うさりく先生の陸上教室

 

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陸上競技に関する情報や基礎知識を発信します。陸上競技を始めた人、もっと知りたい人、また、指導者の皆さんにも参考になるブログです。

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選手が身に着けている腕時計などは使用OK。しかし・・・

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前回の記事で競技会のトラック競技では、競技区域内でのタイムを読み上げは禁止と書きました。  


これは競技中の選手以外の人が行うことについてです。競技中の選手が腕時計などでタイムを計測するのは構いません。  

 

    

 

 

競技会のトラック競技では競技区域内でタイムを読み上げることは助力になり禁止であることは前回の記事で書きました。

でも、選手自身が身に着けているストップウォッチなどの機能がついている腕時計などで選手自身が計測するのは構いません。

このことに関するルール(関係部分のみ)、

下記については助力とはみなされず許可する。

競技者本人が携帯もしくは着用して使用する心拍計、速度・距離計、ストライドセンサー、その他の類似の機器。ただし、他者との通信に使用不可能なものに限る。

 

最近はかなり機能が豊富な機器もありますが、ルールに記載のとおり、他者との通信が行える機能があるものは使用できません。

先日行われたある競技会の1500mで腕時計を使用して計測している選手を多数見ました。

スタートの合図とともに自分の腕時計のスタートボタンを押さなければなりません。その操作に手間取りスタートが遅れ、スタート直後の集団での位置取りが後方になる選手がいます。

これ選手によってはかなりの致命的なミスです。
スタート直後の位置取りは大切です。結果に影響することもあります。

フィニッシュの際にもボタンを押すためにフィニッシュに集中できていない選手もいます。

そのためフィニッシュ直前に後続の選手に抜かれているのを見ることもあります。

使用するならスムーズに使えるように練習しておくことが望ましいと思います。

腕時計などを操作している間、脳は走ることに集中できていないことも忘れないでほしいと思います。

 

 

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タイムの読み上げは場所を考えて行おう ~助力になる場合~

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競技会のトラック競技で、タイムを読み上げている人がいます。
1周毎のタイムやスタートからの経過タイムなどです。
このタイムの読み上げ、行う場所に注意しなければなりません。

 

 

   

 

 

競技会のトラック競技で、タイムを読み上げている人をよく見ます。

1周毎のタイムやスタートからの経過タイムなどです。

中には設定(予定)のタイムからの遅れを選手に伝えていることもあります。

このタイムの読み上げ、スタンド(競技区域外)から行うのは問題ないのですが、競技区域内で行うことは禁止されています。

 

まず競技区域について。

このことルール上では次のように定義されています(一部略)。

競技区域は、通常、柵などで物理的に仕切られているが、解釈上、競技が行われ、競技者と関連規則・規定で認められた者のみが立ち入ることのできる区域と定義される。

 

しかし現実には、バックストレート側のスタンドに行くのにトラックの直ぐ外側を通行しなければならない競技場(競技会)があります。

また補助競技場(サブトラック)がない、あるいは使えないためトラックのバックストレートがウォーミングアップのために開放されていることもあります。

つまり、ルールで競技区域内と定義されていると解釈される場所であるのに、競技中の種目に出場している選手や競技役員などではない人がトッラクやそのトラックの近辺(トラック脇など)など競技区域内に立ち入ることができる競技場(競技会)があるのです。

このような競技場でもスタンド(メインスタンド、サイドスタンド、バックスタンド、芝生席も含みます)以外の場所でのタイムの読み上げは競技区域内での行為となりますのでやめましょう。



実際にトラックの直ぐ脇でタイムを読み上げている選手の関係者(チームの仲間や指導者など)を多く見ます。

中にはトラック内に入って読み上げている人も・・・

この行為、安易に考えている人が多いようですが実はそうではありません。

 

ルールでは「助力」という禁止されている行為のひとつです。

※注意:助力に当たる行為はこの他にも多数あります。
 

競技区域内でのタイムの読み上げ禁止についてルールでは次のように記載されています(一部略、関係部分のみ記載)。

審判長より事前に承認を得ない限り、いかなる者も、競技実施場所内で、時間を競技者に知らせてはならない。
本規則に違反し途中経過時間を知らされた競技者は、助力を受けたと見なされ第144条2が適用される。

この記載の中の競技実施場所内とは競技区域内のことです。
 

この記載、2015年度までは「第144条 競技者に対する助力」内にありましたが、2016年度より「第163条 レース」内に移動しました。
第144条に記載されていたことをご存知の方、なくなったのではありませんのでご注意ください。


そして競技区域内でタイムを読み上げる助力を行った場合、次のルールのように扱われます。
これが第144条2項です(一部略、関係部分のみ記載)。 

競技中、競技場内で、助力を与えたり受けたりしている競技者は、審判長によって警告され、さらに助力を繰り返すとその競技者は失格になるということを勧告される。競技者がその種目から失格させられる場合、そのラウンドの記録は無効とするが、前の予選ラウンドの記録は有効とする。

この記載の中の競技場内も競技区域内のことです。

 

競技区域内でタイムよ読み上げる行為、読み上げている人が注意などされるだけでなく、競技している選手に影響する行為です。

審判長に警告され、それでも繰り返し行われるときは失格になることを勧告され失格になるときもあるのです。 

競技区域内でのタイムの読み上げ、選手のためを思って行っていることなのかも知れませんが、選手が失格になることにつながる行為です。

読み上げる場所を考えて行いましょう。

 

もし、そのタイムを読み上げたい付近にスタンドなどの競技区域外がない場合などタイムの読み上げを行って良い場所がわからないときは、必ず大会本部(大会総務)に確認してから行いましょう。

 

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招集後はすみやかに競技場所へ移動しましょう。

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多くの競技会では招集所で招集(点呼)を受けた後、各自で競技場所に移動します。この移動、速やかに行うようにしましょう。

 

 

   

 


規模の大きな競技会では招集(点呼)を受けた後、招集所から競技場所(トラック競技ではスタート地点)へは競技役員などの誘導により出場選手がそろって移動しますが、そうでない競技会では各自で移動することになります。

この記事は各自で移動する場合のことです。

フィールド競技では、その試技場所付近が移動先の競技場所ですが、そこでは選手が来ているかの確認、ナンバーカードの確認、試技順の確認(プログラムに試技順が記載されているが欠場者がいる場合や他種目同時出場選手がいるなどで試技順がかわることがある)、練習試技の説明、競技に関する注意や競技方法の説明、衣類の広告(メーカーのロゴのサイズや数など)の確認などが競技役員より行われます。

練習試技は競技開始前に行われますので、競技開始時刻より前の時間帯です。

速やかに移動しないと、練習試技の回数が減ってしまったり、時には行えないこともあります。


トラック競技では、スタート地点付近(リレーの第2走者以降は各スタート地点付近)が競技場所です。
そこでは、選手が来ているかの最終確認、ナンバーカードや腰ナンバー(腰番)が正しくつけられているか、衣類の広告(メーカーのロゴのサイズや数など)の確認などが行われます。一般的に「最終コール」と呼ばれることが多いものです。

