダー用紙を提出しますが、そのオーダー用紙の右側にリレーに申し込んでいない選手を起用する場合にその種目などを記入する欄がありますので必ず記入します。次のオーダー用紙の見本の赤枠内です。

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時々この枠に、リレーに申し込んでいる選手の他の種目のことまで記入してオーダー用紙を提出するチームがあります。リレーに申し込んでいる選手の時は記入せず提出しましょう。

このルールを上手く利用すれば起用できる選手数が増やせます。
このルールを上手く使って申し込みを行っているケースは増えてきました。

公認大会において、誤った編成でオーダー用紙を提出してくることがあります。
最近数回目にした例です。同じリレー種目に同じ団体・所属のチームが複数申し込みできる場合にチーム間の選手の移動を行うことです。これは公認大会では行えません。
日本陸上競技連盟の見解は、同じリレー種目に同じ所属・団体から複数チーム申し込みを行ったときは、そのリレー種目内では異なる所属・団体のチームという扱いになるためとのことです。


このルールが適用されないとき、「申し込んだ6名以内からの4名」「申し込み時のメンバーの範囲内」というときにリレーには申し込んでなく他種目に申し込んでいる選手をリレーメンバーに起用してくることもあります。

このような誤りでオーダー用紙の再提出となったとき、提出締切時刻に遅れれば欠場扱いになります。

オーダー用紙の提出を行うのが選手や生徒などの場合、監督がすぐ見つからないということがあります。再度監督の署名が必要になることですので慎重に。

しかし記録会等の小規模競技会では、できるだけ多くの選手にリレー競技出場の機会を与えてやりたいという考えから、4人ぎりぎりのメンバー構成で多くのチームをエントリーする団体もあり、第170条10項の適用でチーム間のメンバー変更を一切認めないとすると、当日出場できない選手がでた場合はそのチームの全員が出場の機会を失ってしまうので、何とかしてほしいという要望が日本陸上競技連盟にはあるそうです。
そのような競技会での最終判断は主催者側の決定であり、上記日本陸上競技連盟見解を基本としながらも主催者があらかじめリレーのメンバー変更に関するローカル・ルールを設定して、申し込み時に周知徹底しておけば問題はないとされています。
ただし、最初のラウンドでチームが組めなくなったメンバーがどこかのチームに加わることを認めたとしても、前のラウンドに出場して敗退したチームのメンバーを次のラウンドに進出する他のチームに加えることは認めるべきではないとされています。

主催者がチーム間のメンバー変更を認めることを申し込み時に周知徹底していない場合はチーム間の変更は行えないことになります。


リレーの申し込み、当日起用するメンバーを決めるのに苦労するケースはよくあります。

ルールを上手く利用し、起用できる選手の選択肢を増やしておくのも策です。



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速報、「インハイ.tv」が開設されました。

全国高体連公式インターハイ全国高等学校総合体育大会)応援サイト「インハイ.tv」が開設されました(本記事は平成29年度のインターハイについてです)。

 

 平成30年度インターハイの情報はこちらへ

          ↓

www.usariku.com

 

 

www.inter-high-school.tv

 

遠方であったり学校や仕事などの都合で応援に行けない仲間やご家族など頑張る若きアスリートを応援したい皆さん「インハイ.tv」で応援しましょう!!

平成29年度の最初の競技「ソフトテニス」が 7月23日に競技開始、陸上競技は 7月29日に開始です。

「インハイ.tv」は特別協賛社の大塚製薬のサポートを受け2014年に開設、「全競技インターネット中継」を実現、全30競技の試合の模様を映像と会場からの文字情報(速報)で届ける高体連公式サイトです(※一部配信できない試合があるようです)。

 

 

 

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インターハイのLIVE中継、「インハイ.tv」今年も開設!

※本記事の内容は平成29年度のインターハイのものです。

 

平成30年度インターハイの情報はこちらへ

          ↓

www.usariku.com

 

全国高体連公式インターハイ全国高等学校総合体育大会)応援サイトとして開設された「インハイ.tv」、今サイトを開くと「2016年12月27日(火)をもちまして、サービスを終了させていただきました。多くのお客様にご利用いただき、まことにありがとうございました。」との案内があります。
一部では今年は行われないとの声もありますが・・・

インハイ.tv」は特別協賛社の大塚製薬のサポートを受け2014年に開設、「全競技インターネット中継」を実現、全30競技の試合の模様を映像と会場からの文字情報(速報)で届ける高体連公式サイトです(※一部配信できない試合があるようです)

今年も間もなく開設されます。

視聴は「インハイ.tv」で検索(現時点では昨年の終了の状態です)

遠方であったり学校や仕事などの都合で応援に行けない仲間やご家族など頑張る若きアスリートを応援したい皆さん「インハイ.tv」で応援しましょう!!

開設するという情報は全国高体連の事務局から入手したものです。

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