速やかに移動せず、この確認を受けず出場する組のスタート前の準備の時刻になっても選手がいないと欠場として扱われてしまうこともあります。

また多いのは、移動はしてきているのにチームの仲間などと話し込み、確認が行われていることに気付かない選手です。

そもそもスタート地点付近では静かにするものです。

 

競技場所の競技役員には招集所で招集を受けたか否かの情報が回ってきています。


競技役員はできる限りスムーズに競技に出場させてあげたいという気持ちで対応していますが、来ない選手のために競技の開始を遅らせるわけにはいきません。

 

招集所で確認されたことと同様のことも行いますが、競技にのぞむ姿を最終確認できるのは競技場所でのことです。
招集後に寒さ対策などでユニフォームの下にタイツなどを身に付けたり、待機中の上着などを着替えたりする選手もいます。
また組やレーン、試技順に実際に出場選手を確認できるのも競技場所です。
競技前最後の重要な確認などです。

 

招集を受けた後は速やかに競技場所に移動し、そこでの競技役員の確認や呼び出しなどを待ちましょう。
 

 

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大(胸用)、小(背中用)~ナンバーカードの大きさ~

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第72回国民体育大会(えひめ国体)の陸上競技が開催されましたが、使用されているナンバーカード、胸用と背中用としてかなり大きさの違うものが配布されています。
ナンバーカードは陸上競技での呼び方です。他の多くの競技ではゼッケンと呼ばれるものです。

 

 

   

 


第72回国民体育大会(えひめ国体)の陸上競技(以下「国体」)が10月6日より愛媛県松山市愛媛県総合運動公園陸上競技場 (ニンジアスタム)で開催されていますが、この国体で使用しているナンバーカード、背中用が決まっていて胸用と比べてかなり小さな大きさ、トラック競技で使用する腰ナンバー標識(通称「腰ナンバー」「腰番」)より小さく見えるくらいです。

 

このナンバーカード、大きさもルールで規定があります。
国内競技でのみ適用されるルール、

〔国内〕ナンバーカード(ビブス)の大きさは、横24㎝以内×縦20㎝以内とし、数字の大きさは縦最低6㎝~最高10㎝とする。

この国内ルール、今年度にかわったものです。

昨年度までは、

〔国内〕ナンバーカード(ビブス)の大きさは、横22㎝~24㎝×縦18㎝~20㎝とし、数字の大きさは縦6㎝~10㎝とする。

横22cm以上、縦18cm以上という規定がありましたが、それがなくなり今年度からは最大サイズの規定だけになったのです。

でも実際にはナンバーカードに印字される数字の大きさに縦最低6㎝~最高10㎝という規定がありますので、その高さの数字が入る大きさ以上にはなります。

胸用、背中用それぞれ個別の大きさの規定はありません。


国体では、今年度改正されたルールにも則ったかなり小さなものを背中用のナンバーカードとしています。

国体のナンバーカードの番号は、都道府県番号(北海道の1から沖縄県の47)までです。二桁であることもかなり小さくできた要因のひとつでしょう。

そして、国体の競技注意事項には、「着用については、競技規則第143条7、8を厳守すること」と記載があります。

その国内ルールの第143条8には(関係部分を抜粋)、

8. ナンバーカード(ビブス)は配布された形で着用しなければならず、切ったり折り畳んだりあるいはいかなる方法でも見えなくしてはならない。

という記載があります。

この中の「配布された形」「折り畳んだり(してはならない)」という部分を考慮して、今回の国体で使用しているような小さな背中用のナンバーカードにしたのではと思います。

その考慮について。
女子選手のセパレートタイプのユニフォームの背中、生地部分がかなり狭いものがあります。昨年度までの大きさのものでは、背中の生地部分よりはみ出す部分が多くなることがあり、ひらひらとじゃまであったり、自然と折れてしまったり、時にはルールに反しているのですがはみ出した部分を折り畳んでいる選手がいたりします。
これらが起きないように考慮した結果がかなり小さなナンバーカードなのだと想像します。

セパレートタイプのユニフォームの女子選手がこのかなり小さなナンバーカードを背中につけているのを見るとこのサイズで良いと思えるものです。

選手にとってもつけやすく良いことなのではないでしょうか。


今国体では選手ひとりに大きなナンバーカード2枚と小さなナンバーカード2枚が配布されています(胸・背・トレーニングシャツ・手荷物用)。
運営側の立場でみると小さなナンバーカード、コスト面でも安価なはずです。運営費の節約にもつながるものです。

 

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第72回国民体育大会(えひめ国体)~山縣選手、多田選手100m9秒台への挑戦~

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第72回国民体育大会(えひめ国体)の陸上競技(以下「国体」)が10月6日より愛媛県松山市愛媛県総合運動公園陸上競技場 (ニンジアスタム)で開催されます。この大会も男子100mなど見どころが満載です。

 

 

   

 


第72回国民体育大会(えひめ国体)の陸上競技(以下「国体」)が10月6日より愛媛県松山市愛媛県総合運動公園陸上競技場 (ニンジアスタム)で開催されます。

国体は都道府県の対抗戦です。

陸上競技は、男女それぞれ成年(学校年齢の大学生以上)、少年A(学校年齢の高校2,3年生)、少年B(学校年齢の中学3年生と高校1年生)の部からなり、男子計29種目、女子計27種目(それぞれリレー1種目を含む)の競技があります。

都道府県選手団は、監督2名、選手29 名(男子19名以内、女子19名以内)計計31名以内で編成、監督、選手の兼任は1名としその場合参加選手を30名とすることができます。

そうです。男子の場合28種目(リレーを除く)ですが、選手は19名以内(監督・選手の兼任がない場合)、全ての種目に異なる選手を出場させることはできません。

ですから各都道府県、対抗得点が取れそうな種目など、どの種目に選手を出場させるかその選手選考に頭を悩ませる競技会でもあります。

都道府県1種目1名、同一人はリレーを除き2種目まで出場できます。

リレーチームの編成は、 男女とも成年、年少A、少年Bから各1名、残りの1名はどの部門の選手でも構わないというものです。

対抗得点は、1位8点、2位7点、3位6点・・・7位2点、8位1点、全種目、リレーも含め同じ得点です。

また参加点というものがあり、男女それぞれ1種目でも競技に出場すれば10点がもらえます。

都道府県対抗ではありますが、リレーを除くと個人種目です。

個人種目では、先月の第65回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会100m日本歴代2位タイ10秒00(+0.2m/秒)で優勝した山縣亮太選手セイコー)や全日本インカレで桐生祥秀選手(東洋大学)の9秒98の盛り上がりに隠れてしまいましたが自己記録を更新する10秒07を出した多田修平選手関西学院大学)もエントリーしています。

特に山縣選手や多田選手は100mで9秒台への挑戦ができる年内では最後の全国規模の大会です。

その成年男子100mの 予選は10月7日 12:00、準決勝は10月7日 14:45、決勝は10月7日 16:50 競技開始予定です。

決勝はテレビ放映も予定されています。

 

オンエア情報(予定)

NHK教育Eテレ
 10月6日(金)15:45~17:00
 10月7日(土)16:00~17:00 

 

関連サイト

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain スタートリスト(愛媛陸上競技協会HP内)

http://ehime-rikujyo.jp/05_taikai/h29/2900_kokutai/sl.pdf

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 出場者記録トップ10(愛媛陸上競技協会HP内)

http://ehime-rikujyo.jp/05_taikai/h29/2900_kokutai/top10.pdf

 

 f:id:usariku:20170423184004p:plain 競技日程・スタートリスト・競技結果(松山市実行委員会特設サイト) 

kirokukensaku.net

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 競技日程(愛媛陸上競技協会HP内)

http://ehime-rikujyo.jp/05_taikai/h29/2900_kokutai/tt.pdf

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 大会要項(日本陸上競技連盟HP内)

http://www.jaaf.or.jp/files/competition/document/1001-1.pdf

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 競技注意事項(愛媛陸上競技協会HP内)

http://ehime-rikujyo.jp/05_taikai/h29/2900_kokutai/cyui.pdf

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 松山市で開催される国民体育大会公式サイト(松山市実行委員会特設サイト)
www.matsuyamacity-kokutai.jp

 

f:id:usariku:20170423184004p:plain 国民体育大会公式サイト
www.ehimekokutai2017.jp

 

注目選手だけでなく現在お住いの都道府県、ご出身の都道府県などの選手も是非応援しましょう。 

  

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レーンに分かれて行うトラック競技の曲走路でのスタート

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レーンに分かれて行う400mまでのレース(4×200mリレー、メドレーリレーそして4×400mリレーの第1走者を含む)のうち曲走路でのスタートで、手をつく位置の誤りを注意することが最近増えているように感じます。

 

 

   

 

 

スタートに関するルールです(一部)。

400mまでのレース(4×200mリレー、メドレーリレーそして4×400mリレーの第1走者を含む)において、クラウチングスタートとスターティング・ブロックの使用は必須である。位置についた時、競技者はスタートラインおよびその前方のグラウンドに手や足を触れてはならない。「On your marks(位置について)」の合図の後、競技者は自分の割当てられたレーン内のスタートラインの後方の位置につく。

 

 

最後の部分に「競技者は自分の割当てられたレーン内のスタートラインの後方の位置につく。」と記載されています。

 

100mは110mH、100mHなど直走路でスタートす場合は選手が横に並んでいるので位置についたときとなりのレーンに入ることは少ないのですが、200mや400m、400mH、4×100mリレー、4×400mリレーなど曲走路でスタートを行う場合は選手は次の写真のように階段状に並びます。

4×100mリレーの第1走者

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外側のレーンの選手がいるのは前方です。

多くの選手はスタート直後を直線に走るようにスターティングブロックをレーン内の右寄りにセットします。

曲がって走るより直線に走る方が加速しやすいからです。次の写真の黄色矢印方向に走ろうとするのです。

4,5レーンの黄色矢印

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当然スタートの位置もレーン内の右寄りになります。

 

次の図は曲走路のスタート地点のイメージ図です。

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ルールに記載の「自分の割当てられたレーン内のスタートラインの後方」とは次の写真の青線の内側です(青線も含みます)。

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スタートライン左側(内側)のレーンラインは含まれず右側(外側)のレーンラインは「自分の割当てられたレーン内」に含まれます

 

右寄りにスターティングブロックをセットすれば、選手の「On your marks(位置について)」の合図の後の姿勢で右手をつく位置が右側のレーンライン(となりのレーンとの境目のライン)に近付きます。

 

ライン上には手をついても構いませんが、写真の赤楕円(だえん)付近に手をつく選手がいます。

しかし、ここは自分に割り当てられたレーン内ではありません。この部分(写真の赤楕円付近)に手をついてはいけないのです。

確かにとなり右側のレーンに真横に並んで選手はいません。となりの選手を妨害することにもなりません。曲走路の右側(外側)ですので走る距離が短くなることもないので問題ないと考える選手がいるようです。

でも実際には右側に行くほど、スタート直後に直線方向に走りやすくなり選手には実質的な利益があるとも考えられます。

 

また当然ですが、ライン上は境目が明確ではありませんが、写真右側にある赤矢印の部分スタートライン上ですので触れていけないところです。

 

先日行われたある競技会では、指先が出ている選手が数名いました。

中には手全体が出ている選手もいました。

これらはNGです。

 

自分の割当てられたレーン内のスタートラインの後方の位置につく」、きちんと守りましょう。

 

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競技会での小学生のスタート

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小学生の短距離走や4×100mリレー(第1走者)、ハードル競技のスタートは、ほとんど全ての競技会でクラウチングスタートでもスタンディングスタートでも構わないとなっています。

 

 

   

 


全国小学生陸上競技交流大会(各都道府県の予選会を勝ち抜いてきた選手、チームが出場できる小学生の全国大会)の開催要項には、 

スタートはクラウチングスタートを原則とするが、スタンディングスタートも認める。 

と記載されています。

他の多くの競技会では、 

スタートはクラウチングスタートでもスタンディンググスタートでも構いません。 

というような記載が大会要項や競技注意事項にあるます。

小学生短距離走や4×100mリレー(第1走者)、ハードル競技のスタートは、ほとんど全ての競技会でクラウチングスタートでもスタンディングスタートでも構わないのです。

因みに中学生以上ではクラウチングスタートが義務付けられています。

 

この記事は小学生の短距離走や4×100mリレー(第1走者)、ハードル競技のスタートのことです。


クラウチングスタート

「On your marks(位置について)」の合図(小学生は日本語の場合が多い)の後、競技者は自分の割当てられたレーン内のスタートラインの後方(フィニッシュ方向に向かって手前)の位置につきます。両手少なくとも片膝(かたひざ)がグラウンドに両足はスターティング・ブロック(スターティング・ブロックを使用しないときはグラウンド)と接触していなければなりません。
「Set(用意)」の合図で競技者は手とグラウンド、足とスターティング・ブロックのフットプレート(スターティング・ブロックを使用しないときはグラウンド)との接触を保ちながら、速やかに最終のスタート体勢に構えます。
スターターは、すべての競技者が「Set(用意)」の構えで静止たことを確認した時点で、信号器を発射します。
これがクラウチングスタート、腰をかがめ、しゃがんだ姿勢からのスタートです。

 

スタンディングスタート

ルールでは「立位スタンディング・ポジション)」で行うスタートと表現されており、「On your marks (位置について)」の指示の後、競技者はスタートラインに近づき、スタートラインの後ろ(フィニッシュ方向に向かって手前)でスタート体勢をとります。
競技者はそのとき(片手または両手)がグラウンドに触れてはならず、そして足や手(片手または両手)がスタートラインやその前方のグラウンドに触れてはいけません
スターターは、すべての競技者が「Onyour marks(位置について)」の構えで静止したと確認した時点で、信号器を発射します。 


小学生短距離走や4×100mリレー(第1走者)、ハードル競技でのスタンディングスタートでは、「Set(用意)」の合図で上記のスタンディングスタートでの「Onyour marks(位置について)」の合図でスタートラインに近づいた後の構えをとります。
「Onyour marks(位置について)」の合図では、スタートラインに近づき、ラインの後方(フィニッシュ方向に向かって手前)の位置でラインに触れないように直立します。これが小学生の短距離走や4×100mリレー(第1走者)、ハードル競技でのスタンディングスタートです。

 

小学生のスタートでの誤り

多いのがスタートラインに触れること、「位置についての合図の後いつまでも静止しないこと、一度静止してから周りを気にして横を見たりすること、「用意の合図の後いつまでも静止しないことなどです。

普段の練習ではできていても競技会で緊張するとできないこともあります。
これらについては注意するとほとんどの選手が正そうとしてくれます。

またときどき見かけるのがクラウチングスタートをしようとしているようなのですが、「位置について」の姿勢で膝(ひざ)がグラウンドに触れていないこと、中腰の姿勢になっていることです。

このことを審判員として注意するのには多少配慮が必要です。
片方または両方の膝(ひざ)が地面についていないといけないといいうことまでは説明できますが、もし選手が片膝だけを地面につけようとした場合、どちらの膝とまでは言えないのです。

普通に考えると、後ろ側の脚の膝なのですが、ルールでは片膝の場合どちらの膝とまでは決められていません。

ですからこのようなときは、「つき易い方の膝」という言い方をします。


審判員はルールに反していることは注意しますが、ルールに反していないことを指導する立場にはありません


この審判員による指導についてスタンディングスタートでよく見ることで個人的には不正確だと思っていることがあります。
審判員も親切心でやっていることだとは思うのですが・・・ 

それはレース前の試走(スタート練習)のとき「用意」の合図で構える姿を肘(ひじ)をしっかり曲げて腕ふりを静止したかのような腕の形にするようにさせている審判員がいることです。

ルールには腕の形についての規定はありません。大切なのは構えて静止することです。
腕をリラックスさせた下がり気味でも、だらっと下げていてもその姿勢で静止していれば構わないのです。

でも実際にはスタートのやり方がわからない(忘れた?)選手もいます。
その選手に「位置について」の合図での姿勢、「用意」の合図での姿勢を説明しなければならないことがあります。

私もこの場所の審判員(出発係)を行うことがあるのですが、説明しなければならないときは「用意」の合図の後の腕は「しっかり構えても、下げても何でもやり易い形で良い。ただしその形でしっかり身体を静止させるように」ということをいくつかの姿勢を実際に見せながら説明します。
ポイントはルールに反することがなく選手がやり易いようにさせるということです。 

 


他にあったどちらかというとめずらしいケースです。
今年開催されたある小学生の競技会でのこと、その競技会もスタートはクラウチングスタートでもスタンディングスタートでも構わないというものでした。

ある小学6年生の選手が試走の際に立った姿勢から三点スタートを行いました。

三点スタートとは、両足と片手を地面につけ、クラウチングスタートの腰を上げた姿勢に近い態勢で行うスタートで、主に低い姿勢から走り出すスピード練習などのスタートで用いられるスタート方法です。

三点スタートは練習でのスタートです。
ルールに照らし合わせてもクラウチングスタートでもスタンディングスタートでもありません。

このとき審判員であった私はまず選手に質問です。

「競技本番でも今と同じスタートを行いますか?」

中には試走の際にはスタンディングスタート、競技本番ではクラウチングスタート行う選手もいます。ですからまず上記の質問です。

回答は「行う」ということでした。

そうなると手をつくことの説明です。

クラウチングスタートなら両手をつかなければならず、スタンディングスタートなら手をついてはいけないことを身振り手振りをつけて説明しました。

選手は「わっかた」と答え、私は「もう一度練習しますか?」と尋ねましたが、選手は「大丈夫」と言い行わなかったのでそのまま競技にのぞませました。

いざ競技、その選手はクラウチングスタートを行いました。
多少ぎこちないようには見えましたがルールに反してはいませんでした。

 

この選手はあるクラブチームから参加している選手だったのですが、このクラブチームの選手、他にもスタートラインに手や足が触れるなどで注意をされる選手が多数いました。


これは選手より指導者の問題です。

普段の練習からきちんと練習させてあげてほしいものです。

 

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第65回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会

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第65回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会が開催されています。先日100m9秒台で盛り上がった学生チャンピオンを決める第86回日本学生陸上競技対校選手権大会(全日本インカレ)の次は社会人チャンピオンを決める大会です。この大会も100mなど見どころが満載です。

 

 

   

 


大阪のヤンマースタジアム長居第65回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会が開催されています。

男子100mには山縣亮太選手(セイコー)、藤光謙司選手(ゼンリン)、飯塚翔太選手(ミズノ)、ケンブリッジ飛鳥Nike、オープン参加)といった昨年のリオデジャネイロオリンピックや今年の世界陸上ロンドン大会で活躍した選手がエントリーしています。
その100mの予選24日午前10時35分競技開始です。

 

スタートリスト・競技結果(一般財団法人大阪陸上競技協会HP内)

競技別一覧表


競技日程

http://www.jita-trackfield.jp/jita/wp-content/uploads/2017/05/2017_Osaka_kyouginitei.pdf


大会公式サイト

www.jita-trackfield.jp

 

 

さてこの大会、個人的にすばらしいと思うことが行われています。

競技レベル向上に役⽴ててもらうことを目的にウォーミングアップ見学会が開催されています。募集人数も昨年の100名から150名に増えました。対象は関⻄地区の中学⾼校⽣とその指導者、見学種目は100m予選のウォーミングアップです。

大阪ガス陸上競技部監督の小坂田淳氏の解説もあります。


今大会のウォーミングアップ見学会参加募集資料

http://www.jita-trackfield.jp/jita/wp-content/uploads/2017/05/2017_Osaka_Wup_kengaku.pdf

注意:今回の募集は終了しています。

 

私も実際にこの見学会は見たことがないので詳しい内容はわかりませんが、募集資料を見る限りたいへん良い試みだと思います。


このような試み、今後各地に広まってほしいものです。

  

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陸上競技はマイナースポーツ? ~報道から見る陸上競技~

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桐生祥秀選手(東洋大学)が100m 9秒98(+1.8m/秒)というすばらしい日本新記録を樹立しましたが、報道各社もこのニュースを大々的に取り上げました。しかし中には誤った情報も・・・ 

 

 

   

 


福井県の福井運動公園陸上競技場で開催された第86回日本学生陸上競技対校選手権大会(全日本インカレ)の男子100m決勝で、桐生祥秀選手(東洋大学)が日本人初の公認記録9秒台、9秒98(+1.8m/秒)というすばらしい日本新記録を樹立しました。

テレビ、新聞、webニュースなど様々なマスメディアでこのことが取り上げられました。

陸上競技が注目されるのは陸上関係者として喜ばしいことですが、中には誤った情報もありました。

陸上関係者にとっては当たり前のことなのですが・・・

あるテレビの情報番組では、

 

写真判定について「初めての9秒台なので1000分の1秒までしっかり見るように指示があった。」と出演者が説明していました。

タイムを計測するのではありません。写真判定システムが合成した選手の写真が画面に表示され、選手のトルソーの位置を判定するのです。そして判定すれば、このレースに限らず1000分の1秒まで計測されるのです。

詳しくは、次の記事です。 


また、風力について、「2m以上風が吹くと参考記録になってしまう。

スタートからゴールまで100m全体の風の平均値。」と司会者が説明していました。

まず追い風参考になるのは2m以上ではありません。2mは公認です。ですから正しくは2mを超える参考です。

そして、100mの風力計測計の位置はフィニッシュから50m手前の地点のトラックの内側で、計測時間はスタートの信号器の号砲から10秒間の、10秒間の平均風力です。

これについて詳しくは、次の記事です。 


更に『スタータは男子100m決勝では「吹き流し」を見ながら号砲を打った』とフリップを用い説明していました。

吹き流しの位置は風力計測器の近くややフィニッシュ寄りです。
特にこのレースのときは、走幅跳の結果表示盤が設置されていたためスタート地点から55m以上離れたところに置かれていました。

 

スタータがスタートの信号器を打つときや打つ直前に吹き流しを見ることはあり得ません。選手の動きを注視しています。この瞬間にも選手の動きによっては注意をしたり、不正スタートと判断することなどがあるからです。

しかもスタータから50mほど離れたほぼ真左の位置に吹き流しはあります。選手から目を離してその位置を見ることはあり得ません。

このときトラック外側で実施されていた走幅跳の助走路脇にも吹き流しがありますが、それでも目を離すことになります。

走幅跳の吹き流しとトラック内側の吹き流しの動きは必ずしも一致しているとは限りません。スターターならそのことは承知しているはずです。

 

最後に桐生選手が見事な記録を樹立した要因を「後半の伸び」と説明していました。

どの選手、あのボルト選手でさえ100mで後半伸びることはありません

このことも記事にしています。 

 

これに関する資料が 公益社団法人日本学生陸上競技連合から公開されています。

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資料提供 公益社団法人日本学生陸上競技連合

 

後半伸びているのではなく、後半の減速率が少ないのです。

 

ひとつの番組で少なくとも上記のような誤りがありました。

テレビの情報番組です。スポーツ担当者が関わっていないのでしょうか?

陸上競技を知った担当者がいないのでしょうか?

 

それとも陸上競技はマイナーなスポーツなのでしょうか?

残念な内容でした。

 

 

 

  過去の記事一覧f:id:usariku:20170501233717p:plain

 

 

 

桐生祥秀選手 9秒98 ~写真判定結果~

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桐生祥秀選手(東洋大学)が100m10秒の壁を破る 9秒98(+1.8m/秒)というすばらしい日本新記録を樹立しましたが、そのレースの結果を証明するのが写真判定結果の写真です。 

 

 

   

 


福井県の福井運動公園陸上競技場で開催された第86回日本学生陸上競技対校選手権大会(全日本インカレ)の男子100m決勝で、桐生祥秀選手(東洋大学)が日本人初の公認記録9秒台、9秒98(+1.8m/秒)というすばらしい日本新記録を樹立しました。

樹立した競技会を統括する加盟団体日本陸上競技連盟に成績を速やかに連絡し、記録を確認するために必要な資料を揃え送付し日本新記録申請を行います。


その際添付する資料中に2枚の重要な写真があることは既に記事にしました。  

 

そこでも説明している写真判定システム(電気計時)の判定結果写真、フィニッシュの記録、すなわちトルソー(頭、首、腕、脚、手または足を除く胴体)がフィニッシュ地点に到達したした時の記録を証明するものです。

この実際のレースの結果写真を公益社団法人日本学生陸上競技連合様のご了解を得ましたので掲載します。

 

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 写真提供  公益社団法人日本学生陸上競技連合

 

 

写真判定システムのモニタ画面で判定を行うのですが、その画面には1000分の1秒まで表示されます。

確定した結果の写真が上のもので、そこでは100分の1秒になっています

桐生選手の9秒989秒971から9秒980の何れかです。 

写真判定結果の写真の下にある目盛りを見る限り、かなり9秒980に近い記録です。9秒978か9秒979だったのではないかと想像します。

公認記録では日本人初の9秒台、歴史が変わった瞬間を証明する写真です。

 

写真の先頭は桐生選手ですが2着は多田修平選手(関西学院大学)、多田選手も自己新記録の10秒07、日本歴代7位というすばらしい記録です。

 

写真判定装置による記録測定のことなどは次の記事で説明しています。 

 

  過去の記事一覧f:id:usariku:20170501233717p:plain

 

 

 

競技会の申し込み(エントリ―)は慎重正確に

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競技会に申し込み、競技会当日に申込内容に誤りがあったと申し出て来ることがあります。必ず受け付けられるとは限りません。

 

   

 


競技場で行われる競技会の申し込み(エントリ―)は、ほとんどの競技会で電子データ(エクセルなど)により行われています。

プログラムや競技会で使用する競技運営システムでの選手の氏名や学年、性別、エントリー種目などはその電子データに基づいています。

つまり、申し込みのデータをそのまま使用しているのです。

ですからプログラムに記載されている氏名などの誤りのほとんどは申し込み者側の誤りです。

この記事では申し込み者側に責任がある誤りについてのことです。

競技会によっては競技会当日、選手の氏名などの訂正を受け付けていますが、その訂正内容により受け付けてもらえないこともあります。

例えば、種目を誤って申し込みしたので変えてほしいということです。

この場合は基本的に受け付けてもらえないと考えた方が良いでしょう。

これを認めてしまうと、申し込みで種目を決めてもらっていることに意味がなくなります。

また、「誤った」という理由自体が事実であるか確認できないものでもあります。
実際にはないと思いたいことですが、申し込み後に他の種目に変えたくなったときに「誤り」を理由にすることもできます。

わかりやすい「誤り」は氏名や性別、選手の氏名や性別が証明できるときは「誤り」です。

ただし性別の誤りは種目変更になります。必ず受け付けてもらえるとは限りません。

最近ときどきあるのは、氏名の漢字が特殊な文字(JIS規格外)の場合の文字化け、申し込み者が自身のパソコンなどでは外字として登録しているものをそのまま申し込みのデータとして使用、プログラムや競技運営システムなどでは表現できず文字化けすることです。

中には種目変更などを受け付ける競技会もあります。

最終的に訂正を受け付けるかは主催者の判断によります。

先日、実際に情報処理関係の競技役員として競技運営に関わったある競技会で、申し込みで種目を誤ったので変えてほしいという申し出がありました。主催責任者の判断は「受け付けない」でした。
厳しいと思われるかもしれませんが、例外をつくると他を断れないということも理由のひとつです。

申し込み者側からみると一人だけかもしれませんが、競技会で多数となれば、競技会の運営自体に支障を来すこともあり得ます。

申し込みに際しては、慎重に、正確に。

 

  過去の記事一覧f:id:usariku:20170501233717p:plain

 

 

 

ゼロコントロールテスト ~日本新記録申請に添付の資料~

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桐生祥秀選手(東洋大学)が100m10秒の壁を破る 9秒98(+1.8m/秒)というすばらしい日本新記録を樹立しました。樹立した競技会を統括する加盟団体は日本陸上競技連盟に必要な資料を揃え送付しなければなりません。日本新記録の申請を行うのです。

 

   

 


福井県の福井運動公園陸上競技場で開催された第86回日本学生陸上競技対校選手権大会(全日本インカレ)の男子100m決勝で、桐生祥秀選手(東洋大学)が日本人初の公認記録9秒台、9秒98(+1.8m/秒)というすばらしい日本新記録を樹立しました。

日本新記録を樹立した事実は誰もが知っていることですが、樹立した競技会を統括する加盟団体日本陸上競技連盟に成績を速やかに連絡し、記録を確認するために必要な資料を揃え送付しなければなりません。日本新記録申請を行わなければならないのです。

その際添付する資料がいくつかあります。その中に2枚の重要な写真があります。

1枚は写真判定システム(電気計時)の判定写真、フィニッシュの記録、すなわちトルソー(頭、首、腕、脚、手または足を除く胴体)がフィニッシュ地点に到達したした時の記録を証明するものです。

次のような写真です。(写真はイメージです)

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記録を証明する重要な写真です。

 

もう1枚、重要な写真を添付しなければなりません。

それはゼロコントロールテストの写真です。

 

ゼロコントロールテストの説明の前に写真判定システムの作動についてルールには、

第165条14⒝
写真判定システムは、スターターの合図によって自動的に作動するものとし、ピストルの発射音または同等の可視指示と計時装置の時間差が安定的に0.001秒以下であるようにする。

という記載があります。

写真判定システムは、スターターの信号器(ピストル)の合図から0.001秒以下に作動しなければならないのです。

写真判定システムで判定された記録に注目が集まりますが、システムが正しく作動されなければなりません。

そのことに関しルールに次のような記載があります。

システムが自動的にスターターの信号器の合図で承認された写真判定装置が第165条14⒝に定められた時間内(つまり0.001秒以内)で正しく作動するかどうかのゼロ・コントロールテストを、各セッション(午前の部または夜の部)の開始前に実施しなければならない。

写真判定システムがスターターの信号器(ピストル)の合図から0.001秒以下に作動することを確認することがゼロコントロールテストです。

 

ではそのテストどのように行うのか、審判員の運用マニュアル(ハンドブック)には(一部略)、

フィニッシュライン上にスタート信号器(ピストル)を置き,スタート信号器を発射(閃光を写真判定装部置で捉える)したときの閃光と計時システムが動作した時間の差を測定する。
この結果は,プリントし写真判定主任・トラック審判長がそれぞれ確認のサインをして総務に提出する。
【確認方法】
⑴ フィニッシュラインにスタート信号器(ピストル)を置く。
⑵ 写真判定装置を手動モードでスタートさせる。
⑶ スタート信号器を発射する。閃光またはフラッシュの光が撮影される。スタート信号により計時装置が0.000からスタートする。
⑷ 写真に撮影された閃光またはフラッシュの光の部分をトルソーと同じように判定する。
判定点は,光始めた位置にカーソルを合わせたときの時間表示を読みとる。時間表示が0.000秒からマイナス0.001秒の値であれば作動するまでの時間は0.001秒以下であり規定どおりと確認できる。

いろいろと書いてありますが、簡単に説明すると、

フィニッシュ地点の地面にスタート信号器(ピストル)を置いてスタート信号器を発射し、記録の判定を選手のトルソーで行うのと同じように、そのときの閃光またはフラッシュの光の部分を判定します。

つまり、スタート信号器の閃光またはフラッシュの光の部分スタートと同時フィニッシュしているということです。

その判定結果が0.000秒からマイナス0.001秒の値であれば作動するまでの時間は0.001秒以下であり規定どおりとなります。

その判定結果のイメージが次の写真です。

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写真中央辺りに白い部分がありますが、それが閃光またはフラッシュの光です。その光始めた位置にカーソルを合わせ判定します。写真縦線が判定した位置です。

判定結果は欄外下に時間(記録)として出ています。

この記録(位置)が0.000秒からマイナス0.001秒の値であればOKです。

万が一0.001秒を超える誤差が生じている場合、その要因の一つとして発光の遅れが考えられます。その対応策として、信号器(ピストル)を接続方法が異なるものにしてみる、信号器の親機本体の紙雷管挿入部分をフィニッシュライン上に設置し、発煙と発光の両方を撮影してみるなどがあります。
これらの対応でも0.001秒を超える誤差がある場合には、写真判定の記録は規則に違反しており公認されないことになります。


競技会のときフィニッシュ地点で審判員が行っているところを見かけることがあります。
フィニッシュ地点で審判員がスターターの信号器(ピストル)をフィニッシュ地点に置いている時がその時です。

ゼロコントロールテスト 公認大会では必ず行われることです。 

 

 

 

フィニッシュのこと、写真判定装置による記録測定のことなどは次の記事で説明しています。 

 

  過去の記事一覧f:id:usariku:20170501233717p:plain

 

 

桐生選手の9秒98、世界では?

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桐生祥秀選手(東洋大学)が100mを9秒98(+1.8m/秒)で走りました。その記録、日本人初の9秒台ですが、世界的に見るとどの程度の記録なのか・・・

 

 


福井県の福井運動公園陸上競技場で開催された第86回日本学生陸上競技対校選手権大会(全日本インカレ)の男子100m決勝で、桐生祥秀選手(東洋大学)が日本人初の公認記録9秒台、9秒98(+1.8m/秒)というすばらしい日本新記録を樹立しました。

その記録は世界的に見てどの辺りに位置するものなのかを独自に検証してみました。

この記事で扱っている記録や人数、年齢を求めるための誕生日などは国際陸上競技連盟(IAAF)のサイトから引用しています。

国際陸上競技連盟のサイトには、100mを10秒10以下で走った選手の記録が公表されています。そこには桐生選手の9秒98も既に掲載されています。従って9月9日時点の最新のデータとして扱います。

またここで扱う記録は写真判定装置(電気計時)によるものです。手動計時は含みません。
ドーピング違反などで記録を抹消された選手も含みません。

 

まず、9秒台で走った選手の数は桐生選手を含めて陸上競技の歴史上126名です。

桐生選手の記録は9秒98は、99番目の記録です。

そして桐生選手と同じ9秒98の自己記録を持つ選手は12名います。

9秒98以下の記録で走った選手は110名です。

でもこの数字には既に引退したなど現役でない選手も含みます。現時点で現役の選手を限定するのは困難です。

そこで、歴代の人数だけでなく、単純に今年2017年の12月31日現在の選手の満年齢で人数を見てみました。
ただしボルト選手のように引退した(現役でない)選手も含まれる場合があります。

次の表です。9秒台ではなく桐生選手と同じ9秒98以下の自己記録を持つ選手の数です。

自己記録が9秒99の選手は含みません

日本と歴代の人数が複数の国は国別に数値を出しています。日本を除く国で国内に9秒98以下の自己記録を持つ選手が1名しかいない国は「他の国」としてまとめています。

 

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想像できたと思いますが、アメリカが歴代人数を含めどの年代も多数を占めています。
続いて多いのがジャマイカです。

年代別に9秒98以下の自己記録を持つ選手の数は、

35歳以下68名、
30歳以下44名、
25歳以下24名、

そして桐生選手と同年代の 22歳以下は、たった4名です。

そうです。あのアメリカでも2名ジャマイカには1名もいないのです。

 

桐生選手の記録がいかにすばらしい記録であるかがわかります。

 

 

しかしこの数字は9秒98以下の自己記録を持つ選手をひとまとめにしたものです。

記録の違いは考慮されていません

世界の歴代記録と上記の年代別の記録と順位が次の表です。

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順位がとんでいるいるところは同記録の選手がいるため。例えば25歳以下の8位の次が13位なのは8位と同記録が計5名いるため。
(赤字部分9月12日8:39 追記)

 

22歳以下が4名しかいないといってもトップとは 0.16秒 の差です。

他の各年代別を見てもトップ3とは 0.1秒以上の差があります。

それをもっとも実感しているのは桐生選手でしょう。

桐生選手、記録樹立後に、「世界のスタートラインに立ったところコンスタントに 9秒台が出せるように」と語っています。

 

日本人にとって大きな壁であった10秒00、それを見事に破った桐生選手、大きなプレッシャーからも解き放たれた瞬間だったと思います。

これから更に前進してくれることでしょう。


他の日本選手にも「日本人初」というプレッシャーはなくなりました。

桐生選手に続く選手がひとりでも多く出ることを望みます。

 

 

  過去の記事一覧f:id:usariku:20170501233717p:plain

 

桐生選手、100m 9秒98 その時の速報値は9秒99

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桐生祥秀選手(東洋大学)が100m10秒の壁を破る 9秒98(+1.8m/秒)というすばらしい記録を樹立しました。その時の速報値は9秒99、その速報値について。

 

 


福井県の福井運動公園陸上競技場で開催された第86回日本学生陸上競技対校選手権大会(全日本インカレ)の男子100m決勝で、桐生祥秀選手(東洋大学)が日本人初の公認記録9秒台、9秒98(+1.8m/秒)というすばらしい日本新記録を樹立しました。

これまでの日本記録は、伊東浩司氏が1998年12月に記録した10秒00。

桐生選手、伊東氏共にレース後の速報値9秒99でした。

そして確定記録は桐生選手が9秒98、伊東氏が10秒00、速報値は同じなのに確定記録で明暗がわかれました。

 

 

フィニッシュのこと、写真判定装置による記録測定のことなどは次の記事で説明しています。 


 

速報値や確定記録は次のような表示盤に表示されます。

競技場や競技会によって表示盤自体があったりなかったり、置かれているものが一部であったりもします。表示内容が異なる機種もあります。

今回のインカレでは色こそ違いますが(インカレでは黄色、写真は今年の関東インカレのもの)同じ並びの表示盤が使用されています。3つの表示盤の組み合わせです。

一番左側が風力、中央左の赤数字がレーン番号、中央右の白数字がナンバーカードの番号、一番右側が記録です。

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速報値は、写真判定用のカメラで撮影された画像、確定(正式)記録とは関係ありません

下の写真のようにトラック外側に置いてある三脚に設置された機器(「ビーム」と呼ばれます)と、トラック内側の写真判定用カメラの脚に取り付けられた機器ビーム。黄色線で示した部分、右上の写真が斜め横から見た拡大写真)があります。

競技場、競技会によってはトラック内側もトラック外側と同じ三脚のものがあります。

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このふたつのビーム(機器)の間を赤外線が通っています。

その赤外線を選手が遮った(さえぎった)ときにタイマーが止まります

この記録が速報値です。

イメージ図

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陸上競技のフィニッシュは、

胴体(即ちトルソーのことで、頭、首、腕、脚、手または足とは区別される)のいずれかの部分がフィニッシュラインのスタートラインに近い端の垂直面に到達したことで決める。

です。

トルソーの位置で決まります。

速報値は赤外線を遮ったところなのでトルソーとは限りません
腕(うで)で遮ることもあります。
リレーならバトンで遮ることもあります。



このように計られた速報値は次のように表示されます。表示されるのは記録のみです。今回のインカレでの右側ふたつの表示盤です。図にはありませんが左側にある風力を表示する表示盤には風力は表示されています。この風力はレース後すぐに表示されます。の条件が公認か(追い風が2m/秒を超えていないか)はすぐにわかります。

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写真判定装置で作成された画像で判定された確定記録が決定すると次のように表示されます。

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このようにレーン番号、ナンバーカードの番号、記録が表示され速報値が確定記録の表示になったことになります(機種によりレーン番号と記録だけのものもあります)。

選手にはこの確定までの時間が長いのです。速報値と同じか良いか悪いかも大いに気になります。

桐生選手も競技後のインタービューで速報値の9秒99が10秒00にならないようにと祈っていたと言っています。

 

でもこの速報値、表示しなけらばならないというルールはありません。

ですからビームの感度や精度、設置に関するルールなどもありません。

あくまでも速報値、参考値です。

時には選手がフィニッシュラインを通過してもタイマーが停止しないこともあります。

 

では仮にフィニッシュ地点(フィニッシュラインのスタート寄りの縁)上に赤外線が通るように設置され、精度も高いとしたなら、どのようなときに速報値より確定結果が良くなり、またどのようなときに悪くなるか・・・

 

速報値より確定記録が良い時は、

選手のトルソーがフィニッシュ地点を越えてからビームの赤外線が遮断された時。

次のイメージ図はフィニッシュ時を横から見たもので青線のフィニッシュ箇所がフィニッシュライン通過後に赤丸の赤外線を遮断しているため速報値が悪くなります。左は背の高い人が胸を突き出すようにフィニッシュしたとき、右は背の低い人が身体を反る(そる)ような姿勢でフィニッシュしたときをイメージしてください。赤丸と青線の差が速報値と確定記録のタイム差です。

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速報値より確定記録が悪い時は、
前に振り出した腕(うで)でビームを遮ったときなどトルソー以外の部分が先にフィニッシュラインのビームを遮ったときです。

全日本インカレの女子100m決勝では速報値より100分の3秒確定結果の方が遅くなっています。動画を見ると手で速報値用のビームの赤外線を遮っていると思われます。

最近高校生男子などでよく見る片腕を前に突き出すような(パンチするような)姿勢でのフィニッシュでその腕先(手先)がビームを遮った場合は、腕の長さ近く分タイムが悪くなることもあります。これは速報値と確定結果の差のことで確定結果自体が悪くなるという意味ではありません。

 

今回の桐生選手の日本新記録のときは速報値が9秒99、確定記録は9秒98でした。

桐生選手はフィニッシュの際、上体を前に突き出すような姿勢をほとんどとっていません。そのまま走り抜ける感じです。 身長も175cmで特に高い方ではありません。

どちらかというと速報値の精度が高いなら、確定結果が速報値より良くなることが少ないタイプです。

しかし実際には速報値より100分の1秒速い確定記録になりました。



ここからは個人的な推測です。

このレース(他の競技の映像をみると「この競技会」)、速報値の方が良くなることが少ないようにわずかですがビームの位置をずらしていたのかもしれません。

レースを動画サイトやテレビ放映で見ているとそう思える映像がいくつかあります。
フィニッシュラインを真横から見た映像です。

テレビでは数局比べてみましたがTBSのものがわかりやすい映像です。

それらの映像をみるとトラック外側のビームがフィニッシュラインを超えた先に設置されています。

トラック内側のビームは写真判定用カメラの脚に取り付けられているため定位置です。

つまり、トラック内側から外側のビームに向かっての赤外線のスタート地点からの距離が徐々に長くなっているのです。

桐生選手が走ったのは5レーン、ビームの赤外線はわずかですがフィニッシュ地点を超えたところを通っていると想像します。

確定記録9秒98は、写真判定では9秒971から9秒980、あのビームのずれが速報値より確定結果が良くなった要因かもしれないと思います。

もしこのビームの設置位置に速報値を悪くするという意図があったのなら、それもひとつの方法だと感じました。

ルールに反していることでもありませんし、速報値より確定結果が良い方が選手にとっても喜ばしいことです。

実際になぜビームがあの位置に設置されていたか本当の理由はわかりませんが、ビームの設置経験がある者としては気になるところです。

 

 

日本人初の100m9秒台、身震いするレースでした。

改めて、桐生祥秀選手おめでとうございます。感動をありがとう。

 

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2種目以上の競技に同時に出場するときは申し出ること

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同時に2種目以上の競技に出場する時は必ず申し出ましょう。競技会によっては書面の提出が必要な場合もあります。

 

 


競技会で同時にトラック競技とフィールド競技あるいは2種目以上のフィールド競技に出場する選手が、後から招集(点呼)が行われる競技の招集完了時刻までに招集に来ないで遅れて来る、あるいは招集を受けずに競技場所に行くことがあります。

これは招集を招集完了時刻までに受けていないことになるのですが、ほとんどの選手が他の種目に出場していたことを理由にします。

そのようなことは関係ありません。招集完了時刻までに招集を受けなければ競技に出場できません欠場となります。

しかし、他の競技に出場していて次の競技の招集に行けないときがあるのは事実です。

そこで競技会によっては、そのような時、定刻、例えば最初の種目の招集開始時刻前までに「2種目同時出場届」などと呼ばれる用紙を記入し招集所に提出するなど、書面で申し出る(提出する)ことを義務付けていることがあります。大きな規模の競技会で多いことです。

書面の提出がない競技会では、先に招集を受ける競技の招集の際に、他の競技に同時出場することを招集所の競技役員に申し出ます。

つまり、後から招集が行われる競技の招集を書面や申し出で先に済ませてしまうのです。

この時、後から招集が行われる競技のナンバーカードや腰ナンバー(トラック種目、この時渡されることが多い)、スパイク、ユニフォームなどを確認されることがありますので通常の招集と同じ準備をしていきましょう。

招集を受けたか否かは選手の出場の意思を確認するだけでなく、競技運営上にも必要な情報です。

ルールに、

競技者が、同時にトラック競技とフィールド競技あるいは2種目以上のフィールド競技に参加する時には、審判長は1ラウンドに一度、走高跳および棒高跳で各試技に一度、競技会に先立って決めた順序によらないで、その試技を許すことができる。もし、競技者がその後の特定の試技に不在の時、その試技時間が過ぎれば、パス扱いとなる。
〔注意〕 4ラウンド以上の試技が行われる競技会では、最終ラウンドで異なる順序で試技を行うことを認めてはならないが、それ以前のラウンドでは認めることができる。
〔国内〕 走高跳および棒高跳においては、事前に申告し無効試技扱いとすることができる。

という記載があり、同時に複数競技出場する場合、フィールド競技の試技順などを変更してもらえることがあるからです(競技規則第142条3確認のため)。

トラック競技が先に開始される場合は、トラック競技終了後ただちにフィールド競技の競技場所に移動し、移動してきたことを競技役員に申し出、また、フィールド競技の途中でトラック競技や他のフィールド競技に出場するときは、フィールド競技の競技開始前にフィールド競技の競技役員にその旨を申し出ます。

フィールド競技の途中で他の競技に移動するときや他の競技から戻ってきたときにも競技役員に伝えます。

伝えずに出て行く、戻ってきているといことがないように。
選手の試技順になってその選手がいない、どうやら他の競技に行ったようだなんてことがよくあります。その様なことがないように必ず競技役員に伝えます。

フィールド競技からトラック競技に移動するとき、腰ナンバーを付け、跳躍種目でナンバーカードを胸と背中の両方に付けていないときは両方に付けるのを忘れずに。

実はこのような選手結構います。ナンバーカードや腰ナンバーを取りに遠くまで行くことになる選手もいます。時間がなく競技の前に走らなければならないことも。このために競技開始時刻に間に合わなければ欠場となることもあります。十分注意してください。

トラック競技で組数が多く、後の方の組で競技に出場する場合、次の競技の招集までに時間があるようにみえても、実際にはほとんど時間がないことがあります。
フィールド競技は競技が終わる時間がはっきりしません。遅くなり次の競技の招集時刻になってしまうことがあります。

もしそうなりそうだと思われるタイムテーブル(競技日程)のときは先の招集の際に招集所の競技役員に確認しましょう。

ただし、明らかにはなれた時刻の競技、例えば一つ目の競技が午前中で次の競技が夕方などというときに、2種目に出場すると招集所に申し出て来る選手がいます。これは受け付けてもらえません。

2種目以上が同時に重なるときです。その日に2種目以上ではありません。

招集は余裕を持って、2種目以上同時に出場する選手もきちんと上記のような招集の手続きを。 

 

  過去の記事一覧f:id:usariku:20170501233717p:plain